皆さんこんにちは! 初めまして、外国語学部フランス語学科1年のあーさんです。
上智大学に入学してもう半年が過ぎました。早い! 今までの記事だと第315号『いばらのフランス? 鬼のイスパ?』でちょこっと登場した程度の新参者なので、温かい目で見ていただけると幸いです!
早速ですが、私ことあーさんは上智学生記者クラブ以外にもいろいろサークルを掛け持ちしています! 今回の記事ではそのうちの1つ、「めぐこ」について、そして一大イベント「チャリティーコンサート」について紹介したいと思います。
めぐこの概要
「めぐこ-アジアの子どもたちの自立を支える会-」は、インドやフィリピンの子どもたちに教育の機会を提供することを目的に、学生主体で活動を展開するNGO団体です。
この団体の歩みは1975年、上智大学を中心とした学生たちが「恵まれない子どもたちに愛の手を!」をスローガンに掲げたことから始まりました。以来、街頭募金活動やチャリティーコンサートなどを通じて学費支援を続け、2024年には50周年を迎えました 。
めぐこの3つの理念
- 「顔の見える支援」
毎年、めぐこのメンバー内でスタディツアーを実施しています。スタディツアーでは、インドとフィリピンを隔年交互に視察しに行きます 。このような機会を設けることで、支援者と支援を受ける子どもたちの双方がその成長を実感し、支援者としての責任感を共有することを目指しています。これにより、単なる寄付活動にとどまらない、持続可能な支援の形を構築しています。 - 「同じ人間同士」
経済的な理由で教育を受けられない子どもたちに対し、可能性を引き出す手助けをすることを理念とし、上下関係ではなく平等な立場での交流を重視しています。したがって、スタディツアーの際はできる限り現地の職員の方と寝食を共にしたり 、児童が普段どのように過ごしたりしているのかを学びます。 - 「ライフスキルの再考」
学費支援を受けた子どもたちが自立し、地域社会や国の発展に貢献することがめぐこの最終的な目標です。この目標を達成するために活動していく中で、めぐこ側も、自らの生活を見直し、どのような社会貢献をすることで、持続可能な社会を築けるのか、探求するきっかけを提供します。
めぐこの主な活動
街頭募金
毎月2回ほど日曜日に、四ツ谷駅麹町口前にて街頭募金を行っています。
めぐこ一同、四ツ谷駅前で街頭募金活動へのご理解とご協力をお願いしていると、足を止めていただける方や募金にご協力いただける方も多くの支援者様の温かさを感じています。
一大イベント「50周年記念同窓会」、「チャリティーコンサート」について
2024年12月14日(土)には、上智大学10号館講堂にて「50周年記念同窓会」、並びに「めぐこ チャリティーコンサート 2024」が開催されました。
1、 五十周年記念同窓会
今年度で50年を迎えるめぐこでは、現メンバーと卒業生方 で50周年同窓会を開きました。同窓会では、卒業生の方達からの励みの言葉いただきました。お話の中で印象深かったのは、登壇者の方達の皆さんがいかにめぐこから大きな影響を受け、それが今の自分に繋がっていると述べられていたことです。皆さんがいかにめぐこに思い入れがあるのかを肌で感じられる貴重な機会でした。
2、チャリティーコンサート
このイベントでは、めぐこの支援者、出演者のファン、上智大学生、国際協力に関心のある方など約200名様の観客が参加してくださいました。本コンサート では、Jazz研究会、Jay and TNC Brightness Singer、そしてNobu-Kさんなど数々のアーティスト様の演奏、そして最後にめぐこ部員とアーティスト、そして観客の皆様がマイケル・ジャクソンの「Heal The World」を合唱して幕を閉じました。年齢を超えたつながりを実感することができました。
なお、チャリティーコンサートでの利益は全額、インドとフィリピンの教育支援施設、計15か所に送金されました。
50周年という節目を迎えて
「めぐこ」が活動を続けて50年。これは、学生たちの熱意と持続的な支援の仕組みが功を奏した結果です。支援者が「顔の見える支援」を実感し、教育を受けた子どもたちが地域社会や国の発展に寄与する。この循環が、次世代に向けた新たな希望を創り出しています。
チャリティーコンサートは、支援者や参加者に「支援とは何か」を考えるきっかけを提供するとともに、支援先の子どもたちが自立する未来をサポートする一歩となる大切な機会となりました。今後もインドとフィリピンの子供たちの為に頑張りたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございましたっ!