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上智のいまを発見

Beyond Africa-Sophia Bringing AFRICA Together-⑤
-学びと交流が生み出した新たなつながり-

2026.06.05

上智大学 アフリカWeeks 2026を終えて

これまで5回にわたりお届けしてきた「上智大学アフリカWeeks特集」も、今回で締めくくりとなります。

2026年5月8日(金)から5月25日(月)にかけて開催された「上智大学 アフリカWeeks 2026」では、学内外を問わず多くの人々が集い、アフリカについて学び、考え、交流する機会が生まれました。今年は第10回という節目の年でもあり、トークセッションやシンポジウムに加え、模擬アフリカ連合会議(MAU)など、多彩な企画が実施されました。それぞれのイベントを通して、アフリカを多角的な視点から捉え、普段の生活ではなかなか触れることのできない価値観や課題について考える時間となったのではないでしょうか…?

また、本学の学生だけでなく、高校生や他大学の学生、一般の方々など、幅広い世代・立場の方々にご参加いただいたことも印象的でした。会場では活発な意見交換や交流が行われ、アフリカWeeksが「学びの場」であると同時に、「新たなつながりを生み出す場」となっていたように感じています。ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました!

アフリカWeeks 2026は閉幕を迎えましたが、この期間に生まれた対話やつながりは、これから先もさまざまな形で広がっていくと思っています。イベント期間中には、アフリカに関する社会課題や文化、歴史、国際協力など、多岐にわたるテーマが取り上げられました。参加者それぞれが新たな視点に触れ、自分自身の関心や価値観を見つめ直す機会になったのではないかと思います。

また、今年のアフリカWeeksを通して改めて感じたのは、

「上智大学には学部や立場を越えて、多様な人々がつながり合える環境がある」

ということです。

アフリカに関心を持つ学生や教員、地域の方々が集まり、一緒に学び合う姿は、まさにアフリカWeeksならではの魅力でした。この経験が、今後さらに新たな交流や学びへとつながっていくことを願っています。

そして最終回となる第5弾の記事では、Africa-Japan-Cultural-EventSAFICsをご紹介します。

音楽と踊りがつないだ文化交流~Africa-Japan-Cultural-Eventを通して~

5月17日(日)の午後、アフリカと日本、それぞれの文化を通して交流を深めることのできる「Africa-Japan-Cultural-Event」が開催されました。

イベント全体を通して感じたのは、「文化」は言葉だけではなく、人と人をつなぐ大きな力を持っているということです。国籍や言語、育ってきた環境が異なっていても、同じ時間や空間を共有することで自然と距離が縮まり、新しい交流やつながりが生まれていくことを実感しました。会場には終始温かく明るい雰囲気が流れており、イベントが始まる前から「どんな出会いや体験が待っているのだろう」と、とてもワクワクしていました!

イベントは開会の挨拶から始まり、その後には伝統衣装の紹介が行われました。参加者それぞれが伝統衣装を身にまとい紹介していましたが、同じ「伝統衣装」であっても国や地域によって色使いやデザイン、込められている意味が異なっており、とても興味深く感じました! 日本の着物や浴衣にも地域や場面ごとの特徴があるように、アフリカの衣装にも文化や歴史、人々の思いが反映されていることを知ることができました。特にアフリカの衣装は色鮮やかなものが多く、会場全体が華やかな雰囲気に包まれていたことが印象的でした。衣装を見るだけでも、それぞれの国の文化や個性に気づくことができ、まるで世界を旅しているような気持ちになりました。

続いて行われた踊りを通した文化交流では、日本側からソーラン節が披露され、その後にアフリカのダンスパフォーマンスが行われました。ソーラン節では、日本らしい「力強さ」や「団結感」を改めて感じました。掛け声や息の合った動きには迫力があり、日本文化の魅力を再認識する機会となりました。

一方で、アフリカのダンスはとても「エネルギッシュ」で、練習が始まると会場は一気に熱気に包まれました。踊る人たちの笑顔が印象的で、その姿に引き込まれるように多くの参加者も自然と笑顔になっていました。文化を通じて人と人とがつながる楽しさを実感できるひとときでした。

特に印象的だったのは、ダンスには

「言語を超えて人をつなぐ力がある」

ということです。言葉が完全には通じなくても、音楽に合わせて一緒に踊ったり、リズムを共有したりすることで自然と一体感が生まれていました。その瞬間、「踊りは世界共通なのだ」ということに気づくことができました。日本とアフリカではダンスのスタイルや表現方法に違いがあるものの、「楽しむ」「人とつながる」という根本的な部分は共通しているように思いました。

その後の交流の時間では、さまざまな人と話すことができました。実際にアフリカ出身の方やアフリカに関心を持つ学生たちと話す中で、自分が今まで知らなかった考え方や価値観に触れることができ、とても刺激を受けました! 同じテーマについて話していても、人によって感じ方や考え方が異なり、「世界には本当に多様な価値観があるのだ」と改めて実感しました。また、将来についての考えや文化に対する捉え方など、人それぞれの話を聞くことができたことも非常に面白く、自分自身の視野が広がるような感覚がありました。

さらに、交流の場は終始和やかな雰囲気に包まれており、初対面同士でも自然と会話が弾んでいたことが印象的でした。互いに興味を持ちながら話すことで、新たなつながりが生まれていく様子を間近で感じることができました。普段の生活ではなかなか出会うことのできない人々と交流できたことは、自分にとって本当に貴重な経験だったと思います。

今回のイベントを通して、「文化交流」とは「お互いを理解しようとする姿勢そのもの」なのだと実感しました。アフリカについて学ぶだけではなく、実際に人と関わり、一緒に踊り、会話をすることで、アフリカの文化や人々をより身近な存在として感じることができました。

イベントの最後には、「今日学んだこと」や「今後挑戦してみたいこと」を付箋に書き、桜とバオバブの木をモチーフにしたボードに貼る企画が行われました。「とても楽しかった」「またいろいろな踊りを一緒に踊りたい」など、イベントを通して交流を楽しんだ声が多く寄せられていたことが印象的でした。一人ひとりの思いが集まり、会場全体が温かい雰囲気に包まれていました。

「Africa-Japan-Cultural-Event」は、本当に楽しく、学びの多い時間でした。会場には笑顔があふれ、音楽や踊りを通して人と人がつながっていく様子がとても印象的でした。イベントが終わった後も、「また参加したい」「もっといろいろな文化に触れてみたい」という気持ちが強く残っています。今回得た経験や出会いを大切にしながら、これからもさまざまな文化や人々との交流を続けていきたいです!

繋がる想い、咲かせよう未来。~桜とバオバブが育む共生の輪~

「Africa-Japan-Cultural-Event」終了後の集合写真

SAFICs~上智大学とアフリカをつなぐ国際協働プログラム~

上智大学では、アフリカとの国際協働を通してグローバルな課題に向き合う人材育成を目的とした教育プログラム「SAFICs(Sophia Africa Future Initiatives for Collaborations)」が展開されています。SAFICsは、文部科学省「大学の世界展開力強化事業(グローバル・サウスとの大学間交流形成支援)」において、タイプⅡ:アフリカ諸国に採択された取り組みであり、日本とアフリカの学生が共に学び合う実践的な国際教育プログラムです。

SAFICsの大きな特徴の一つは、特定の学部に限らず、さまざまな学部・研究科が連携しながらアフリカについて学べる点です! 総合グローバル学部や国際教養学部、総合人間科学部、地球環境学研究科などを中心に、アフリカ研究、国際協力、開発、環境問題、平和構築などをテーマとした多様な講義が開講されています。基礎科目から専門科目、実践型科目まで幅広い授業が展開されており、学生は自らの専門や関心に応じて学びを深めることができます。

また、SAFICsでは、知識を学ぶだけでなく、「協働」を重視した教育が行われています。COIL(オンライン国際協働学習)を活用した授業では、アフリカの協定校の学生とオンライン上で交流しながら、共同学習やディスカッションを実施しています。異なる文化や背景を持つ学生同士が意見を交わすことで、多角的な視点や新たな価値観に触れられることも、このプログラムの魅力の一つです。

さらに、SAFICsでは実践的な国際交流プログラムも充実しています。短期研修「アフリカに学ぶ」では、実際にアフリカ諸国を訪問し、現地大学との交流やフィールドワークを通して学びを深めます。現地での生活や対話を経験することで、教室だけでは得られない気づきや学びにつながっています。

加えて、日本国内でのフィールドワークとして実施されている「SADO Project」も特徴的な取り組みの一つです。佐渡島では、地域コミュニティや環境問題、持続可能な社会づくりについて学びながら、地域住民との交流や現地調査を行います。日本国内の地域課題とグローバルな課題との共通点を考えることで、より広い視点から社会課題について理解を深める機会となっています。

そして、SAFICsは毎年開催される「アフリカWeeks」とも深く関わっています。トークセッションやシンポジウム、模擬アフリカ連合会議(MAU)、Africa-Japan-Cultural-Eventなど、多彩な企画を通して、学内外の多くの人々がアフリカについて学び、交流する場が生まれています。アフリカWeeksは、アフリカをより身近に感じ、新たな視点や価値観に出会うきっかけになっています。

SAFICsは、「アフリカについて学ぶ」だけではなく、「アフリカと共に学ぶ」ことを大切にしているプログラムです。多様な学問分野や人々との交流、そして国内外での実践的な経験を通して、学生たちは新たな視野を広げています。今後もSAFICsを通して、上智大学とアフリカとのつながりはさらに広がっていくことと思っています。

上智大学 SAFICs ロゴ

おわりに

5回にわたりお届けしてきた「アフリカWeeks 2026」特集も、今回で最終回となります。

これまでの記事では、アフリカWeeks 2026のイベントの様子に加え、実際にアフリカへ渡航した学生へのインタビュー、そして立ち上げ当初から活動に携わってこられた山崎瑛莉先生へのインタビューなどを通して、さまざまな視点からアフリカWeeksの魅力を紹介してきました。アフリカWeeksの魅力や思いが、少しでも伝わっていれば幸いです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

今回の連載を通して思ったのは、

アフリカWeeksが多くの人にとって「新たな視点と出会う場」になっているイベントである

ということです。

インタビューでは、実際にアフリカを訪れた経験や活動への参加を通して、自分自身の価値観や考え方が変化したという声が多く聞かれました。それぞれの経験や思いが重なり合うことで、アフリカWeeksならではの温かく活気ある雰囲気が生まれているのだと感じました。

また、記事執筆や取材の中で印象的だったのは、「アフリカへの関心のきっかけが人によって大きく異なっていたこと」です。授業やイベント、友人との交流、現地での体験など、その入り口はさまざまですが、一人ひとりが自分なりの形で学びを深めていました。そうした多様な関心や背景が集まることで、新たな対話やつながりが生まれているのではないでしょうか…?

私自身も記事執筆を通して、多様な文化や価値観に触れることの面白さを改めて実感しました。アフリカWeeksが、参加する人にとって新たな学びや挑戦につながる機会になればと思っています。ぜひ皆さんも、アフリカに触れ、新たな一歩を踏み出してみてください!

また、8月頃には「WITH AFRICA」の雑誌公開も予定されています。アフリカに関するさまざまな視点や学生たちの思いが詰まった内容となっていますので、ぜひそちらも楽しみにしてください。

改めまして、5回にわたりお読みいただき、誠にありがとうございました!