こんにちは。上智大学公式LINE@SOPHIATOPICSのお時間です。
テスト真っただ中の上智生の皆様お疲れ様です。受験生の皆さんもラストスパートの時期、頑張ってください!
さて、今週は「あなたの知らない上智の世界」第二弾!!公式パワーを使って普通なら入れないところに入ってしまおう!というこの企画。
今回はどこへ向かったのかというと、こちら!!
わわ、何やら怪しげな表情をした男が…
これだけでもどこかなんとなくわかった人もいるでしょう。
これだけではわからないという人は、次の画像をご覧ください。こちら!
これでおわかりでしょう。ここは裁判所です。そして、先ほどの男は被告人です。被告人にはどのような判決が下せられるのでs…
「ん?上智の中に裁判所? 裁判所なんて大学の中にあるわけないし、でもこの記事は上智内のスポットを紹介するものだし…」
そう思ったあなた、鋭いです。
そうです。ここは裁判所ではありません!!!(怪しげな表情をしていた人も被告人ではありません)
というわけで今回訪れたのは、2号館の2階にある「模擬法廷」です。
それにしてもあまりにも実際の裁判所に似ていて驚きです。恐らくこの写真を「東京地方裁判所四谷支部(※)」として人に紹介してもほとんどの人は疑わないのではないのでしょうか?
※編集部注:そんなものは存在しません
実際のところ、模擬法廷は誰がどのような目的で使っているのでしょうか?
疑問を持った我々は実際の授業で模擬法廷を使っていらっしゃるという上智大学法科大学院の西尾健太郎教授にお話を伺ってきました。
記者A 早速ですが、模擬法廷はどういう場面で使われるのですか?
西尾教授 実際の裁判と同じようなことを教材として学生達が裁判官役、検察官役、弁護士役に分かれて、実際の記録を用いて裁判を行います。
実際の裁判の手続きを行うことを通じて、法律への理解を深めることを目的としています。
記者A そういった授業は学部と大学院両方あるのですか?
西尾教授 法科大学院だけです。証人尋問を行ったりもしますが、その場合は被害者役だったりを、もともと法科大学院に在籍していて司法試験に合格した卒業生に協力して頂いて演じてもらったりしています。
記者A 大学の学部生が模擬法廷に入るということはありますか?
西尾教授 法科大学院の施設なので学部生が使うということは想定しておりません。
記者B 僕は法学部の生徒なのですけど、入ったことはなかったですね。
記者A この模擬法廷は、実際の法廷と何か違うところはあったりしますか?
西尾教授 いえ、実際の法廷とほぼ一緒です。実際の裁判と同じように席の後ろの扉から裁判官役の生徒は入ってきますよ。
記者A 授業を含めて上智大学ならではの特色はあったりしますか?
西尾教授 上智大学全般に言えるかもしれませんが家庭的で学生の距離感が近い印象がありますね。一人一人の学生の顔が見えるのが凄くいいところだと思います。
西尾教授がおっしゃっていたように模擬法廷は、法科大学院の設備です。普段は普通の教室として使用していますが、模擬裁判の授業があるときに設営するそうです。
模擬法廷は2号館2階にありますが、実は2号館2階には他にも法科大学院の設備が勢ぞろいです。法科大学院専用図書室や200席の法科大学院専用自習室などがあります。
この記事を読んでいる皆さんも思い返してみると、2号館の2階を使ったことはないのでは?それは、法科大学院生が勉学に励めるようにいわば専用フロアになっているからだったんですね。
今回のSOPHIA TOPICSはここまで! 次回は受験生に向けた応援企画、見逃すな!
ライター
峠
取材協力
新聞太郎
てつけん