2021.08.30
2021.08.30
こんにちは。今年の秋と言えばラグビーW杯、日本代表の活躍もあり、盛り上がりましたね。この記事の執筆時点では準決勝前ですが、今度の土曜日に行われる決勝もめちゃくちゃ楽しみですね。
そんな今回のテーマは、「学内キャッシュレス事情」! ラグビー全く関係ありません(笑)。ただ、ラグビーと並ぶ今のトレンドと言えばキャッシュレス決済ではないでしょうか。
10月から開始された「キャッシュレス・消費者還元事業」の影響もあり、人々の支払い手段が徐々に変わってきていると言われています。この記事を読んでいる方でもあまり現金を持たなくなったという方もいるのでは?
世間では徐々に広がっているキャッシュレス決済、この上智大学でもその波が波及しているのでは?? 財布を忘れて人にお金を借りたり、昼ご飯を食べそびれることがよくあった私にとって、手持ちの現金がなくてもご飯が食べられるかどうかは死活問題!
と、いうことで学内の食堂・売店を調べ上げてきました!
財布を持っていない私が今持っているものは、大学まで連れてきてくれた定期券。そして、現代人にとって命と同程度に大事なものと言われている、スマートフォンです。
まず向かったのは2カフェ。食券を買って注文するスタイルなので、「ダメか……」と思ったその時!!
のぼりが目に飛び込んできました! 普段から利用している皆さんはとっくにご存知でしょうが、2カフェの券売機ではこのように交通系ICカードでも支払い可能です。券売機システムで、現金以外が使用可能なのはこの2カフェだけです。11カフェ・ハラルカフェでは使えないのでご注意を。
ただ、私のPASMOの残額はわずか二桁円……。定食はおろかカレーも頼めなかったため、別の場所へ向かいます。
皆さんおなじみPRONTOが運営している2店舗。こちらでは現金以外に、交通系ICカード・クレジットカード・非交通電子マネー(iD・Edy)が利用可能なようです。
店長の小林さんによると、現在の利用状況としては「現金5割・交通系ICカード2割・クレジット2割・非交通電子マネー1割」とのことです。半分の利用客が現金を使っていないというのは、かなり驚きです。また、今後の支払システムは、現在の学生の状況などを鑑み、今のところ変更の予定はないそうです。
スマホは持っていたものの、iD・Edyをやっていなかった私の漂流はまだ続きます。
今日の私の所持品は定期とスマホのみ。ということは当然筆記用具にルーズリーフも忘れてしまっています。授業を受ける前にこの2つは調達しようと、紀伊國屋書店にやってきました。
紀伊國屋書店・統括マネージャーの青柳さんによると、今は現金・クレジットカード・交通系ICカード・図書カードの利用が可能とのこと。そして、以前は7割だった現金が、10月に入り6割5分と徐々に減少の兆しを見せているようです。
青柳さんは、「消費者還元事業の効果か学生さんの意識の変化かはわからないが、今月に入ってから今までにはなかった傾向が見られるようになってます」とコメントして下さいました。
「還元が2%じゃなくて5%の店、珍しいよなあ」と思いつつ、また何も買えなかった私はもう一度9カフェの売店に戻ることにしました。
お腹を空かせきった私が向かったのはお弁当デリのコーナー。
今年度から上智昼食界に殴りこんできたニューカマーとして知られるお弁当デリ。こちらでは現金とスマホ決済(PayPay・LINE Pay)が利用可能です。春学期までは現金オンリーでしたが、秋からスマホ決済も利用可能となりました。
毎日150人の利用客の中、スマホ決済を利用する人は当初3人前後だったとか。導入から4週間ほどたった今でも、10人に満たない程度だそうです。隣の9カフェとは違ってこちらは現金の利用者が非常に多いのが特徴的です。
PayPayをやっていた私は、やっとご飯にありつくことが出来ました。長かった……
大学内はまだまだ現金社会。そして交通系IC最強。
今回いろいろなところを回って痛感したのは、交通系ICの汎用性の高さです。食券機で唯一利用可能な電子マネーであり、飲料自販機でも使うことが出来ます。なんだかんだ歴史に裏打ちされた普及度が違いますね。大体どこでもいけます。
そして、いろいろなところを回った結果、大学内はそこまで変わって無い、という現状が浮かび上がってきました。各店舗の皆さんが共通しておっしゃっていたのは、「オフィスワーカーに比べると、学生さんは現金派の人が多い。そのため、今のところ現システムで問題ないと思っている。」ということです。なので、今後も今回紹介した状況が大きく変わることはないのではと思います。
今回のソフィアトピックスは以上です! 次回もお楽しみに!
2021.08.30
2021.08.30