あなたの知らない大学の裏側がここに!
2023.05.26
みなさんこんにちは!あみこです!
最近ぐっと寒くなってきましたね……インフルエンザなども心配ですし、とにかく体調を崩しやすい季節です。これを読んでくださっているあなたが健康であることを願います。
……とか言いながら、今回のテーマは
どう考えても体調悪い人向けだって?いざという時のために、知っておいて損はないはずですよ。ね???
さてさて、突然ですが、質問です。
保健センターに対してどんなイメージを持っていますか?
「……どこ?」
「存在は知ってるけど、入りづらい……」
「具合悪くなったら帰ります。」
様々あると思います。
かくいうあみこも、先日頭が割れるように痛くなり、しかしあと3コマくらい授業があって帰れず、うわあああどうしよーーーーと思い、駆け込んだのは図書館でした。
だって行ったことないんですもの!保健センター!
こんな悲しい思い出を踏まえ、あみこは思いました。
「こんなつらい思いを、他の人にはして欲しくない!高校に保健室があって、大学にないなんてありえない!きっとあの保健センターとかいうのがソレなはずだ!!」
と。
長くなりましたが、まあこの記事を書くきっかけはこんな感じです。割と盛りましたが(主に「」内)。
まず、保健センターなんて見たことも聞いたこともない!という健康優良児ソフィアンへ。
保健センターというのはですね、
ドン
これです。
ホフマン・ホール(課外活動の部室がたくさんあったりハラルカフェがあったりするあそこ)の2階にあります。
え?そのくらい知ってるよって?
まあね。
正直私も場所は知っていました。
というわけで、今回の記事では、もうちょっと詳しく保健センターについて書いていきたいと思います!
保健センターの方々にお話を伺いました!お忙しい中ご協力くださった保健センター長の大出恵美様、看護師の山崎範子様、ありがとうございました!
入学時や進学時にお配りしているこちらのプリント↓
が、保健センターの概要です。このプリントは、来ていただく先生や、曜日の変更があるため、毎年作り替えています。
プリントにある通り、まず健康相談、これは予約制です。健康診断の所見で、学校医の診察が必要だとなると、お呼び出しすることもあります。あとは、看護師が最大で5人常駐していて、怪我や具合が悪くなった時の応急処置もしています。また、医療機関の紹介も行っています。
英文健康診断証明書の発行は、ここでないとできません。就活の時になって英語の証明書をもらいに来て、「こんな所があったんだ」なんておっしゃる方もいます笑。
よくみなさんががっかりされるのは、保険診療をしていない関係から、投薬を行っていないことですね。市販薬もお渡しできません。メインストリートの奥にあるので、わざわざ来ていただいて申し訳ないのですが、薬によるアレルギーは本当に怖いですし、急に症状が出ることもありますから。
また、怪我の場合も、応急処置と、その後病院に行くかどうかの判断のみ行い、1つの怪我を継続的に診る、ということは基本的にしません。
定期健康診断の案内。みなさん、行きましょうね……
……いますね。新入生の受診率は比較的高いんですが。4月の診断に来られなかった人の言い訳を聞いていると、サークルが、とか就活が、とか理由は色々あるようですけど。この診断を受けていただかないと、健康診断証明書の発行ができません。そもそも、学校保健安全法というものがあって、学生さんは1年に1回健康診断を受ける決まりになっています。
そうですね(笑)。
外部の提携機関に行っていただくこともありますが、それは有料ですし、予約も自分で取っていただきます。
だから、というのは本末転倒ですが、この期間中に是非受診してください。
合計時間は内科相談とほぼ変わらないのですが、どの曜日でも予約して相談できるように、という思いがあります。また、新入生の時に書いたマークシートを覚えていますか?あの結果からお呼び出しをして、面接をするので、曜日が決まっていると来づらくなってしまうというのもあります。
体の不調とは違い、精神的な不調はいきなり専門機関に、というのは行きづらいじゃないですか。その分、保健センターは気軽に来られて、場合によっては医療機関への橋渡しもできる所かなと思います。体の不調の場合もそうですが、予防的にも利用できますよ。
あまり利用している方はいないのですが。健康への影響もありますし、タバコはやめていただきたい、というのが保健センターの思いです。何度も通う形の診療を行っていないので継続した禁煙指導はお受けできませんが、お医者さんの紹介はできます。
今度、模擬的な禁煙外来を行います。常勤の先生とは別に専門の先生がいらして、ひとり30分ずつ行っていただきます。先着順で定員12人です。
健康診断の対象者のうち、5%くらいですね。男性が370人、女性は58人となっています。
昨年の延べ数(同じ人が複数回来たものがカウントされる数え方。例えば1人の人が3回くれば、延べ数は3件)は5,115件ですね。
健康診断の後の再検査の方も含まれている数字だというのは1つありますね。急激に増えている、というわけではありませんが、留学生が多くなっているので、英語対応の必要もあり、1人当たりの時間が増えたな、という印象はありますね。
そういうわけではないですが(笑)英語対応の看護師が2人います。医療的な英語になると、医療英語を学んだ看護師の力が必要になります。
ありますね。保健センターが開いている時はほとんど関わっています。対応して、救急車で搬送した方がいいとなったら、です。件数は増えていて、去年は23件でした。課外活動中であったり、体調不良や怪我など、原因は色々です。
できますし、実際いらっしゃいます。仕事中に具合が悪くなった、というような。怪我はあまりないですが。教職員の方の健康診断も1,000人くらいを対象にして行っていて、血液検査の結果で不調が分かる場合もあります。
ありますね。あそこは社会福祉専門学校の保健室も兼ねています。授業も遅いですし、クラブ活動も21時までになりましたよね。看護師が1名待機しています。利用者数は多くはないですが、夜間は病院も開いていないですし、重い怪我であったケースもあり、数字では表れませんが来て良かった、ということが多いです。年間の利用件数は150件ぐらいです。
されません。皆さん気にされるのですが、保健センターからそういった書類はお出しできません。ただ、テストを休まなくてはならないような症状の場合、病院に行くと思うので、必要な場合は診断書(有料)を病院でもらってください。場合によっては、無理をしないで、感染予防のためにマスクをして、病院の案内を渡してテストを受けたらすぐ帰りなさい、みたいな指示をすることもあります。
ギリギリのところまで我慢してしまって動けなくなってしまった、みたいな方が多いですが、とにかく早め早めに!あとは、頭が痛くなりやすい、などの自覚があれば、常備薬などを携帯する、必要なものを見直す、などして自分でも備えて欲しいですね。
保健センターの方のお話、いかがでしたか?個人的には、気になっていたことをたくさん聞けて、嬉しかったです!
さてさて、続きましてこのコーナーでは、保健センターにある設備を、クイズ形式でご紹介します!
全問正解者には、豪華賞品が……!
と言うのは冗談ですが、気軽にチャレンジしてみてください!
それではスタート!
これなーんだ!
正解は……
左:体重・体脂肪計
右:身長・体重計
まあこれは簡単ですね!なんのひねりもありませんよ!
体調が悪かったり、心が疲れていたりしていなくても、ここに来て身長や体重を測りにくるだけでもいいですよ、とのことでした。
「私の方が背が高い!」「いいえ私よ!」
みたいな謎の戦いに決着をつけるべく保健センターに駆けこむのもアリかもしれませんね。(ただし静かにしましょう)
〇〇を探せ!
下の写真は、保健センター入り口付近のものです。
ここから、
① AED
② 車椅子
③ 防災グッズ
を、探してみてください!
……見つかりましたか?
正解は
こちら!
ちなみに①と③を拡大すると
こんな感じですね。
いざという時、思い出していただければ嬉しいです。
車椅子も、学内での呼び出しがあった場合よく出動するのだとか。
なんのためのベッド?
これから4枚ベッドの写真を載せます。なんのためのものか、当ててみてくださいね!
①
②
③
④
正解は……
① 休憩用ベッド
② 処置台
③ 感染症が疑われる方用のベッド
④ 心電図用のベッド
いくつ当たっていましたか?
少し解説を。
まず①。
これはいわゆる「保健室のベッド」ですね。あ、いや、保健センターなんですが。体調が悪くなった方が休むためのものです。ちなみにですが、試験前になると利用者数が増えるんだそうですよ……(寝不足)皆さん気を付けましょう!(←私も)
ところでこの6つのベッド、左右で3つずつ色が違うのですが、何故だかわかりますか?(クイズの中にまたクイズ)……まあ、わかりやすいですね。男女です。真ん中に折りたためる仕切りがあり、必要があればそれを広げて、男女を区切ることができます。中高女子校育ちのあみこは、そんな気遣いがあるのかとびっくりしました。
次は②。
これもある意味保健室っぽいですね。あ、いや、保健センターなん(以下略)。ここはベッドというより台という感じで、ここで患部を冷やしたり、応急処置をしたりしていただけるようです。
さて③。
これも言われてみれば納得でした。インフルエンザなどの感染症の場合、その場で寝ていても良くなることはないので病院に行くことや帰宅を勧められます。ですが、そんな病気の時すぐに動けるとは限りません。というわけで、何かしらの移動手段が調うまでここに留まります。その時、感染症ではないほかの利用者と一緒の空間で寝るのは感染拡大に繋がりかねません。
と、いうわけでこのベッドがあるのです。納得でしょうか?
最後に④。
隣の機械がヒントですね。心電図用のベッドです。お医者さんがいらっしゃる時に使うことができます。
ちなみに、ベッドで休める時間の上限は2時間だそうです。
さて、次がラストの問題ですよ!
保健センターで貸してもらえないのはどれ?
① 爪切り
② カイロ
③ 体温計
……答えは決まりましたか?
正解は
ドン!
① 爪切り
でした!
保健センターに爪切りを借りに来る人、結構いるそうなのですが、ダメなんですよ!こんな張り紙がセンター内に貼ってあります。
やはり衛生的によろしくない、ということだそうです。じゃあ、学校に来て、爪を切りたくなったらどうするの?と思ったあなた。答えはずばり
買ってください。
ちなみに②のカイロですが、温めれば良くなるタイプの腹痛の時などに貸してもらえます。嬉しい。③の体温計はなんとなく予想はついたと思います。貸し出しOKです。体温だけ測りに来て、「あ、大丈夫そう」と思って帰る人、「こりゃだめだ」と休んでいく人、など色々いるそうです。
さてみなさん、今回は保健センターの方へのインタビューとクイズを通して、保健センターについて記事を書かせていただきました。
もちろん毎日健康でいられることが1番ですが、もし体調が悪くなってしまったら、センターの方もおっしゃっていたようにとにかく
早く!!!!
対応してください。保健センターは、その手段の中の大きな1つとして捉えるといいのかな、と個人的には思いました。
繰り返しにはなりますが、ご協力くださった保健センターの皆様、本当にありがとうございました!
11月ももう半ば、みなさん健康に気を付けて、これからの冬を乗り切りましょう!
それでは!
2023.05.26