2023.09.29
みなさんは、東京2020大会のオリンピック聖火リレーに参加した学生がいることをご存じですか? 「他者のために、他者とともに」の理解をすすめ、ボーダレスな共生社会の実現を考えていくための活動をしている「ソフィア オリンピック・パラリンピック・プロジェクト」の学生プロジェクト「Go Beyond」のメンバーで、オリンピック聖火ランナー(2021年7月17日 練馬区)になった地球環境法学科1年の鳴島沙紀さんにお話を伺いました。
Q. 応募のきっかけを教えていただけますか?
今回のオリンピックには復興の象徴という意味が込められていました。私は東日本大震災当時海外に住んでいたので被害の状況をTVを通じて知りました。とても不安な気持ちになっていた私の様子をみて、「大丈夫?」と私や私の家族・友人をまるで自分のことのように心配して励ましの声をかけてくれたのが、当時クラスメートであった世界各国から来ていた友達でした。こうして日本のことを心配して、さらに支援までしてくれた方は本当にたくさんいらっしゃいます。そうした方々に感謝の気持ちと共に復興に向け力強く進んでいる日本を伝えたい、そんな想いで今回ランナーとして走ることを決めました。
Q. 実際に走ってみていかがでしたか?
オリンピックの聖火はギリシャで点火され飛行機に乗って日本にやってきました。聖火ランナーの一人ひとりの熱い想いが込められた火を、自分もランナーの一員として運びつなげたことがとても嬉しかったです。開会式で聖火台に灯った時には本当に感動しました。今回のオリンピックは開催の是非について様々な意見があったと思いますが、やっぱりアスリートたちのエネルギッシュなパフォーマンスに私は心を動かされましたし、たくさんの感動や元気を私たちに届けてくれたんじゃないかと思います。聖火は消え、大会は終わりましたが、私たちの心に灯った光、大会を通じて新たに芽生えた想いを今後もつないでいけたらと思います。
担当者memo|東日本大震災のときの感謝の想いが、聖火リレーの参加につながっていたのですね。聖火ランナーの経験を糧に、1年生の鳴島さんがこれからどのような大学生活を過ごされていくか楽しみにしています!
Go Beyond
東京2020オリンピック聖火リレー
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それでは次回の発見もお楽しみに。
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