新年の抱負はユーモアと共に
2022.01.07
皆さん、こんにちは! 5月に入り、暑さを感じる日も増えてきましたね。
上智学生記者クラブでは記事を作成する際に、ソフィア・アーカイブズの資料を閲覧させていただくことがあります。私も何度もお世話になっています……! そんな学生記者たちにとってかけがえのない存在であるソフィア・アーカイブズは3月末に展示コーナーの大幅なリニューアルをしました。リニューアルが行われるのは30年ぶりだったそうです。
今回の記事では、生まれ変わった展示コーナーの全貌をお見せします!
リニューアルされた展示コーナーは、以前よりも明るい雰囲気になり上智大学の過去から現在に至るまでの歴史が物語的にわかるレイアウトになっています。こちらの映像を見ていただけると、実際に展示コーナーへ行った気分になってもらえるのではないでしょうか……? ぜひ、再生してみてください!
冒頭に登場したソフィア・アーカイブズの入り口へと誘導される長い年表。こちらは、リニューアルされて新たに加わりました。上智大学の歴史を一挙に見られるので、これまでの軌跡を感じることができます。
展示コーナーのリニューアルに携わられた、北篠館長と後藤事務長にお話を伺いました。新たな展示コーナーが完成するまでのあらゆるエピソードをお聞きすることができました。
以前の展示コーナーの写真の並び方にストーリー性がなかったことや、上智学生記者クラブの学生記者さんがアーカイブズに来る機会が増えたことがリニューアルを考えたきっかけとしてあります。また、海外から上智大学に来られた方が、ソフィア・アーカイブズを見学することで、上智大学とはどういった大学なのかを理解してもらいやすいように一貫性がある並び方にする必要があると考えました。
最初の構想からだと1年くらいかかりました。また、実際の展示のレイアウトなどについて話し始めてから完成するまでは半年くらいの時間を要しました。ただ完成間近になって展示エリア内のトッピクの順番は、当初のレイアウトとはがらりと変わっています。
初めは歴代理事長・学長紹介エリアを入口すぐに設置する予定でした。ただ、これまで二人の教皇がいらしたことは、上智大学にとってカトリック大学としてのルーツに係わる事なので、それを入り口に置き、上智大学は国際社会においてどのような展開をしてきたのかということを踏まえて企画展示を見ることができるレイアウトにしました。また地域と大学との関係やキャンパスの変遷については学生も教職員も関心のあるテーマなので、広めにスペースをとって展示しています。
新たな展示コーナーには、いくつかのテーマに分けられた展示がされています。各テーマの見出しを考えることが難しかったです。また、膨大な資料の中から展示室に飾る写真や資料を選定することは、お見せしたい写真や資料が沢山あるからこそ悩みました。
「上智大学と地域のつながり」のエリアにある屏風型の展示です。江戸の切絵図が背景としてあるので、屏風型であると雅でいいのではないかという案が出ました。視覚的に屏風は他のスペースと雰囲気が違うので目を引くところがあり、お気に入りポイントですね。
屏風の足元にはQRコードがあり、読み取ってもらうとキャンパスの変遷ムービーが見られます。理工学研究科の大学院生が作ってくれました。
今回展示コーナーへ行って驚いた上智大学の歴史をピックアップしました。
四谷にある上智大学は皇居から近い場所に位置していますが、皇室の来賓者がいらっしゃったことがあり、その様子を写真と共に知ることができます。2005年には現天皇陛下が皇太子殿下でいらっしゃった時にも来校されています。ここでしか見られない貴重なお写真が沢山ありました。
昔、フレッシュマン・ウィークの最終日とソフィア祭の前夜祭には、学生によるちょうちん行列が行われていました。先頭に応援団、その後ろにはクラブに所属する学生たちがちょうちんを持って連なり四谷界隈を練り歩いていたそうです。
取材を通して、職員の皆さんが上智大学の歴史を魅力的に伝える方法について長い期間にわたり試行錯誤しながら展示コーナーを作られていたことを痛感しました。私はソフィア・アーカイブズに行くと、毎度新たな発見があるのでわくわくの詰まった宝箱のような場所だなと思います。まだ一度も行ったことがないという方も、是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか? 上智大学のまだまだ知らない顔を掘り起こせて、愛校心が増すこと間違いなしです!
2022.01.07