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上智のいまを発見

防災WEEK 2025開催報告

2025.12.18

毎年、学内で防災WEEKを実施している課外活動団体「ソフィアボランティアネットワーク(SVN)」に今年の防災WEEKについてレポートしていただきました。

2025年11月10日から14日の5日間、四谷キャンパスにて開催された「防災WEEK2025」について、実施した5つの企画を中心に報告いたします。

11月10日【地震体験車】

初日は千代田区のご協力のもと、「地震体験」を実施しました。学生の皆様には、最大震度7を想定した地震シミュレーションに参加していただきました。家具の固定や日頃の備えの重要性を改めて認識するきっかけとなったと思います。地震が多い日本でどのように対策したらいいか、身を守るために何ができるのか、防災意識を高める機会になっていたらいいと思います。

11月11日【煙ハウス体験・消火器体験】

2日目は麹町消防署にご協力いただき、煙ハウス体験と消火器体験を実施しました。二つの箇所で実施することで、より多くの学生に参加できる機会を作れたと思います。煙ハウス体験では、煙があるテントに入ってもらい、障害物を避ける体験をしてもらいました。消化器体験では、水が入った消化器を操作していただき、普段使うことのない消化器を火災時に正しく、冷静に使用できるよう練習していただきました。

11月12日【救急救命】

3日目には、上智大学ウェルネスセンターの方々にご協力いただき、AEDの使い方や心肺蘇生の重要性を体験し、学んでいただきました。自分の力で何をすることができるか、どのように使えばいいのかを知っていただくことで、緊急時にもためらうことなく行動できるようになっていただけるといいです。

11月13日【保存食食べ比べ】

4日目には、「保存食食べ比べ」の体験を9号館ピロティーにて実施しました。参加者には、たべっ子どうぶつ、ビスコ、せんべい、カロリーメイトの4種類の保存食と通常食品を食べ比べてもらいました。見た目や味が変わらないことに驚く声が多く、本企画の目的であった保存食への壁をなくすことができてよかったです。今年はメインストリート沿いで実施したことによって、多くの学生に立ち寄ってもらうことができました。これを機に保存食の美味しさや備蓄の重要性を知るきっかけとなり、日常的な備えへとつながれば幸いです。

11月14日【南三陸:パネル展示会】

最終日には、南三陸プロジェクトの皆様によるパネル展示会を9号館ピロティーにて実施しました。パネル展示会では、南三陸プロジェクトに参加した皆様による写真を展示することによってより多くの学生に活動を見て、知るきっかけになっていただければいいです。

5日間を振り返って

今回の「防災WEEK2025」を通じて、多くの学生や職員の方々に防災の重要性を伝えることができたと思います。災害時に求められる行動と知識を日本学生はもちろん、留学生の皆さんに学んでいただけていたら幸いです。そして、我々SVNは企画立案から実施に至るまでの難しさや達成感を味わい、大きく成長することができました。 最後に、協力してくださった麹町消防署、千代田区役所、上智大学ウェルネスセンター、南三陸プロジェクト、ボランティア・ビューローの皆様、そして参加者の皆様に改めて感謝申し上げます。この学びと経験が、私たち一人ひとりの防災意識を高めて、変わるきっかけとなることを願っています。