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上智のいまを発見

北海道八雲町での体験を振り返って

2023.11.15

大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。9月13日から15日にかけての3日間で行われた「上智大学×北海道八雲町交流事業」に参加した学生が体験レポートを寄稿してくれました。

今回は、9月13日から15日にかけての3日間で行われた「上智大学×北海道八雲町交流事業」の後編をお届けします。

八雲高校を離れた後は、(株)青年舎大関牧場へ向かいました。酪農の研修機能をもつ牧場で、広い敷地に約1000頭の牛が飼育されています。ロボットが搾乳の頻度などをデータ化して、乳量増加と良好なコンディションの維持ができ、人の手がかからないことに驚きました。酪農は農業のなかでも特にコストがかかり、始めるハードルが高いと聞いて、後継を育てる施設の重要性を実感しました。

▲ロボットが広がった餌を感知して牛の近くに寄せる様子を見学しました。

その後、噴火湾パノラマパーク内にあるアンテナショップ、「丘の駅」を訪れ、お土産をたくさん購入しました。また、近くのアイスクリーム店「エルフィン」で、八雲産の牛乳を使用したソフトクリームを味わいました。濃厚でおいしかったです!

▲「丘の駅」で購入したお土産。地元の野菜やチーズ、木彫り熊の雑貨などもありました。

2日目の夕食は、「ハーベスター八雲」で食べました。ここは、上智のご出身で、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の元代表である大河原毅さんが創業されたレストランです。この地が発祥といわれる、国産のハーブ鶏を使用したフライドチキンを味わいました。八雲町役場のみなさんともお互いに自己紹介をし、和やかな雰囲気で食事を楽しみました。

▲フライドチキンと八雲産の養殖帆立を使用したサラダ。絶品でした!

3日目:総括発表と函館観光

最終日の朝には、2日間で見たことや体験したことをもとに、「八雲町の教育・人づくりへの提言」のアイデアを一人ひとりが発表しました。「八雲産の食材を八雲の人が食べられる機会を増やし、地元ファンを増やす」「中高生向けに英語を使ったサマーキャンプの開催」「企業や自治体と一緒に八雲の課題を解決するキャリア教育の実施」といった提案がなされました。学生の数だけ多様なアイデアが挙がり、聞いていてとても興味深かったです。

▲総括発表の様子。アイデアを八雲町役場の方々に共有しました。

この日は快晴だったので、八雲町を離れる前に写真撮影をしました。発表を終えた達成感で、どの写真も表情が生き生きとしています(笑)。

▲奥に見える噴火湾の青さも美しい、お気に入りの1枚です。

午後は函館を散策しました。五稜郭タワー、函館山からの眺めがとても綺麗でした。ベイエリアでは各自自由行動をとりました。私は金森赤レンガ倉庫でショッピングを楽しみました。また、海を見ながら食べる函館名物「ハセガワストア」のやきとり弁当は最高でした! 短時間ながら路面電車に乗って出かけてきた学生もいました。

▲函館山の展望台から街を見下ろしました。

八雲町の自然や産業、人の魅力を感じられた3日間でした。八雲町の中高生にとって、今回の交流が心に残っていれば嬉しいです。今後も上智の学生と八雲町の交流が長く続いていくことを期待します。

担当者memo

2日目後半も八雲町の産業を見学、「ハーベスター八雲」で上智大学と八雲町の繋がりを感じることができました。最終日での総括発表では、時間が短い中、2日間の経験を通じて考えたことを披露してくれました。すべての発表を終えた後の函館観光では、参加学生の楽しそうな笑顔を見ることができました。この3日間の経験は参加学生にとって忘れられない思い出になったと思います。
卒業生が繋いでくれた北海道八雲町との繋がりを今後も続けていきたいです。

「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。

それでは次回の発見もお楽しみに。