二人の友情から生まれた新発想
2022.03.25
大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。2024年度春の「学食コラボメニューコンペティション」の採択メニューを開発したのは、課外活動団体SSCM(Sophia Sustainable Coffee Movement)でした。SSCMの学食コラボ企画代表の坂本さん(史学科3年)から活動内容とメニューについて寄稿していただきました。
SSCMは、コーヒーやコーヒーを取り巻く環境問題に興味のあるメンバーが中心となって創立された団体です。私たちは「えいえんを、おいしく。」を活動の理念に掲げ、コーヒーの持続可能なあり方を考えながら、カフェ巡りやコーヒー勉強会などの活動を行っています。
毎月エリアを決め、メンバーを3~5人にランダムに振り分けて、カフェやコーヒースタンドを巡っています。訪れたカフェは、弊団体の公式Instagramに掲載しています。メンバーの数も増えてきたこともあり、初対面のメンバーたちの交流の場にもなっています。
毎年11月に行われるソフィア祭で、サステナビリティをテーマにカフェを出店しています。オリジナルブレンドをハンドドリップで提供するのですが、他大学のコーヒサークルの方や、関わりのあるコーヒーショップさんなどもいらしてくださるのでコーヒーのクオリティは毎年こだわっています。
豆は、サステナブルなコーヒーづくりを目指すGOOD COFFEE FARMSさんから仕入れています。ラテにはミルクではなくオーツミルクを使用したことや、通常なら捨てられてしまうカスカラ(コーヒーの実の皮と果肉部分を乾燥させたもの)をドリンク化したこともこだわった特徴です。
コーヒーを淹れてみたい! という初心者向けの練習会から焙煎に関する工程のレクチャーまで、コーヒーを淹れるさまざまな「方法」を幅広く練習しています。スペシャリティコーヒーの使用やタンブラーの持参などサステナビリティに配慮しながら活動しています。
毎年春と夏に開催しています。合宿ではサステナビリティにスポットを当ててコーヒー研究やドリップ練習、合宿所から近いカフェを巡るなどをしています。
私は編入生としてこの春(2024年)入学したのですが、SSCMのカフェ巡りで出会った学年も学科も異なる3人でコラボメニューを考案しました。上智大学にはSSIC主催の日本文化体験や学教職協働「ピア・カフェ」プロジェクト主催の「にほんごカフェ」などさまざまなバックグラウンドを持つ学生と関わる機会が豊富にあることに魅力を感じています。私たちが学食のコラボメニューを考案したように、どんな学生もいろいろなチャレンジができることを知ってもらいたいです。
20名ほどにアンケートを取ったところタイ料理であるガパオは、男女共に人気が高い料理であることがわかりました。丼ものでボリュームがあるため夏を前に一定の売り上げを見込めると考えました。具材に使用した赤と黄色のパプリカはソフィアンくんの色をイメージしており、メニュー名の由来となっています。価格はスープ付きで450円とソフィアンのお財布に優しくしていただきました。提供期間は7月1日(月)〜4日(木)の4日間で、提供場所は2号館学生食堂です。私たちの上智愛が詰まった「ソフィアンガパオ」をどうぞよろしくお願いいたします。
2023年度から年に2回開催している学食コラボメニューコンペティション。今回採択されたSSCMは、普段の活動を離れ、新しいチャレンジとして参加してくれました。課外活動での出会いが、さまざまな活動に広がっていくのは素晴らしいことですね。ぜひ「ソフィアンガパオ」を食べて、元気をチャージしましょう!
「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。
それでは次回の発見もお楽しみに。
2022.03.25
2021.11.04
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