2023.06.22
2023.06.22
みなさん荻野賞って知っていますか?
ソフィアスポーツ大賞には、団体賞と個人賞の他に荻野賞という賞があります。今回はその荻野賞を受賞した陸上競技部4年の村上将規さんの取材をしてきました!
荻野賞は、ボクシング部に所属していた1973年卒業、荻野昇先輩のお名前を冠した賞です。1年生の時から本部員としてご活躍、第15代常任委員会では副委員長を務められました。ところが、卒業の数ヵ月後に車の事故でお亡くなりになりました。荻野賞は荻野先輩の活躍と存在を忘れないように、と第16代の常任委員が設立した賞で、競技成績だけでなく、後輩指導や部への貢献、体育会全体への貢献という観点での表彰を旨としています。
体育会では、毎年、スポーツ大賞として、競技成績優秀な団体・個人を表彰していますが、この荻野賞も、趣旨に沿った部員を選考し、表彰を続けていきます。
さて、今年の荻野賞の受賞者である村上さんですが、100mにおいて10″76という結果を出し、上智大学陸上競技部の歴代1位となった方です‼
陸上競技部は60年以上の歴史を持ち、現在では部員は80名を超える団体です。週に3回という決して多くはない練習頻度でも村上さんのように10秒台で走る選手がいるのは、選手が主体的に、かつ積極的に動く団体であるからであり、何より村上さんご自身が誰よりも速くなりたいという強い想いを持っているからに違いありません。以下は村上さんへのインタビュー内容です!
A. 毎年体育会総会でスポーツ大賞が発表されるのを見て、自分もあんな風に表彰されたいと憧れていたし、競技へのモチベーションにもなっていたので、受賞できて嬉しい。
A. 集中していて、走っているときのことは正直覚えていない。
走り終わった直後はむしろ11秒3くらいかなという感じで10秒台で走った感覚なんて無かった。結果が出たときは、嬉しかったし、何より仲間がすごく喜んでくれて良かった。
A. 自分は短距離選手としては小柄な体格だから、みんなに 記録は出ないんじゃないかと思われてたかもしれないけど、そういうのも全部努力でどうにか出来るんだってことを、自分にも、そしてみんなにも示せたから自信になった。みんなの見本になれてるのかな。どんな選手にでも可能性はある。努力でなんとかできるということは生きる上での自信にも繋がった。
A. 卒業すれば陸上と距離が離れてしまうのがすごく寂しい。陸上は中学からやっていたのでもう10年になるが、中学高校の時は辛くて陸上が全然好きではなかった。でも大学に入って、同期のおかげで気づいたら陸上が好きになっていた。仲間と競い合ってこれたのが良かった。そんな大学生として出れる最後の大会で、今度は200mの記録を目指したい。もちろん卒業した後も、趣味程度にでも陸上とは関わっていきたい。
村上さん、200mの記録、そして卒業後のご活躍も期待しています!
本記事は体育会本部常任委員会の陸上競技部青木考輔が書きました。
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