教育と森と文化と
2023.03.17
語学能力を高めるために1か月ほど海外の大学で勉強する短期語学講座。夏休みや春休みの間に行くので参加しやすいプログラムです。単位ももらえるし、気軽に行けるし、良いこと尽くし……!!
そして私ニッキーは今年の春休みを使って中国、北京大学に行ってきました!!今回はそのレポートです!
私たちの教室があった对外汉语学院です
授業は全部中国語。レベル分けされたクラスに入って、汉语と口语の2科目を月曜日から金曜日まで。授業は午前中だけです。最初の授業で「このクラスは難しい・易しすぎる」と感じたら変えることもできました。クラスはほとんどが日本人だったので、先生の話した言葉がわからなかった時はみんなで協力して辞書で探し、推測し、助け合いました。
実際に使った教科書です
毎日単語テストがあったので、私は寝る前に勉強して覚えました。何問正解したかクラスメートの前で報告しなければならなかったし、せっかく中国に来たのだから頑張りたい!と思って必死でした。テスト以外にも小作文や発表もあって、先生が毎回発音や文を直してくれたので本場の中国語を学べたと感じています。北京大学の学生がサポーターとしてついてくれたので、その方が日記を添削してくれたり、補講をしてくれることもありました。
WeChatで日記を共有して添削してもらいます。この日「中国人はなんであんなにドリアンが好きなの?」と思った話を書きました。
滞在する予定だった寮が改装中だったためホテルに宿泊。朝ごはんはホテルの朝食でしたが、昼と夜は学食や近くのお店で食べました。
大学でびっくりしたのが学食の安さ!!たくさん種類があって、量も多くて、美味しいのに安いものだと5元。日本円で90円ほど。北京大学はとてつもなく広いのでいくつも食堂があります。その中で私が運命の出会いだと感じたのが鸡蛋西红柿面(卵とトマトの麺)。中国に行ったらぜひ食べて!!!食べて!!!他にも美味しいごはんはたくさんありました。大学の外には北京ダックや火鍋もあり、充実しています。
最強に美味しい鸡蛋西红柿面 5元
そして日本でタピオカミルクティーを飲むと500円ほどかかりますが、中国では安いと200円ほどで飲めます。たくさんのお店があるのでいろいろ試して好きなお店を見つけてください!大学の中にもタピオカジュースのお店がありました!嬉しい!!
授業は12時で終わるのでその後の過ごし方は自由です。私はとにかく外に遊びに行きました。買い物に行ったり、歴史的建造物を訪ねたり、動物園に行ったり。中国はとにかく広いので1カ月でも足りないのでは、と思うくらい行く場所がたくさんありました。おすすめは颐和园(頤和園)と景山公园(景山公園)です。とても美しいので写真をたくさん撮りたくなります。スマホの写真の容量は空けて行きましょう!!
中国人民抗日戦争記念館や万里の長城、京劇、雑技は大学が用意してくれたプログラムで行きました。電車やバスでは行くのが難しい場所、でも絶対に行く場所は連れて行ってくれました。
頤和園
景山公園から見る故宮
さて、ここで私が北京で遭遇した(?)ハプニングです。私はうっかりが多い人間なので、北京でもいろいろやらかしました。これから海外研修に行く人には同じ過ちを犯してほしくない!!だから、お伝えします。
1.現金を少なく持って行った
しおりには「5万円から6万円ほど持っていきましょう」とあるのにも関わらず、なぜか3万円ほどの現金しか持って行かなかった私。カードで引き出せるだろうと思っていましたがどこの銀行でも使えず、ひもじい思いをしました。「あのリンゴ飴食べたい!でもお金ない!我慢!」という感じ。ううう、お金って大事ね……。普段お金を節約している反動でカードが使えた書店でカードを切りまくり、最終的にお金を友達に借りました。現金、大事。カードはちゃんと海外で使えるのか確かめてから持っていきましょう。
2.学生カードなどもろもろ紛失
普段日本でも使っていたカードケースに北京大学の学生証や交通カード(PASMOのようなもの)を入れて使っていました。しかし、ある日それをなくしてしまったのです!しかもそのカード入れには上智大学の学生証、PASMO、最寄り駅の駐輪場の定期券、献血のカードも入れていました。何をやっているのでしょう、私は。
ただでさえお金がないのに、北京大学の学生証を再発行するのに40元、交通カードにも20元必要でした。日本に帰って来てから上智の学生証とPASMOと駐輪場の定期券の再発行にもお金が飛んでいきました。どうしてなくしちゃったんだろう、どうして別にとっておかなかったんだろう。後悔しまくりです。
学生証などはしっかりとスーツケースの中に保管しておきましょう。
ちなみに帰国してから見つかったと連絡が来ました、およよ……。
3.洗濯の紐
洗濯物は紐にかければどうにかなるでしょ!と思っていましたが、ホテルの部屋にはそもそも紐をかけられる場所がありませんでした。同じ部屋に泊った友人はピンチハンガーを持ってきていたので、私もそうするべきだったと後悔。うえーん、後悔しかしてない。
北京大学に行く人でなくても、紐が絶対に使えるという自信がない場合はピンチハンガーも持っていくべきです!!
お金が足りなかったり、学生証などを紛失したり、ハプニングがありましたが1か月北京に滞在して思ったのは「中国はすごくおもしろい!!!」(これは大きな声)ということ。
日本の隣国ですが文化が全く違うし生活環境も大きく異なります。1か月だけなのでホームシックなどでつらくなることもないですし、同じ上智から来た人ととても仲良くなることができました。もちろん中国人の友達もできました。ネットで調べるだけではわからない中国を目にすることができて満足です。そして中国アイドルが好きな私は、推しと同じ大陸に足をつけていられることが毎日幸せでした。今回の短期研修がこれからの中国語学習のモチベーションにもなると思います。参加して良かったと強く思います!
ほかの短期研修も内容が充実していますし、とても良い機会なので興味がある人はぜひ行ってほしいです!そして、行く際は準備を入念に。一緒に行く人に荷物の相談をしましょう!うっかりさんは特にです!!
上智大学の海外短期語学講座はこちらから
https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/studyabroad/international/kenshu/
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2022.10.21