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上智学生記者クラブ通信#108 新入生の強い味方! Welcome to Sophia 2020とは? 「上智のアベンジャーズ」による新たなプロジェクト!
2021.08.30
みなさんこんにちは!
いよいよ新学期が始まりましたね。オンラインでの授業にはもう慣れましたか?
私はもう高学年なので、慣れないオンライン授業もなんとか対応してやっているのですが、新入生のみなさんは本当に分からないことだらけで大変なのではないかと思っています。
そこで、今回ご紹介するのはWelcome to Sophia 2020というプロジェクトです!
先輩学生や先生方のアドバイスがたくさん配信されているので、
もう大学生活にも慣れたよ! という方にも、
まだちゃんと大学生活を送れているのか不安……という方にも、きっと役に立つ情報が満載です!
プロジェクト主宰者の西本さんにお話を伺いました。
Welcome to Sophia 2020とは
──Welcome to Sophia 2020とはどのような企画なのでしょうか?
新型コロナウイルスの影響により、対面での説明などが困難な状況下にあっても、新入生の学ぶ権利が守られるような環境の確保や、授業開始までの期間の心理的負担の軽減を支援することを目的とした情報発信をする企画です。フレッシュマンウィークがなくなり、広報活動が十分に出来ない課外活動団体およびサークルの広報もしています。
──情報が得づらい中、新入生には心理的ストレスもありますよね。具体的にはどのような情報発信をしているのでしょうか?
情報発信は双方向性とリアルタイム性を重視し、YouTube Liveを用いて「新入生の需要」に基づいた以下のような配信をしました。
- Lifestyle紹介:アルバイトや授業について等、上智生のライフスタイルを紹介する
- ヘルパーの紹介:ヘルパーという新入生を助ける組織があることを紹介する
- 自粛期間にできることなど:この期間だからこそ出来る事を在学生の視点で紹介する
- 第二外国語の紹介:上智大学で履修することの出来る外国語科目について紹介する
- 大学の勉強とは:大学での勉強について、高校との違いを通じて紹介する
- 上智での経験:上智大学が提供している実践型プログラムなどの紹介をする
- 施設紹介:上智大学の施設を紹介する
──確かに、どれも新入生が気になるポイントばかりですね!
また、配信済みの動画もアーカイブでご視聴いただけます。
──おすすめの動画はあるのでしょうか?
サークル紹介の動画や、先生方にレポートの書き方やその他の大学生活についてお話しいただいた動画はぜひ観ていただきたいです。
特に、総合グローバル学科の鈴木先生にお話しいただいた大学での勉強法についての動画は、新入生はもちろんのこと、在学生にも大いに役に立つ内容だと思います。
──これは要チェックですね!
どういう人が運営しているのか
──Welcome to Sophia 2020は有志団体ということですが、キャンパスの入構が制限された後でどのように組織されたのでしょうか?
まずは、4月3日の夜に私が「新入生が5月末まで大学に来られないという未曾有の事態を受けて、上智新入生のための企画を考えようと思います。ご支援を下さる方、DMを下されば幸いです」という呼びかけをツイッターでしたところ、それに対して1週間で20名程度から協力の申し出を得ました。
──すごい!そんなに協力してくださる方がいたんですね。
そうなんです。そこで、4月3日深夜から4日の明け方にかけて私が公式TwitterアカウントとWebサイトを開設し、企画イメージ(下図)をみなさんに掲出しました。
──おお、ここまでお一人での構想が決まっていたんですね。
はい。そして、4月4日に初回のオンラインミーティングを開催しました。その後断続的に開催したミーティングを通して、現在の企画が形になりました。具体的には情報の管理方法や発信方法についてなどです。
──オンライン学生団体運営のパイオニアですね。
この時点で既に18名が集まっており、企画は急ピッチで進んでいきました。4月5日 には企画名をWelcome to Sophia 2020で決定し、運営メンバーによってInstagramアカウントが開設されました。さらに同日にはWelcome to Sophia 2020のロゴも完成しました。先に説明した4月12日から配信する番組の内容が検討され決定されたのもこの日です。
──本当に急ピッチですね!ここまでたったの2日ですよ……!
いよいよ4月6日には「Welcome to Sophia 2020 開催にあたり」というプレスリリースのような文書(PDF)をWebページに掲出し、Welcome to Sophia 2020の企画は正式にローンチングされました。4月8日には広報ポスターを完成させ、TwitterとInstagramでの広報を本格的に開始しました。また、9日に上智大学公式TwitterとInstagramにて企画をご紹介頂きました。
──ついに企画がリリースされたんですね。
はい。8日にはテスト配信を実施し、12日から本配信を行いました。番組ごとにディレクターを設定して自律的に企画を進めてもらったので、7つの番組を一気に放送することが出来ました。また、4月末から5月上旬には先生方にも出演して頂きました。
──これほどのスピードで7つも番組を用意して毎日配信するのは、本当に大変だったのではないかと思います! 組織体系づくりまで短期間でなさったのだなと感心しました。
有志のメンバーの中には、情報理工学科の高い技術力を駆使して運営に貢献してくれた学生もいました。サークル紹介については、このような最強技術者たちが日程調整のシステムと日程調整後に日程を伝えるためのメールを自動で送信してくれるプログラムを作ってくれて運営がとてもスムーズに出来ました。
──すごすぎる……ぜひ我が学生記者クラブにも導入したいシステムです!
企画運営を振り返って
──前例のない状況での前例のないプロジェクトづくりを通して、どのようなことが得られましたか?
0から1を作り出す経験ですね。「例年」が無いからこそ大変でしたが、得られたモノも大きかったです。また、上智大学の「アベンジャーズ」みたいな人たちが集まったと思います。思いやり・企画力・技術力を持った心に強力なエンジンを持っているような仲間が集まりました。元々知り合いの人も多かったですが、初対面(実際に対面はしていないが)の人も一定数いました。「例年」が無い企画だからこそ、ミスを犯しかけた事もありましたが、それを忌憚なく指摘してくれるメンバーが揃っていました。著作権の関係や配信の技術的な事など、私が見落としていることについて気付かせてくれるメンバーがいたからこそ、上手く行った企画だったと思います。
──企画の裏では、オンラインとはいえたくさんの温かなやりとりがあったんですね。とてもジーンと来ました。「上智のアベンジャーズ」、かっこいいですね!
コロナウイルスの感染拡大で、家からも出られず嫌なニュースばかり見ていて、私自身も心が荒んでいましたが、そんな状態の中で「上智のアベンジャーズ」が“他者のために”という熱い精神を持って活動してくれたこと自体が自分の精神的な安定につながりました。こういう辛い時期だからこそ、みんなで協力できたことが自分にとっても大きかったです。
──みんなが自宅に待機してバラバラだからこそ、協力して企画を進められた感慨もひとしおだったのではないかと思います。聞いている私も少し明るい気持ちになりました。今後はどのような活動を予定されているのでしょうか?
今後の予定については未定です。ここからは新入生と一緒に企画を作っていくフェーズかもしれません。新入生の皆さんは何かやってほしいことがあれば、TwitterやInstagramのDM、メールアドレス宛にご意見を頂ければと思います。
──異例の状況ではありましたが、新しく上智大学の一員となったみなさんの生のアイデアが反映できると一番いいですよね。最後に新入生へのメッセージをお願いします!
これだけ新入生の事を考えて活動してくれた運営メンバーや課外活動団体の皆さん、先生方がいらっしゃるということそのものが皆さんを安心させられる要素になったら嬉しいです。動画の中には、レポートの書き方や大学生活についてのアドバイスが多くあるし、サークル紹介もたくさん出ています。適宜見直して頂けると嬉しいです。
──ありがとうございました!
Welcome to Sophia 2020をチェック!
とても熱心でスマートな先輩方による情報発信は以下からご覧いただけます!
新入生の方はもちろん、在学生の方も、大学との繋がりが薄れている今だからこそ、チェックしてみてはいかがでしょうか?
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