学生時代の自分探し
2023.03.27
学生時代の自分探し
2023.03.27
みなさんこんにちは! 菜々です。
学科別紹介第3弾では、総合人間科学部の
の5学科の皆さんにお話を伺いました。
総合人間科学部は「人間の尊厳」を基盤とした人間や人間が構成する社会を研究対象とする様々な学問が集まっています。1年次には「総合人間科学入門」という学部必修科目が開講されており、各領域のディシプリンから見た人間の尊厳への視点を養うことができます。
時間割については、第1弾、第2弾に引き続き下記の表をご参考下さい!
また、それぞれの時間割の中の「*」印は合わせて1科目であることを表しています。
温厚な雰囲気の人が多く、過ごしやすいです。「教員になるための学科?」と問われることが多いですが、実際には教職を履修していない人も多数存在します。子どもに対して何らかの問題意識を持っている人や塾講師、何らかのボランティア経験がある人が多いです。
教育学科では、「基本的領域」「実践的領域」「国際的領域」の3つの領域が設けられ、教育を学問的に学ぶことができます。必修の授業では、1年次には「国際教育学」や「教育方法学」、2年次には「教育哲学」や「学校臨床社会学」などを履修します。多くの場合、1、2年次の必修で履修した科目の中から3年次に関心のある分野の演習をとって、ゼミに所属することになります。3年次からのゼミは、基本は学年毎に行いますが、先生によっては3、4年合同でゼミを行い、交流を深められるものもあるようです。
また教員志望の人は教職課程科目を履修します。
1学年約60人で、女子が多い学科になります。人数が少ない分、学科全員と話す機会があります。第2外国語は必修ではないため、中国語などを履修したい人は他学部よりも少し苦労している様子が見られました。
学科の所定の科目を履修することによって「社会教育主事」の資格を得ることや、教職課程・学芸員課程を履修することで「中学校教諭(社会)」「高等学校教諭(地理歴史・公民)」の1種免許状および「学芸員」の資格を取得することができます。また、教職科目はディスカッションが多いという特徴がありますが、他学年他学部他学科の学生が多く履修しているため交流の幅を広げることができます。「道徳の理論と実践」などの講義では模擬授業など実践的な学びを深めることも可能でした。
また、2020年秋学期から英語による学位取得プログラム「Sophia Program for Sustainable Futures(SPSF)」が新設され、全て英語で行われる授業の中で学位(学士)の取得を目指すことができます。
今回は教職課程を履修する学生としない学生の時間割を紹介します。
優しくて穏やかな人が多いイメージがあります。
専門分野の第一線で活躍されている先生方の集う中で、他学部他学科科目も組み合わせながら専門分野を学ぶことができます。1年次には、「心理学基礎論」と「心理学概論」によって心理学の基礎を形作るとともに、「研究法」と「演習」のどちらも履修します。必修科目は少なく、それぞれの目標に応じて履修を柔軟に組み立てることができます。最初はいじめに関する諸問題に注目する学生が多いように感じますが、授業を受けていく中で興味関心はかなり広がっていきます。
演習では心理学の英語原書を読むため、一定の英語力が求められます。
人間の〈心〉を科学的アプローチから探究することを目指しており、実験心理学と臨床心理学のどちらも学ぶことのできることが人気の1つです。
心理学は、人間のマイナスだけでなくプラスの心理にも注目することで他者だけではなく、自分の心と向き合うきっかけを与えてくれることが魅力に感じています。また、心の問題を意識するという点で、日常を中心とした学びができるところも特徴です。
毎年3割前後の卒業生が大学院に進学しているため、学習仲間を見つけることも容易にできます。
総合人間科学部の中で一番元気のある学科かもしれないです。
必修科目は1年次と2年次の「基礎演習」や「社会調査方法論」、「社会学理論」のみで、残りは選択必修科目としてA群、B群の科目群から自身の興味関心に沿って授業を選択することができます。それは、社会学の扱う範囲が広いことが関係していて、生徒はその領域を選ぶことができるのです。
公正で自由な社会の実現を目標とし、社会と人間の相互関係への視点を基本に現実社会への応用力の育成が行われています。教員1人当たり学生が6〜7人という適正規模で学科が編成されており、多様な他者と出会うためのチャンスが多く用意されています。多角的な視点から広く社会について学び、その中で自分の問題意識に沿った学習を進めることができます。大学生になるとアンケート調査などの量的調査の結果を活用する機会が増えると思いますが、社会学科ではこの量的調査だけではなく、個人の極めて固有な人生という物語により焦点を当てた質的調査法なども研究対象としています。一言で社会学といっても本当に様々な考察の方法が存在するため、自分の興味のある事柄や分野を中心に履修を組み立てることが重要になります。
教育学科と同様、英語による学位取得プログラム「Sophia Program for Sustainable Futures(SPSF)」が2020年度秋学期に新設されました。
アットホームな学科というイメージがあります。
1年次には「基礎演習」や現在の社会保障制度を正しく理解するために「社会保障論Ⅰ」などの科目が必修科目として開講されています。また2年次には「ソーシャルワーク論」や「福祉経営論Ⅰ」などを必修科目として履修しますが、選択必修科目が多く設けられていることが特徴です。
また他大学には見られないような、社会福祉臨床の実践を担う高度専門職業人の養成のための「社会福祉の歴史と社会福祉思想」や「社会福祉倫理学」「保健医療サービス論」「雇用政策論」など上智にしかない学術的、専門的な科目も学ぶことができます。
1年次に「基礎演習」という少人数のゼミ形式で行う講義があり、同じ学年の人とコミュニケーションを取りやすいです。政策から臨床まで幅広く学ぶことができ、実習教育も大変充実していることが特徴の一つであり、小規模クラスできめ細やかな指導が行われていることが人気ポイントです。
また、社会福祉士の国家試験を受験しようと考えている友達がいますが、その場合は指定の科目を上智大学での開講科目と照らし合わせて履修する必要があるようです。
目標意識を持ったしっかり者が多い印象があります。またグローバルな視点を持ち合わせた人が他大学の看護学科よりも多いかもしれません。
「人間と社会/環境」「人間の発達と健康」「人間の健康障害と看護」「場に応じた看護」という4つの領域をもとに、看護学概論や看護理論などで看護の基礎を学びつつ、薬理学や看護倫理学、メンタルヘルスケアなどの履修を経て、4年次に「保健師」「国際看護学」のコース選択が可能になります。また、「温かでしなやかな感性」などの到達目標を定め、理論を活かした実践として「実習」の機会が多く設けられており、プラクティカル・リベラルアーツと実践学に基づく新しい看護教育モデルが設定されています。
その他、総合人間科学部共通科目や他学部他学科科目などの選択科目を通じて、専門科目に活かすことのできる教養を身につけて行きます。
看護学科は、1年次は四谷キャンパスで学習しますが、2年次からは目白聖母キャンパスで学習することが多くなります。そのため、1年生の時にAC(Academic Communication)の授業や「ウエルネスと身体」、「キリスト教人間学」などの全学共通科目で他学科の友達を作ることを頑張りました。また、その他の選択の全学共通科目を20単位まで履修する必要がありますが、1年生のうちにたくさん抽選にエントリーしておきます。
資格は、「看護師国家試験受験資格」「保健師国家試験受験資格」「養護教諭第一種免許」を習得することができます。他の学科よりも必修科目やクオーター科目が多いという特徴もあります。
男女比は1:9と圧倒的に女子が多い学科で、上智大学の国際性に富んだ環境の中で、国際看護のカリキュラムを履修する人も多く見られます。
いかがでしたか? 5つの学科の魅力や特色について新たに興味を持つきっかけとなったら嬉しいです! 私は総合人間科学部教育学科に所属していますが、総合人間科学部は全体的に学科の人数が少ないことや少人数授業が多く開講されているという点で、学科内の仲が良いという印象を抱いています。また教育心理学や学校社会臨床学のようにそれぞれの学問が近しい領域を有していることから、それぞれの学科に所属しながらも総合人間科学部の全ての学科の学問領域に触れることができます。総合人間科学部に興味を持ってくださった方はぜひ総合人間科学部オリジナルサイトもご覧いただけると嬉しいです!
総合人間科学部オリジナルサイトはこちらから→ http://www.sophia-humans.jp/
※本記事の情報は、所属学生による情報です。公式ウェブサイトで公開しているものを中心にまとめていますが、カリキュラムは変更になる場合もあります。履修に関する正確な情報はご自身で確認してください。
それではまた!
2023.03.27
2023.03.27
2024.02.23