卒業生のご活躍にも迫りました!
2022.11.25
こんにちは! 今回の記事では7月2日に行われた学業優秀賞授与式の模様をお届けします。
受賞された皆様へのインタビューも行いました。上智生はぜひ日々の学習の参考にしてみてくださいね!
学業優秀賞は学業成績を含め、本学学生として極めて優秀とされた2年次から4年次の学部生に授与されるものです。約12,000名の全学生の中から今年度学部長の推薦を受けて選出されたのは168名。狭き門ですね……。
昨年度は新型コロナウイルスの流行を受けて授与式は中止となってしまいましたが、今年度は感染防止対策を万全に整えた上で開催されました。
式は厳粛な雰囲気の中、曄道佳明学長の挨拶からスタート。
「皆さんは世界の土俵に上がっても活躍できる」
「残りの学生生活では学業優秀賞を受賞された皆さんには個性を創り上げてくれることを期待している」
といった激励のメッセージを送られていました。
続いて選考過程に関する説明があった後、いよいよ学業優秀賞の授与。
今年度は規模を縮小しての開催ということで、各学科の代表者のみが壇上で賞を授与されました。
続いて受賞者代表の学生からの挨拶があり、式は閉式となりました。
いよいよ皆さんお待ちかね、学業優秀賞受賞者へのインタビューです!!
日頃の学習や、バイトやサークルとの両立などについて伺いました。
在学生の皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
一言でいうと……楽しかったというのが感想です。学長の曄道先生がお話しされていた、学業優秀賞という「賞」そのものに価値があるというのではなく、将来に向けての「期待」や「希望」だというお話が印象に残りました。そのお話を聞いて、これからのバネにして、もっと頑張っていこうという気持ちになりました。
授業を「楽しむこと」が一番なのかなと思っています! 私はディスカッションの多い授業を受けているので、事前のリーディングの課題が多くあります。そういった課題に、線を引いたり、大事だと思ったところを簡単にメモしたり、疑問に感じるところはマークを書いたりしています。他には、授業で気になったところは、周りの目を気にしたり、自分だけがこの疑問を持っているかも……と思ったりせずに、思い切って先生に聞くようにしています。今のところ、先生に聞いてみて後悔したことはないので、発言してみるといいのかなと思いました。
私は、健康管理が第一だと思っています。睡眠時間を削って課題や課外活動をしても結局それは長続きしないので、寝るときはちゃんと寝て、規則正しい生活をすることが短時間でも集中できる秘訣なのではないのかなと思います。
主に、学科では哲学と宗教と美術史の領域を勉強しています。進路は、就職するのか、大学院に進学するか、今は両方の選択肢を考えている感じです。いずれにしても、大学生活が残り1年間なので、大学生活で学べることを最大限活用したいです。将来をみることも大事ですが「今」をみることも大事なのではないかと思います。
厳かだなという印象でした! 学長先生のお話から始まり、いろいろなお話がありました。私の所属する学科の先輩2名が、学科代表として登壇されていてすごいなと感じました。また、168名の受賞者がいるとわかり、こんなにも優秀な学生がいるのだと思いました。
ノートにたくさんメモを取って、絶対授業は気を抜かないようにしています。法学部はテストを受ける授業が多いので、テスト前にまとめノートをつくったり、先輩から過去問をもらって勉強したりしています。レポートを書く際は、理論的に分かりやすいか否かを確認しながら執筆するようにしています。具体的には、内容が矛盾していないか、一文が長すぎないか、改行されているかなどを確認するように心がけています。
国際関係法学科に入学する前は、難民や紛争に興味がありました。でも、授業を受けていく中で、紛争を法律で解決することは綺麗事になってしまうのではないかと感じるようになりました。今は、紛争の中にも「契約上の紛争」というものがあり、例えば新型コロナウイルスのワクチンを他国が要求しても政府の指導で輸出ができないという身近で想像しやすい紛争に興味を持っています。入学当初に抱いていた紛争問題への興味は変わっていませんが、将来は裁判の準備などに取り組む企業の法務部や海外での難民問題に関する国際機関や国連などの仕事に就けたらなと思っています。
授業に関しては、先輩に授業の雰囲気を教えてもらったり、授業外では上智大学が行っている国連WEEKSの企画などに参加することで、実際に国連で勤務している方や外交官の方からお話を聞きました。
その日の講義の課題やリアクションペーパーはその日でできるだけ終わらせるようにしています。全休の日は講義が沢山ある日の分の課題をこなしたり、行政書士の資格の勉強をしたりしています。1年次には簿記の資格の勉強もしていました。
将来は財務専門官という国家公務員を目指しています。元々公務員志望で、最初は国税専門官という役職に惹かれていました。ですが、色々調べている内にやってみたいこととしては財務専門官の方が合っているなと感じて。財務専門官になるために、来年からは上智大学が開いている公務員試験対策講座を取ろうと考えています。
日々の積み重ねだと思います!
レポートや講義に集中しすぎて根詰めるタイプなので、サークルやバイトは息抜きとして使っています。部屋に一人でこもってやっているとレポートの効率も悪くなってしまうので、2、3日に1度バイトで外に出ることで精神状態を保つようにしています!
成績評価分布を見て、評価が高そうなものを選んでそれを完璧にこなすようにしていました。取ってみたいけど平均評価が低い講義や難しそうな講義は学び方を体得した2、3年次以降に回そうと思っていたので。また、学期ごとで似た学問分野で揃えて履修してみるのも良いと思います。学問の根本のところ、押さえるべきところは似ているので、ある授業で使った参考文献を他の講義の課題でも使うことができたりもしますね。学びを固める意味でも有用だと思います!
今年度創設された「Equity」という差別について議論するサークルの立ち上げメンバーとしても活動しています。学科で学んでいるような人権問題などについてSNSで発信することを通して、その分野に関心がない人にも問題意識を広げていきたいです。また、留学もしたいと思っているので英会話の勉強を始めています。
良い成績を取るために勉強をすることももちろん良いと思いますが、長期的な目標を据えてそれに向けて勉強を進めることも大切だと感じるようになりました。
今回のSophia Topicsいかがだったでしょうか?
改めて今回受賞された皆様、おめでとうございます。
そしてインタビューを受けてくださった4名の学生の皆様、ありがとうございました!
今回の取材を通して、学業優秀賞を受賞された皆さんに共通していることはタスク管理に長けている点だと感じました。自分が将来に向けて、あるいは大学生活での「やりたいこと」に時間を割くために、課題や講義といった「やるべきこと」をどう片付けるかを考えてみると、忙しい大学生でも学業も私生活も充実したものになるかもしれませんね!