こんにちは!
今年の夏はみなさんいかがお過ごしでしたか?
私は、留学して来ました……オンラインで!
それがすっごく楽しかったので、今回は「オンラインならでは」が盛りだくさんの留学体験について話します!
* * *
- 基本情報
- 授業
- 交流の機会は
- 留学前/後
- 「ならでは」のいろいろ
* * *
1. 基本情報
オンライン留学→自宅にいながらPCひとつで海外の大学の授業が受けられる!
私が参加したのは、これまで「渡航型」だった上智の夏の留学プログラム、中でも夏休み中の3~4週間現地の大学で授業を受ける「語学講座」のオンラインバージョン!
*クラス構成
学部・学科も様々な1~4年生が参加。これまであったレベル分けテストはなく「日本グループ」として日本各地から合計5大学の学生が集まっていました。3人のフランス人の先生が曜日別で教えてくれ、クラスは12~13人でした。上智が6人で一番多かったです! (学生同士の交流については「3. 交流の機会は」で……!)
*レベル
語彙や文法、表現など、「フランス語」をオールフランス語で学び会話する授業です(日本の学生同士でもずっとフランス語!)。第二外国語として学んでいる人から第一外国語として学んでいる人、フランス語を学び始めた人から交換留学に行っていた人まで様々でした。授業内での会話を通して先生がそれぞれの学生のレベルを理解し、配慮しながら進めてくれます。
2. 授業
*参加方法
事前に現地の大学の先生からメールで届くZoomのリンクを、毎回クリックするだけ!
*内容
とにかくたくさん話しました!
食べ物にファッション、フランス各地の名所と名物、フランスの学校事情とヴァカンス✨、ことわざ、映画、音楽、フランスで今人気のものなどなど学ぶテーマはいろいろ! それも、写真や動画を観て「何が分かるか」「どう思うか」を話し合ったり、クイズやクロスワード、ゲームを通してだったり。その中で単語や文法や表現をどんどん知って使っていこう、という感じです。文法の練習問題や音読、リスニングもしますが、その際も中心は先生との会話です。
自分の住んでいるところや好きなテーマについて(ペットや好きなキャラ、自分の大学や活動、日本の文化など!)5分くらいのミニプレゼンも何度かしました。先生はリアクションしながら聞いてくれますし、終わった後に先生も学生もコメント・質問してくれて。だからだと思うのですが、いつもは緊張してしまうプレゼンも今回の留学中は特別楽しかったです!
課題は次回のプレゼンの準備や、ある画像を見て「考えをまとめてくる」など、「宿題!」という感じではなく授業中によりよく話すための用意でした。
最初はどうしても「発する」ことに躊躇してしまっていたのですが、先生がものすごくほめてくれること、笑いを共有できたときや気持ちが伝わったときの嬉しさで、進んで話したくなりました!
*Zoomの機能で……
先生は学生と会話をしながら同時に、チャットやホワイトボード機能を使って単語や文法の説明をしたり、学生の質問に答えたりしてくれます。
学生が「?」という表情をしていたり、聞き取れなかったりすると先生がすぐチャットで打ってくれます。またチャットでテキストや画像の共有もたくさんしました。
学生の言いたいことが伝わらないときも、先生が「チャットに書いて!」と言って学生が打ち、先生が分かって説明を加えてくれる……というように瞬時に対応してくれました。
画面共有して画像や動画をみんなで観たり、リスニング練習をしたり音楽を聴いたりするのも、オンラインだとすぐですよね! その日の授業のテーマに限らず会話が発展する中で話題に上った人や、街や、食べ物なども「ちょっと共有するから待って」と、画像ですぐに示してくれました。
学生側が日本のこと、自分の好きなことについて伝えるためにその場で検索して共有することもありました。
3. 交流の機会は
オンラインの場合、先生、学生同士の交流はどうなるんだろう……と気になりませんか?
*学生同士
1対1で話すことは無いのですが、初日から3~4人でブレイクアウトルームに分かれて自己紹介する時間がたっぷりあり、その後もグループで話し合って意見をまとめる、ということが何度か。クラス全体でも、盛り上がったり助け合ったり、先生も交えて仲良くなっていく感じがしました!
LINEのQRコードをチャットで送るか画面越しに読み取って交換もできました☺
上智生同士の交流は、留学が始まる前の参加前ガイダンスを顔合わせの機会にしてもらえて、Zoom上ではありましたがたくさんおしゃべりできました! ここでLINEのグループができたのも嬉しく心強かったです。
*先生と
先生とのやり取りは授業以外ではメールでした。「WhatsApp(アメリカ版LINEのような、スマートフォン向けアプリ!)は持ってる?」と聞かれたのですが持っていなくて。そのほうが先生も連絡が取りやすかったのかも……と思い、入れておけば良かったとちょっと後悔しました。ですがメールにも先生はすぐに温かい返信をくれ、留学の後も何かあったら連絡してねと言ってくれました。終わった後も連絡が取れるというのは嬉しいことですね……!
*授業のほかに
授業後の20:00~、自由参加のアクティビティの時間が!
ここでは同じくオンライン留学中のメキシコの学生と一緒に参加しました! 授業とは別の先生がみんなと会話しながら「数字」「動物」「色」などのテーマ別にフランス語のことわざを教えてくれるのですが……これが、ユーモアいっぱいで面白いんです! 日本の学生同士でも距離が縮まった感じがしました。
ここで使ったツールが、フランス版Zoomのような「Rendez-vous」!
基本的な機能はZoomと同じですが、全体が真っ黒でスタイリッシュでした✨
事前に送ってもらったリンクをクリックすればアカウントがなくても入れるので、特別な感じで嬉しかったです(笑)。
4. 留学の前/後
*「出発」前
今回の語学講座には参加したいとずっと思っていたので、他のいろいろなプログラムがオンラインで実施され始めて以来、オンライン開講決定のお知らせがLoyolaに出るのを今か今かと待っていました!
募集説明会はキャンパス実施でしたが録画をLoyolaに公開、その他のガイダンスなどはすべてハイフレックス or 完全オンラインで実施!
書類はLoyola掲載のものをプリントアウト→記入→スキャン→メール提出!
……と留学にかかわる全行程がオンラインで可能なのも、有難かったです!
*「帰国」後
留学後には帰国レポートとアンケートを書きました。これもすべてパソコン上です!
Loyola>ダウンロードセンター>グローバル教育センターからこれまでの帰国レポートが見られるのでぜひ!
5. 「ならでは」いろいろ
*後ろで
先生側からも、学生側からも犬や猫の鳴き声が聞こえることが。飼ってるんだね、というところから始まって、種類は? 名前は? 見せて! ……と、会話が弾むきっかけになっていました。
*気温差が……
先生によく「天気はどう?」「気温は?」と聞かれましたが、
こちら→38度 あちら→16度
*心配なとき
開始時間になってもなかなかクラスが始まらない……と不安になることが何度か。その度にLINEのグループで確認して、助けられていました!
*毎回の授業終わりに
“Bonne soirée !(よい夜を!)”と先生が言ってくれるので”Bonne journée !(よい一日を!)”と返すのがお決まりに。なんだか素敵じゃないですか?
終わりに
とてもとても楽しかった! この思いが今回の記事を通して伝わっていたら嬉しいです。
自宅にいながらパソコンを開けば異なる文化を持った国と人と繋がることができ、空気を感じ、自分にとってかけがえのない経験ができる、これはとても魅力的ではないでしょうか?
新しい選択肢としてオンライン留学がこれからも続いて行ってほしいです!
興味を持った方は、ぜひグローバル教育センターに問い合わせてみて下さい!
関連ページ
アフリカWeeks2023特集①
2023.05.12