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上智学生記者クラブ通信

#274 ソフィア祭グランプリ受賞のSBCに取材!
放送研究会のお化け屋敷って?

2024.01.12

昨年11月に開催されたソフィア祭にて、本部企画として「教室模擬店グランプリ」が行われていたのは皆さんご存じでしょうか。今回はそのグランプリにて教室企画部門1位に輝いた、上智大学放送研究会(SBC)さんを取材してみました。
ソフィア祭でのお話はもちろん、普段の様子まで色々とお聞きできたのでぜひ最後までお楽しみください!

SBCお化け屋敷の内情に迫る!

今回は、SBC会長の岩本さんにお話を伺いました。

はじめに、ソフィア祭でどのような企画を実施されたか教えてください。

(岩本)ラジオ局で起こった殺人事件をテーマに、紀尾井坂ビルB210教室にてお化け屋敷を作りました。「大学生が本気で作ったお化け屋敷」をコンセプトに、放送研究会ということでセットには映像や音響を最大限活用しました。

総力戦で挑んだ前日準備の様子です

お化け屋敷をやろうと決めた経緯・理由を教えてください

(岩本)去年実施した脱出ゲーム企画のことが頭にありました。順位としては3位に終わった去年を超えるためにもっと引きの強い企画を考えていた時に、「学祭と言えば」の代表とも言えるお化け屋敷が案として浮上したんです。
お化け屋敷の真髄は「演出力」だと思うので、高校までは定番中の定番なのに大学の学祭ではめったに見ないお化け屋敷をやるのはそこに自信のある我々放送研究会しかない! と、この企画に決めました。

SBCの強みとして大きく3つあると思っていて、
1つ目に撮影・音響機材の豊富さやアナウンス技術といった演出力、2つ目にソフィア祭時点で120人余りという所属人数の多さです。やってみて分かりましたがお化け屋敷はとんでもない人数が必要でした……。そして最後に、エンタメイベントをやる上で「こういうのが面白い」という感覚がある程度一致していたこと。SBCとして常に番組などを作ってきた仲間だったからかもしれません。

本祭3日間を過ごしてみての感想を教えてください

(岩本)絶対に人は来るだろうと思っていましたが、それにしても想定以上の来客がありました。多い時で地下2階の会場から地下1階まで列が伸びてしまったのは、もちろん反省点でもありますが嬉しい誤算でした。記録で言うと、のべ1,000人弱もの方にご来場いただきました!
学生がやっているということで滑る可能性も十分考えられた中、お客さんの反応も期待以上に良く、皆さん怖がってくれていて演出をこだわった甲斐がありました。

本祭中は本当にたくさんのお客さんで賑わいました!

準備や当日運営において、特に苦労した点はどこですか?

(岩本)まっさらな所に一からお化け屋敷を完成させるのを少し読者の方にも想像してみてほしいんですが、全くの未経験なメンバーで机上の議論を積み重ねていくしかないというのはとても不安でした。セットを組む資材が手元に無い中、コンセプトやストーリーといった動かない部分から進めていきましたが、「これって実際にできるの?」という疑問は常にありました。

特に宣伝やお客さん対応などに関して、工夫した点や反省点などありますか?

(岩本)宣伝に関しては、Instagram、X、YouTubeそれぞれでオリジナルコンテンツを作って発信して興味をもってもらえるようにしました。SBCの公式YouTubeに上がっているお化け屋敷のストーリー動画は今も見られます!
お客さん対応に関してはとにかくずっと人が来ていたので、整理券を発行したりLINEの公式アカウントを作って整理券番号を呼び出したりと工夫を重ねました。

自分たちから考える、受賞の決め手は何ですか?

(岩本)一言で言えば「センスの一致」だと思います。普段から色んなエンタメを好きで触れている人たちが集まっているので、みんなが面白いと思うものがある程度揃った状態で進められたのが大きかったと感じています。
実務的な所で言うと4月から団体目標としてソ祭企画1位を掲げていたので、得票率のための回転率にはこだわりました。

受賞を受け、来年に向けての計画や目標などあれば教えてください。

(岩本)演出力や人員など、このサークルだからこその環境をフル活用してほしいです。また今回は明確に1位という目標を定めましたが、部員とお客さんが楽しめる企画であることが最重要なので、そこを忘れずにいてほしいと思います。

引退が迫る時期にも関わらず、丁寧にお答えいただきました

SBCってどんな団体?

次に、SBCという団体について詳しく聞いてみました。

●団体概要

アナウンスと映像制作を中心に活動している、文化系サークルでは最大規模の大学公認の課外活動団体です。一言で言うと、部員各々が面白いと思う企画を立てて、それを実現できる環境が整っているサークルです!

●普段の活動頻度・内容

機材の扱いや映像制作技術を学ぶ技術講習、アナウンス技術の向上を目指すアナウンス講習の2つを毎週開いています。それに加えて年に5回ほど開催する番組発表会では、各部員が企画を立てて制作した作品(MV、バラエティー番組、ラジオドラマなど)を、他大学の放送研究会員やOBOGの方をお招きして発表しています。

こちらはある日の「技術講習」の様子です!

●団体としての活動実績の中で強調したいものがあれば

大学の各種イベントに関わらせていただいています! 入学式・学位授与式やソフィア祭での前夜祭・ソフィアンズコンテストの司会、ASF(All Sophian’s Festival=上智のホームカミングデー)の機材スタッフに加え、今年はセルフキャンパスツアー(オープンキャンパス時に、各所に設置されたQRコードを読み取りながら受験生が自分でキャンパスを巡れるガイド)の音声も担当させていただきました。
他にもインターネットラジオの制作・配信を行っているほか、上南戦(上智大学と南山大学によるスポーツ対抗戦)の試合を実況付きで生配信したりNHK全国大学放送コンテスト(Nコン)の入賞経験もあったりと、活動内容は多岐にわたっています。

2023年度入学式、午前の部の司会を担当された光田さん

【SBC公式アカウント一覧】

YouTube(お化け屋敷に使用された動画もここから見られます!)
Instagram(@sbc_sophia)
X(Twitter)(@sbc_sophia)

おわりに

いかがでしたか? 実は執筆者がSBCにも所属しているので……がっつり内部の人間がお送りしました(笑)。本当に幅広く何でもやっているサークルなので、その面白さが少しでも伝わっていれば嬉しいです。それでは!

のぶゆき
名前
のぶゆき
所属
外国語学部イスパニア語学科
〇〇がすき!
J-POPと活字がすき。
上智のいいところ
語学への強さとキャンパスの立地!