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上智学生記者クラブ通信

#310 祝10周年! 記念取材
(SCS第2弾)大学の中で働くってどんな感じ?

2024.10.25

こんにちは! ソフィアキャンパスサポート(以下、SCS)への取材記事から1年。ぜひ第2弾も、という嬉しいお言葉をいただき今回はSCS10周年記念の取材に伺いました!

ソフィアウォーターなどのサービスを深掘りした前回(#262 それ買うなら、上智のSCSで!)に続き、今回はSCSで働かれている社員様のキャリアを取材! 学生生活を支えてくださる皆さんの想いに触れることで、SCSをもっと身近に感じてもらえると嬉しいです。

取材にご協力いただいた方々は代表取締役である中村さんをはじめとする5名。キャンパス内の空調や照明から建物の管理までを広く担当される業務推進部、そして購買部や自動販売機のほか自動車教習所や卒業袴などを管理される事業部の方々です。社員さんだけではなく上智学院の職員として出向されている方々からも、それぞれのキャリアや業務への想いなど貴重なお話を伺うことができました。

◆大学の事業会社で働きたいと思った経緯や現在のやりがいを教えてください。

(業務推進部:中沢さん)元々、施設管理の仕事を他の会社でしていました。大学とは「未来を担う若い皆さんのための場」なので、そこへ力を注げるというところに惹かれました。中でも私は上智に良い大学というイメージがあったので、自分も貢献したくて働き始めました。

(事業部:本田さん)私は百貨店で30年働いていました。若い頃は転職に良いイメージがなかったのですが、その流れも今は変わってきたので一度、チャレンジしたい気持ちもあったことが一つの理由です。あとは、それまで不特定多数のお客さんに幅広くサービスを提供してきたので、「学生」のために特化したサービスを展開している点もおもしろいなと思って入社しましたね。

特にコロナの時はオンライン授業が始まってパソコンの貸出や、大学に来なくてもコンビニでネットプリントを使えるようにしたいといった要望が学院の方からありました。そのスキームを一緒になって構築していったのですが、特にレンタル事業の方は前職でネットショッピングを担当していたので、その経験を応用した形で協力していただける会社を見つけることができました。パソコンを持っていなかった学生に貢献できたと感じられたので一番、印象には残っていますね!

(事業部:渋谷さん)私も本田と同じ百貨店で20年くらい勤務していました。大学を選択した理由としては、今まで企業で利益に注目した営利目的で働いてきたものが、SCSでは営利事業でありながら、大学に寄付もして貢献できる非営利の面が大きかったからです。頑張った結果がみんなに還元できるのはいいなと思って、SCSを最終的に選びました。今は、子供と一緒に過ごせる時間が増えたことも嬉しいことの一つです!

△13号館(福田屋ビル)の2階にある職場の様子

◆社会貢献性の高い職場と感じましたが、上智学院から現在、出向されているお二人が業務の魅力を実感できた場面を教えてください。

(代表取締役:中村さん)代表取締役として私は個別の業務を担当してはいませんが、経営の立場として感じることはありますね。SCSは学生さんや卒業生、教職員やそのご家族様など上智学院の皆さんを対象にしているので私たちは学院に寄り添えるところが強みであり、外部の方からも嬉しい言葉をいただいております。実際に会社の運営にも社外取締役として学院の教職員の方に入っていただいているので、学院の皆さんとまさに一心同体で働けることが事業会社として非常に魅力的ですね!

(事業部:正山さん)最近だと紀伊國屋書店さんで「学生による書店フェア」というのを店内左側で開催しています。大学の購買部は、学生のために本や文具を購入できる場として使えるのはもちろんですが、そこに学生も参加できる場として何か良い経験を得ることができれば、大学の事業会社としては意義がすごくあるのかなと思っていて。私も上智学院での仕事が学生の成長に繋がればと思って働き始めたので、その想いで「手書きPOPコンテスト」とかを紀伊國屋書店さんで開くようにしていますね!

💭 「学生による手書きPOPコンテスト」とは??

SCSと紀伊國屋書店が主催するコンテスト。好きな作家や教材など、誰かにおすすめしたい一冊を手書きのメッセージで紹介する企画です! 実際に思い入れのある本と共にPOPは展示されて、人気投票が行われます。書店員さんによるPOP講習会や授賞式が行われるなど、かなり本格的なコンテストです✨

「学生による書店フェア『本のおもちゃ箱』」が開催中!

キャンパス内の食堂やカフェで食べられるメニュ新しいおもちゃを探したような楽しさを本でも体感してほしい。そんな願いで学生が企画したのが今回のフェアです。目を引くPOPと色鮮やかな装飾は、読書の秋にぴったりな一冊が見つかること間違いなしです! (開催期間は2024年10月31日まで)新しいおもちゃを探したような楽しさを本でも体感してほしい。そんな願いで学生が企画したのが今回のフェアです。目を引くPOPと色鮮やかな装飾は、読書の秋にぴったりな一冊が見つかること間違いなしです! (開催期間は2024年10月31日まで)ーの中でも特にお気に入りのものを聞き込み!

△紀伊國屋書店にあるコーナーの様子。

◆今年はSCS10周年、おめでとうございます!今年5月にはWarm Hearts Coffee Clubという活動をネットサイトにて拝見しました。この活動についても、お話を聞かせていただけますか。

(事業部:正山さん)今までも大学では上智のロゴが入ったものなど、いろいろなグッズを販売してきました。でも実は上智大学の精神「For Others, With Others」の想いが反映された商品はあまりなかったんですよね。
そんな中、上智の卒業生がNPO法人せいぼの活動を始めて、アフリカで最貧国とも言われる国、マラウイの子供たちに向けて給食支援を行っていたんです。具体的には栄養不足に陥った子供たちに学校給食を提供することで、学校に通ってもらおうという活動をしていらっしゃいます。そのコーヒーがとてもおいしいので、上智でもマラウイのコーヒーを売って、その利益を給食の原資に寄付できるのであれば上智らしいと考えてコラボに至りました。110周年記念で売り出したのですが評判が良かったので、今も紀伊國屋書店で販売を続けています!

△店内に並べられるマラウイ・コーヒー。

私も飲んでみました! 

非常に香り豊かで、おいしかったです。コーヒーを通じて社会貢献ができる一杯。是非、紀伊國屋書店に足を運んでみてください。(1杯 ¥130)

△NPO法人せいぼさんと上智ロゴが入ったパッケージが目印。

◆10周年を迎えた今の想いを教えてください。

(代表取締役:中村さん)私もSCSの代表取締役に出向してきて、まだ2年くらいなので歴史の一部しか知らないのですが、学院の職員として見てきた身としては感じることは大きいです。設立当初の10年前、SCSは紀尾井坂ビルで2人の社員から始まりました。それが今では30人の社員とともに多くの会社と協力しながら幅広いサービスを展開していると思うと、この10年で大きく成長したことを感慨深く感じます。
今後の展開としては会社の設立目的にもなりますが、「学生のサービスの向上」という想いをこれからも大切に学院に還元して大学をより良くできるよう働き続けていきたいです。

◆おわりに

いかがだったでしょうか。
SCSの皆様にこれからの意気込みを伺ったところ、「前職の経験があるからこそ専門家としての視点を活かした提案でより良いキャンパスを創っていきたい」、「コロナのように世の中の消費動向や学生の動きが変わっていく中で臨機応変に対応しながら、学生や教職員の方々に喜んでもらいたい」など、SCS10周年を迎えた今もなお設立当初の想いが強く感じられました。
上智大学に通われている方はもちろん、上智大学を目指している方にとっても、この記事がSCSでの業務やイベントをより身近に感じていただけるものとなれば嬉しいです!

最後になりますが、SCSの皆様、お忙しい中今回の取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。

あお
名前
あお
所属
経済学部経営学科
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歩くのと庭園巡りが好き!
上智のいいところ
6号館の勉強スペース