文学部 フランス文学科 武藤 春香

2014年に始まった、「福島県飯舘村交流プログラム」。夏休み期間に上智大学の学生が「いいたて村希望の里学園」に通う中学生と交流し、学習支援や部活動支援を行っています。今年は2年ぶりの現地交流が実現し、大学1年生から大学院2年生までの10人の上智大生が飯舘村に赴きました。
飯舘村と希望の里学園について
福島からバスで約1時間、飯舘村は人口4,500人ほどの小さな村です。福島駅よりも標高が高く、夜は肌寒さを感じるほど。交流プログラム中の東京は大変な猛暑だったそうですが、飯舘村では快適に過ごすことができました。

大学生によるワークショップ企画
「飯舘村立いいたて希望の里学園」は、福島県飯舘の公立小中一貫の義務教育学校です。こちらでは、1年生から6年生までを前期課程、7年生から9年生を後期課程として村内外から子どもたちが通っています。交流プログラムでは、7・8年生(中学1・2年生)のバドミントン部の部活動支援、9年生(中学3年生)への学習支援を行いました。
さらに、9年生の生徒たちに向けて、上智大生企画のワークショップも行いました。「卒業を控えた彼らに広い視野を持ったキャリア選択をしてほしい」という考えを軸に行われた全3回のワーク。期末テストやレポートがある中、メンバー同士で何度も話し合いを重ねました。
1日目のテーマは「お互いを知る」。共通点探しビンゴやバースデーチェーンで、仲を深めました。2日目のテーマは「自分を知る」。「偏愛マップ」の作成と共有を通して、自分を「再発見」することが目的です。

当初は手が止まってしまう生徒もいるのではないか、と懸念していましたが、みんな紙いっぱいに「好き」の地図を書いてくれました。中には、時間内に書ききれなかったという生徒もいました。
移住サポート施設「さんど」での食事
2日目の夜ご飯は「さんど」でカレーをいただきました。

「さんど」は、飯舘村の移住サポート施設です。
少し変わった名前の施設ですが、「1度目は、ふらりと遊びに来てほしい」「2度目は、村の誰かに会いに来てほしい」「3度目からは、飯舘村での暮らしや仕事を想像して訪れてほしい」という願いが込められています。

カレーを作ってくださったのは浅原さん。浅原さんは、東京で子育て・仕事をしながら飯舘でカレー屋『Andante』を9月に開業予定です。飯舘村の食材をふんだんに使用したカレーはとても美味しく、スパイスが疲れた体に染み渡りました。
食後は浅原さんがカレー屋を始めたきっかけ、飯舘村を選んだ理由、浅原さんのキャリアなどを伺いました。東京ではなかなか聞くことのできない、とても貴重なお話に、就職活動を控えた低学年メンバーは目を輝かせながらきき入っていました。
プログラムを終えて
4日間という短い期間、事前準備を含めてもたった1ヶ月間のプログラムでしたが、たくさんの学びを得ることができました。私は最終学年で来年は参加できないのですが、(卒業できれば!)就職先では地域活性化に貢献したいと改めて強く感じました。
それでは、3・4日目のレポートは朝さんにバトンタッチします。
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