FIND SOPHIA

カテゴリーで探す

コンテンツ名で探す

Volunteer

上智とボランティア

2025年度 福島県飯舘村交流プログラム(後半)
「までい」の精神 飯舘村から

2025.08.29

皆さんこんにちは!法学部法律学科2年朝 望美です。
前半に引き続き、福島県飯舘村交流プログラム3、4日目の様子をお伝えします。

進路についてともに考える

3日目の上智生企画のテーマは「進路について考える」。私たちがなぜ大学進学を選択したのか、なぜ上智大学を選んだのかなどについて自身の進路選択を記入したオリジナルシートを用いて伝えました。これは、将来を考える機会や進路に本気になる機会の一端となることを目標としたものです。
上智生の話に耳を傾けた生徒たちからは、「進路変更は間違ったことではないのだと気づけた」、「自分の得意なことからもっと視野を広げてみたい」、「大学進学したい」といった声が上がりました。
3日間の上智生企画を通じて、私たちが伝えたかったことが少しずつ生徒たちに届いていることが非常に嬉しく、実りある形になったと考えています。

幅広い選択肢があることを話す様子

9年生とお別れ

学習指導や部活動指導、上智生企画を通じて生徒たちと本気で向き合った時間もついに終わりです。生徒たちがお別れ会を開いてくれ、飯舘村の特産品などが書かれた「いいたてトランプ」でババ抜きなどして楽しい時間を過ごしました。スクールバスでの見送りでは、互いに姿が見えなくなるまで手を振り、別れを惜しみました。

最後の最後まで生徒たちと「までい」に接した上智生。「までい」とは、「丁寧に」「心を込めて」という意味でこの交流プログラムでキーワードになりました。「までい」の精神が交流する中で身につき、生徒たちとの心の距離が縮まったきっかけになったと感じています。

上智生大絶賛!いいたてトランプ

「までい」食にもあり

3日目の夕食には、佐々木千栄子さんが作った郷土料理をいただきました。東北地方の伝統食である凍餅は、もちもちとした食感と甘さが口に広がりました。凍餅は厳しい寒さと乾燥した気候の冬場に作られるそうです。千栄子さんによる郷土料理の解説を聞きながらいただいたく中で、ここにも「までい」の精神が表れていました。心を込めて丁寧に作られた郷土料理を味わうことで、飯舘村がより一層身近な村となりました。

飯舘村の郷土料理に関心を寄せる上智生

復興の歩みを学ぶ

プログラム最終日には、長泥地区で進む除染土壌の再生事業を見学しました。飯舘村は東日本大震災に伴う原発事故により、全村避難を経験しています。長泥地区では、除染で生じた土壌を使用し農地造成を行っており、そこで野菜や稲、花卉の栽培実験を実施しています。このような事業活動を行っていること自体、私自身知らずにいたため、改めて復興事業を知ることの大切さを感じました。

また、山津見神社にも訪れました。拝殿の天井には、一面にオオカミが描かれており、圧倒されました。

再生事業について理解を深める上智生

最後に

この交流プログラムを通じて、人々が大切にしてきた「までい」を感じ取り、中学生と濃密な時間を過ごすことができました。ここで得た学びをそれぞれの所属する学部学科での学びに活かすなど、今後も貪欲に学び続けたいと思います。

3泊4日ともに過ごした学生の皆さん、引率してくださった職員の方々、いいたて希望の里学園の生徒の皆さん、私たちに成長の機会を与えてくださった飯舘村の関係者の皆様、本当にありがとうございました!