2021.09.29
手話を自由に使えたら、だれとどんな話をしてみたいですか?手話は難しいものと決めつけていてはもったいない。上智大学では定期的に手話講座を開催しています。
2021年は8月3日~5日、オンラインにて手話講座を開催しました。初日は宇田川 芳江先生(特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会事務局長)をお招きして「耳が聞こえないってどんなこと?」という講話を拝聴しました。耳の構造から、聞こえについてのお話や、先生が実際に体験した日常での困りごとや嬉しかったことなどの実体験のお話を伺いました。
2・3日目は手話講師の五十嵐 郁子先生をお招きして、実践的な手話を学ぶ手話講座を開催。挨拶、感情表現、カフェでの注文のやり取り、数字の表し方、緊急時・災害時に使える手話など日常で使える手話の他、「コロナ」「緊急事態宣言」等、時事用語の手話も学びました。単語のレクチャーのみではなく、その手話の成り立ちや似た表現の手話なども教えていただき、学びを深めることができました。
参加者の声
「周囲の働きかけによって聴覚障害の方が感じる苦痛は異なるということを感じ、周囲が聴覚障害の方を受け入れる姿勢を持つことの重要性を改めて感じました」
「聞こえる人も聞こえない人もコミュニケーションをすることをあきらめないでという言葉がとても心に残りました。より良いコミュニケーションを取れるように配慮を心掛けようと思います」
「初めて手話を勉強したが、手話の成り立ちも含めて説明していただけたことで記憶に残りやすかったと感じました」
「実用的な手話を実践しながら学ぶことができて楽しかったです。少し複雑だったり難しく感じたりする表現もありましたが、練習する時間もあったので楽しく講座に参加できました。」
上智大学ではさまざまなイベントを開催しています。興味を深めたり、見聞を広めたり、どんどん活用してください。