【後編】高齢者施設の皆さんへの動画提供ボランティアに参加しました

前の記事に続き、千代田区高齢者施設の皆さんへ提供する動画を作成してくれた「上智大学ピアノの会」の紹介です。同会会長の原田実さん（機能創造理工学科3年）にお伺いしました。

演奏した曲名

♪ラジオ体操第一 (体操付き)
演奏者：森 眞緒（総合グローバル学科2年）

♪さんぽ / 作曲：久石譲
演奏者：加藤明日香（情報理工学科3年）

♪花は咲く / 作曲：菅野よう子
演奏者：澤田愛理（聖心女子大学現代教養学部3年）

この企画に参加した動機は？

「上智大学ピアノの会」は例年高齢者施設でのピアノ演奏会を行っています。しかし、感染症拡大の影響により開催が難しく、オンライン演奏会や動画提供などの代替案を考えていました。そんな中、ボランティア・ビューローさんから高齢者施設への動画提供ボランティアへの参加依頼をいただき、「これはやるしかない！」と思い、本企画に参加させていただきました。

この企画に参加した感想を教えてください

今回の動画提供は、体操つきのラジオ体操や、有名な曲のピアノ演奏を収録しました。それと同時に、上智大学のキャンパスの中や、その周辺の街歩きの様子を収録しました。
演奏会は楽しく撮影させていただきました。街歩きの撮影でも、四谷見附の橋のおしゃれな街灯や、土手から四ツ谷駅の良い眺めなど、普段は気づかない上智周辺の街の良さに気づけました。そして何より、しばらく会えていなかったサークルのメンバーと会えたことが一番嬉しいことでした。

しかし、撮影時に使う看板を共同で作り、ピアノを自由に演奏して交流を楽しむなどの時間もありました。このように、一つの目標に向けてみんなが頑張ったことで、サークル内の結束がより強くなったと思います！　さらに、視聴者の皆様と直接対面することは叶いませんでしたが、音楽を通して、世代間を問わず多くの人とつながる良い機会ではなかったかと思います。コロナ禍ではありますが、そういう不安定な時期だからこそ、サークル内の結束や外部への発信力を強くすべきだと私は考えます。今となっては参加してとてもよかったです。貴重な経験を提供して下さりありがとうございます。

動画をご視聴くださる高齢者施設の皆さまへのメッセージ

新型コロナウイルス感染症の拡大により、学生同士で対面で活動する機会が減り、同時に、異なる世代間の交流も減ってしまいました。しかし、そのような状況の中でも、私達が、変わらずに元気であることを、高齢者施設にいらっしゃる皆さんに知っていただき、音楽と共に少しでも励みになればと思っています。どうぞ動画をお楽しみください。

「上智大学ピアノの会」の動画は、ピアノの演奏だけでなく、ラジオ体操の実演があったり、四ツ谷駅～上智大学周辺の風景が街歩き風に入っていたりと、盛りだくさんの内容になっています。
今回、工夫をこらして動画作成に取り組んだ2組の上智大生の思いが、より多くの千代田区の高齢者の皆さんに届いていることを願っています。