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上智とボランティア

「チャリティー・ベンダー」による寄付が累計1,000万円を突破しました~寄付による支援先の1つ・スーダンの風景~

2021.10.27

「チャリティー・ベンダー」とは?
日常生活の中で学生や教職員にチャリティーや福祉に対する問題意識を高める一助になることを期待し、2008年7月に学内に4台設置された飲料自動販売機です。

学内の自動販売機は、市場価格より安価(主に20円引き)で販売していますが、「チャリティー・ベンダー」では市場価格での販売とし、学内販売価格との差額を寄付する仕組みです。
8号館・9号館ピロティ、2号館5階、7号館下に設置されています。

その「チャリティー・ベンダー」における寄付の累計額が、今年4月に1,000万円を超えました。

寄付金はカリタスジャパンを通じて、様々な寄付先に送られています。
2021年10月現在は、スーダン、海外援助、新型コロナに寄付されています。

今回は、これまで最も長期にわたり寄付をお送りしている支援先、スーダンについて、カリタスジャパンからご提供いただいた写真を用いて、この支援の先にどのような状況が広がっていたのかをご紹介したいと思います。

「チャリティー・ベンダー」を利用される際に、是非これらの写真の風景を思い出していただければ幸いです。


支援の概要(スーダン)

スーダンはエジプトとイギリスに支配されていましたが、1956年に共和国として独立します。しかしそれ以降、北部に住むイスラム系住民と、南部に住む非ムスリム系住民との対立が続いてきました。カリタスジャパンでは、2003年、スーダン西部ダルフールで両者の対立の激化から起こった紛争をきっかけに、現地支援を開始し、食糧支援や生活支援などを毎年行っています。また、2011年に南部スーダンが南スーダン共和国として分離独立してからは南スーダンにも支援を実施し、これまで両国に対して、総額8,750万円相当を援助してきました。

©Caritas Internationalis
2017年3月17日、ビリング・パヤムで食料券を受け取るために、指紋で受け取りサインする受益者。
この食券は、50キログラムのソルガムと豆の袋に交換できる。
(南スーダン パヤム)
©Caritas Internationalis
2017年3月17日、ビリング・パヤムで食料を受け取る母と姉妹
(南スーダン パヤム)
©Caritas Internationalis
2017年3月17日、早速配布された食料で食事を作るマリー・アコヤさん。
マリーさんとご家族は食料配布の前は野生の山菜などを取って飢えをしのいでいました。
(南スーダン パヤム)
©Caritas Internationalis
©Caritas Internationalis
2017年3月24日、ワウにある国内避難民キャンプの様子。
ここには3万1千人が住んでいる。(南スーダン ワウ)

©Caritas Internationalis
2017年4月28日 ワウにある国民避難民キャンプで屋根のない教会の庭先で寝起きした人々
(南スーダン ワウ)
©Caritas Internationalis
2018年6月20日、ヨハンナ・マリー、カリタスの支援で難民キャンプ内で職業訓練を受けている。
生理用品や女性用のスカートなどの作り方を習う。 
(ウガンダ ビディビディ)
©Caritas Internationalis
2018年6月20日、「世界難民の日」に合わせて南スーダン難民のために食事を作るウガンダのボランティア 
(ウガンダ ビディビディ)