2020年度に全4回のプログラムを企画した“学生による学生のためのプログラム”、「南三陸町✕上智大学リモートプロジェクト」が2021年度も新たなメンバーで始動し、10月に第1弾となる企画を実施しました。
オクトパス君の産みの親が語る“つながりで地域おこし”
震災から10年が経った今、復興を遂げた南三陸町の現状と、その復興に向けて地域が直面してきた社会課題について学ぶ機会は貴重なものです。
上智大学南三陸プロジェクトチーム2021 は、10月23日(土)に「南三陸町×上智大学リモートプロジェクト第1弾『オクトパス君の産みの親が語る“つながりで地域おこし”』」を開催しました。
南三陸のキャラクター「オクトパス君」の生みの親である阿部忠義さん(一般社団法人南三陸研修センター代表)を講師にお迎えし、震災後から取り組まれてきた地域おこしの事例を5つの“ツナガル”をキーワードにご紹介いただくとともに、それらとSDGsとの繋がりについてお話しいただきました。
参加者の声
「街づくりや地域おこしが復興だけでなく環境配慮やSDGsにも繋がっているということ。具体的な南三陸における地域おこしの成功例を知ることができてとても貴重な機会になりました」
「つながりを大切にした様々な活動と阿部さんのアイデア精神に、非常に学ぶことが多かったです。また、上手く行っている時は、周りの人に感謝をするというメッセージがとても印象的でした」
「阿部さんのバイタリティ溢れるお話。『残った人生を復興に使うというのは当たり前のことだと思った』というお言葉が印象的でした。報道では復興したかのように報じられることもありますが、阿部さんの『町はきれいになっても僕たちの気持ちは変わらない』というお言葉が忘れられません」
企画者memo
復興とまちづくり、そしてSDGsが現地でどのように実践されているかを学ぶという目的で開催したイベントでしたが、阿部様のお話は、更に本質的で大切な考え方を伝えてくださったと思います。
震災の前と後で自己実現から他己実現へと変わった生きる目的。
物事がうまく行かない時は周りへの感謝を忘れずに「際」をせめてアイデアを出すことの重要さ。
これらの想いがあるからこそ、復興や地域おこしに対して全力を注いで多様な取り組みが行えるのだと感じました。
上智大学南三陸プロジェクトチーム2021では今後もイベントを企画中です。
ぜひ今後のイベントもお楽しみに! 皆さんのご参加をお待ちしています。