2021年10月16日(土)、みちのくrenaissanceが南三陸町観光協会様のご協力のもと、「オンライン勉強会in南三陸町」を開催しました。その様子をみちのくrenaissanceメンバーから報告してもらいました。
みちのくrenaissanceの活動
みちのくrenaissanceは「東北の魅力を五感で感じ、その魅力を周囲に発信する」ことを目的として2011年から活動している課外活動団体です。今年度は「東北の今を知り、そして学ぶ」をテーマに、企画・活動を行っています。
東日本大震災から10年という節目の年を迎え、それぞれの被災地は震災前の日常を徐々に取り戻しつつあります。その一方で、人々の記憶や関心が薄れ、震災が過去のものとして捉えられていることが課題であると感じています。そうした中で、当団体の活動を通じ、震災当時の様子や現在の復興状況などを知り、震災の教訓や防災について学び、関心や記憶が薄れている方々にも改めて震災について考えてもらいたいという思いを持って、活動しています。
「オンライン勉強会in南三陸町」の開催
今回のオンライン勉強会はみちのくrenaissanceの今年度初めてのイベントでした。
まず、南三陸町観光協会様が実施している「『震災語り部講話・オンライン』~私が体験した東日本大震災~」というオンラインプログラムに参加し、語り部の阿部悠斗さんに震災直後の街や人の様子、避難生活、復興の状況、さらに防災に関することについてお話しいただきました。
参加者の方からは、南三陸町の被害状況や「震災発生直後に食料や飲料、電気の入手が困難で大変だった」という阿部さんの経験談を聞き、防災の重要性を痛感し、日ごろから自然災害に備えることの大切さを学んだという声が多くありました。
阿部さんの語り部講話終了後、続けて「宮城県魅力発信ツアー」を開催しました。
みちのくrenaissanceのメンバーが、手作りの観光マップを作成し、それを参考にして、宮城県内の観光地や文化、自然、お祭りなどについて紹介しました。
みちのくrenaissanceから伝えたいこと
日常が非日常になる前に備えることは大切なことです。
防災のために、ライト付き手回し充電ラジオや非常食(水、缶詰、飲むおにぎり等)、連絡手段となる機器などを携帯しておくことをおすすめします。
他にも、様々な防災グッズがありますので、「もしも」災害が起きた際に、何が不足するのか、何が必要になるのかを考え、前もって災害に備えることが必要です。また、防災グッズだけではなく、ハザードマップや避難経路などを事前に確認することも重要なことです。
日頃から、「もしも」を考え、命を守る行動とはどういうものなのか、防災のためには何ができるのかを考えていきましょう。
今後もみちのくrenaissanceは様々なイベントを開催する予定です。
皆様のイベントへのご参加をお待ちしています。
また、当団体では一緒に企画を盛り上げてくださる仲間を随時、募集しております。興味がある方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
michinoku.renaissance@gmail.com
最後になりますが、本企画にご協力くださいました南三陸町観光協会の皆様、この度はありがとうございました。
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