プロジェクトチームメンバーによって活動している2021年の「南三陸町×上智大学リモートプロジェクト」。2022年2月17日(木)に第3弾となる『南三陸×SDGs×生物多様性〜イヌワシの保護について〜』を実施しました。
今回、ご講演いただいたのは、鈴木卓也さん(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会・南三陸ネイチャーセンター友の会会長)です。
本イベントでは、イヌワシという野鳥と南三陸の自然との関係から、SDGsや生物多様性にまつわるお話をしていただきました。
鈴木さんの講義の後、参加者の皆さんには、そのお話をふまえたクイズにもチャレンジしていただきました。
〜南三陸の自然とイヌワシ〜
皆さんは、全国にイヌワシが何羽いるかご存じですか? 実は、日本全体で約300羽だそうです。この数から、イヌワシがいかに貴重な存在かわかりますよね。そして残念ながら、南三陸には現在1羽もいないそうです。そんな状況を危惧し、鈴木さんは南三陸のシンボルでもあり、生態系ピラミッドの頂点でもある「イヌワシ」の保護活動をされています。
参加者の声
「特に、都市集中という課題に対しての新しい生活様式のお話と、イヌワシという絶滅危惧種と山・人との関わりについてはとても印象深かったです」
「前回のイベントで漁業のお話を伺いましたが、今回新たに林業という視点から南三陸について知ることができ大変興味深かったです。イヌワシを守るにはまず環境を整えることが重要だとよくわかりました」
企画者Memo
本イベントでは、イヌワシの保護という観点から、南三陸の生物多様性やSDGsについて学びました。参加者の皆さんにもクイズや質疑応答に積極的に参加していただき、とても充実したイベントになりました。生態系ピラミッドに位置する鷲の保護を行うことが自然環境全体の保護に繋がるという鈴木さんのお話が、とても印象に残りました。
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2021.12.23
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