ボランティア・ビューローでは、2022年3月2日~4日にオンラインにて手話講座を開催しました。
初日は宇田川芳江先生(特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会事務局長)をお招きし、「耳が聞こえないってどんなこと?」と題してお話しいただきました。難聴の方の困りごとや嬉しかったこと、“聞こえ”についてなど、先生ご自身の体験をふまえながらとても分かりやすく解説してくださり、参加者は真剣な眼差しで聞き入っていました。
2・3日目は五十嵐郁子先生による、実践的な手話を学ぶ講座を開催。
挨拶、感情表現、カフェでの注文のやり取り、数字の表し方、緊急時・災害時に使える表現など日常で使える手話の他、「コロナ」・「緊急事態宣言」等、時事用語についても学びました。単語のレクチャーのみならず、その手話の成り立ちや似た表現の手話なども丁寧に教えていただき、より学びを深めることができました。画面越しではありましたが、笑顔で手話に挑戦する参加者の姿がとても印象的でした。
参加者の声
「お話を拝聴したことで、現代社会が難聴の方々にどれほど寄り添っていないのかが分かりました。難聴の方々が取り残されない、よりよい社会を創造するために、難聴の方々への理解を促進することの重要性に気づくことができました。今まで、難聴についての詳しいお話を聞く機会がなかったのですが、今回のご講演で、私自身の理解不足を実感し、手話を身に着ける意欲がさらに湧きました」
「手話の経験が全くない私でも全てを理解できるほど本当に分かりやすくたくさんのことを教えていただき、参加してよかったなと思いました。2日間にわたりありがとうございました!」
「外国語を専攻している際によく思うことで、先生からもお話がありましたが、相手の言語を知っている(自分の言語を知ってもらえる)と言うことはとてもうれしく感じることなので、まだ簡単な単語しかわかりませんが、機会があれば是非使用していきたいと思いました」
ボランティア・ビューローでは来年度もさまざまなイベントを開催していきます。ご自身の興味を深めたり、見聞を広めたりするために、どんどん活用してください。
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2021.12.21