2021.12.21
千代田区内の企業(エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ株式会社様)から賞味期限が近付いた非常食の有効活用ということで、100名分の非常食セットを千代田区社会福祉協議会を通じて寄付いただき、2022年4月19日、「非常食配布会」を9号館アクティブ・コモンズにて開催しました。
このイベントは、東日本大震災をきっかけに2012年に団体を設立した課外活動団体Sophia Volunteer Network(以下、SVN)が運営しました。SVNは、2015年度から毎年「防災WEEK」を開催し、防災啓発のイベントを通して学生・教職員の災害やボランティアへの関心を高めるきっかけ作りをしています。
今回のイベントを契機に、「地震などの災害への備えについて改めて考えてみよう!」というメッセージを込めて、配布する1日分の非常食を楽しく食し、「ローリングストック」の習慣が定着する事を促しました。
日頃から、少し多めに食材や加工品を備蓄しておき、使用した分だけ新しいものを買い足して、常に一定量の食料をストックしておくことで、いざという時に賞味期限切れになっているのを防いだり、災害時に食料品の入手が困難な場合でも最低限の生活を送ることができたりします。
配布した非常食セットを利用して、実際に一日の食事をしてみると、なかなか贅沢なものになります。
上智大学では大規模災害発生時に、学生や職員の安否を確認し、安全を確保すること、また、その後の授業実施等に関する指示連絡を含めたサポート活動をスムーズに行うことを目的として「安否確認システム」を導入しています。すでに学内の電子掲示板等で登録等の案内をしていますが、今回のイベントでは、このシステムの初期設定の呼びかけのチラシも併せて配布しました。
また、当日はウクライナへの募金活動も行いました。
お寄せいただいた募金(6,336円)は全額、日本赤十字社を通して「ウクライナ人道危機救援金」に寄付いたしました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
最後に、イベントを運営したSVNのメンバーに感想を寄せてもらいました。
「多くの学生が来てくださり、非常食の配布や安否確認システムについてのチラシの配布を通して、みなさんの防災意識を高めることができたのではないかと思います。また、ウクライナ支援の募金についても、短時間であったにもかかわらずたくさんの募金があり、ウクライナの人々のために少しでも助けになりたいというみなさんの気持ちを感じました。このような貴重な機会をいただけたことに感謝いたします」
SVNのみなさん、久しぶりの対面での活動、お疲れさまでした。