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上智とボランティア

STOP! スマホの詐欺被害 ~サイバー防犯ボランティアに参加しました~

2022.05.19

インターネットが日常生活に欠かせない現在ですが、それに伴いサイバー犯罪の件数が年々増加しています。それらの犯罪から高齢者を守るため、東京都内を中心とする5大学の学生有志が「サイバー防犯ボランティア」を結成しました。

麹町警察署からの依頼により、ボランティア・ビューローでボランティア募集を行ったところ、上智大学から15名の学生の応募がありました。

2022年4月28日、ボランティア結成式を含むイベントに参加しました。

イベントに先立ち、セミナーが開催され、サイバー犯罪の具体例やその防止方法、家族や知人がうっかり詐欺にあった際の対応方法などを学習しました。
「高齢者には、インターネット等の便利さを活用しながら、犯罪例の予備知識を持っていただく」「高齢者が詐欺にひっかかったとしても、周りの家族はその高齢者を責めるのではなく、共に冷静に対応することが大事」ということなどを学びました。

その後、JR飯田橋駅前に移動し、サイバー防犯ボランティア結成式が開催されました。

一日署長に就任された俳優のいとうまい子さんから、「インターネットに詳しい大学生の力を借りて、社会、地域、家族としてみんなで高齢者を守っていきましょう」というお話がありました。

その後、大学生ボランティアを代表して、上智大学から大塚美空さん(教育学科3年)が委嘱状を授与されました。

大塚さんからは、「セミナーをお聞きして、インターネットに不慣れな高齢者の方がスマホを使うことにより、サイバー犯罪の被害に遭うおそれがあることがよくわかりました。孫世代にあたる私たちが、身近にいる高齢者の方がサイバー犯罪の被害に遭わないよう、ボランティア活動により社会貢献していきたいと思っています」とボランティアとしての決意が述べられました。

結成式に続いて実施された広報活動では、一日署長、ピーポくん、ピーポくんのおじいさん、おばあさんとともに、警視庁サーバーセキュリティ対策本部発行のリーフレット「家族みんなでSTOP スマホの詐欺被害」などを通行人の皆様にお配りし、注意喚起を促しました。

後日、麹町警察署長福山隆夫氏から、本学を代表して永井敦子学生総務担当副学長に感謝状が授与されました。

【参加学生の感想】
サイバー犯罪に関する講習を受けて一番に思ったのは、決して「他人事ではない」ということです。委嘱式の中で「サイバー犯罪に巻き込まれる高齢者を救うために、ネットに精通した若者の力を借りたい」と、今回のボランティアの目的が説明されました。私自身、ネットには精通している自信があり、高齢者を「救いたい」という思いで臨んでいました。
しかしサイバー犯罪は巧妙化しています。偽広告、架空請求、フェイクニュース——どれをとっても誰もが騙されうる犯罪です。そこに世代は関係ありません。「ネットをよく使うから平気」「自分は若いから大丈夫」と油断せず、まずは自分が騙されぬよう気を付ける必要があると感じました。どこかで上智生向けの啓発活動も出来るとよいと思います。
(狩野祐輝 文学研究科1年)

「サイバー防犯ボランティアの活動」は今後も継続します。初めての活動でしたが、麹町警察署の皆様のご指導のもと、有意義な活動に協力する事ができました。参加された学生のみなさん、お疲れさまでした!

当日は警察署の特別な車輛で送迎いただきました。