2022年5月29日、上智大学も含まれる紀尾井町をはじめとした番町・麹町などの地域で「麹町界隈デジタルスタンプラリー(麹町出張所地区連合町会主催/2022年5月29日~6月30日)」のオープニングイベントが開催され、上智大生7名がボランティアとして参加しました。
参加者の一人である狩野祐輝さん(文学研究科1年)に当日の様子を報告していただきました。
スマートフォンのQRコードや位置情報機能を活用して行われる「麹町界隈デジタルスタンプラリー」。開催にあたっては「参加した方々がスマートフォンを使いこなせるのか」という懸念があったそうです。
オープニングイベントでは、最初に六番町町会長新井巖氏による「スポットの見所と解説」のお話があり、その後、職員と大学生ボランティアによる「操作説明と体験会」が行われました。当初の懸念点を払拭すべく、上智大生は参加した方々にスマートフォンの使用法を教える「助っ人」として参加したのです。
学内掲示板等での募集を見て集まった7名の上智大生達。イベント開始前は「本当に自分が教えられるのかな?」と不安そうな表情を見せていました。
「本日は上智生の皆さんに来て頂いています。分からないことがあったらすぐに手を上げて知らせてくださいね!」と職員から声が掛かると、会場では次々に手が上がりました。
「これ結構難しいですよね!」「まずはこのボタンを押してみましょう」イベントが始まると不安な表情は一転、頼もしくスマートフォンの使用法を教えていく上智大生達。
「ごめん、iPhoneの人! こちらの方の対応をお願い出来ますか?」それぞれが使用しているスマートフォンに合わせ、学生同士での助け合いも見られました。どの学生も腰を屈めて、座っている参加者に目線を合わせ、時に雑談にも応じながら和やかにイベントが進んでいきます。
「またイベントに来てくださいね」
イベント終了時、職員の方だけでなく、参加者の方からもこの言葉を言われたのが印象的でした。
上智の教育精神、「他者のために、他者とともに」の想いを胸に、これからも私達は活動を続けていきます。
【参加者memo】
「ありがとう」と直接言って頂ける場面があったので、心からやりがいを感じました。また、六番町町会長さんのお話を聞いたり、スタンプラリーに参加したりする中で、知らなかったキャンパス近隣の魅力を沢山知る事ができました。大学に通う中で、何気なく通りすぎている道に意外な歴史がある。上智の友達同士でスタンプラリーに参加するのも楽しそうだと思いました。
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