秋学期も、聴覚に障がいのある方への理解を深めながら、新しい言語としての手話を学べる手話講座を開催しました。
ボランティア・ビューローでは、2023年2月13日~14日に「2022年度秋学期 手話講座」を開催しました。
手話講座では、五十嵐郁子先生による、実践的な手話を2日間にわたり学びました。
挨拶、感情表現、カフェでの注文のやり取り、数字の表し方、緊急時・災害時に使える表現など日常で使える手話の他、時事用語についても学びました。単語のレクチャーのみならず、その手話の成り立ちや似た表現の手話なども丁寧に教えていただき、より学びを深めることができました。また受講者同士がペアで復習する時間もあり、習った手話をしっかり理解した上で知識を増やしていくことができました。
講演では宇田川芳江先生(特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会事務局長)をお招きし、「耳が聞こえないってどんなこと?」と題してお話しいただきました。難聴の方の困りごとや嬉しかったこと、“聞こえ”についてなど、先生ご自身の体験をふまえながらとても分かりやすく解説してくださり、参加者は真剣な眼差しで聞き入っていました。
【参加者の声】
- 聞こえにくい人へのコミュニケーションにおいて何に気をつければ良いのか、今まで考えたことがなかったので参考になりました。聞こえにくいことで自信が持てなかったり、孤立感を抱くことがあったりすると知ったので、今後当事者の方に会うことがあったら今日学んだことを意識して接したいです。
- 表情や目で感情を伝えること、口を大きく動かすこと、身振り手振りをすること、全身で気持ちを表すこと…これらは、耳の聞こえる、聞こえないに関わらず、人と人とのコミュニケーションにおいてとても大切なことだと気づかされました。決して言葉だけでコミュニケーションが成り立っているわけではないのだということを学びました。
- 短い時間で、凝縮された多くのことを学ぶことができました。手話は初心者でしたが、非常に楽しかったです。