2023年2月20日、21日、22日の3日間にわたり、災害救援ボランティア推進委員会様の運営で、災害救援ボランティア講座を開催しました。
3日間の講座を受講した22名の学生には、『セーフティリーダー認定証』と『上級救命技能認定証』が交付されました。
3日間の主な内容
1日目
災害救援ボランティアの基本
出火防止と初期消火について
災害模擬体験と実技(本所防災館にて体験)
2日目
応急手当活動(上級救命技能講習) 指導:東京防災救急協会
3日目
災害ボランティア活動ケースワーク(グループワーク)
災害ボランティア活動図上演習(グループワーク)
災害と防災対策の基本
千代田区の地域特性を踏まえた、災害支援に関する取組み
被災地での安全衛生
グループワークについての振返り
- クロスロード問題のグループワークは、初めてだったがとても興味深かった。災害の現場では、一刻を争う状況の中で正しい判断をしなければいけないが、避難者の立場、避難所の責任者の立場、ボランティア団体の代表など、それぞれの立場に取り巻く環境によって、考え方や判断基準に迷いが生じてしまうのが、難しかった。
- 図上演習が印象に残っている。実際に被災地でボランティア活動するときの注意点などをグループで考え、再確認した。被災地のような現場では、トラブルはつきものだと思う。そのため、トラブル発生時の対処法、気をつけるべきことを学び、勉強になった。また、自分1人では気づかないことにもあった。実際、被災者側に立つのか、ボランティアリーダーとして仲間のことを想うのかによっても、判断が変わってくると学んだ。
- グループディスカッションを行うことで、自身の意見だけではなく他者の視点からの意見を聞くことで災害に対する意識が変わりました。グループメンバーの中でも、一人暮らしまたは実家暮らし、災害経験者または非経験者などがおり、それぞれの意見が非常に参考になりました。
2日目の応急手当活動の感想
- 成人への心肺蘇生方法は知っていましたが、小児や乳児への方法を新しく学ぶことができて良かったです。また、三角巾が災害時に非常に有用であることが分かりました。
- 圧迫の位置・深さ・タイミングを身をもって知ることができたので非常に有意義な時間を過ごすことができました。