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上智のいまを発見

キャンパス内で「防災」と「減災」について考える
2025年度防災訓練

2026.02.16

毎年、ホフマン・ホール小会議室を利用している課外活動団体向けに開催される「ホフマン・ホール防災訓練」の様子についてお伝えします。 小会議室を利用する団体は、この防災訓練に参加することが条件の1つとなっています。

避難経路の確認「非常階段を使ってみよう」

「東側の経路から脱出してください。」

避難指示の放送が鳴るとともに小会議室から出てくる学生たち。実際の火災発生を想定した訓練のため誘導者はいません。学生たちは通常、西側の階段を使用しており、今回は緊急時のみ使用する東側の非常階段を利用しました。普段は西口と東口を意識する機会が少ないため、どちらから避難すべきか迷う様子も見受けられました。非常口案内図は各階に貼ってあるものの意識的に確認しておかないと気付かないものです。災害時には、最初の行動が安全を守るうえで大切になります。

実際に避難経路を歩いた学生からは

・日頃意識したことのない、ホフマン・ホールに位置する部室からの避難経路を確認でき、非常に有意義であった。

・避難経路は階段が意外と狭かったり、自分が今まで通ったことのない道だったりと歩いてみないとわからないことが多くあった。

グループディスカッション

キャンパス内での「防災」と「減災」について考える

避難経路を歩いた後、10号館講堂に移動しディスカッションを行いました。

まず初めに学生センター職員から「防災・減災」「自助・共助・公助」の考え方にについて説明がありました。大学による「公助」には限界があります。緊急時、自分の命は自分で守る「自助」は最優先です。そのうえで、キャンパスにいる時間の長い皆さんには率先して、自分たちで助けあう「共助」に携わっていただきたいです。

4人1グループになり、「危険を回避するためにどんなふうに部員に伝えられるか」を考えました。

アイディアをいくつか紹介します。

・部室が獲得できたら部内に防災ルールを明示する

・LINEのノートに避難経路の共有

・荷物を廊下に置かないことを日頃から周知徹底

・東側の階段の存在を知らせる

・防災だからではなく、普段から片付けの徹底。公然の場に物を置かない。

避難の妨げとなるものを通路に置いておくことは非常に危険です。荷物が邪魔で避難が遅れることが無いよう日頃から整理整頓に取り組んでください。

「部として、上智の減災のためにどのような行動をとることができるかを」考えるパートでは部の特性を生かした様々なアイディアが付箋に書きだされました。

・英語話者が多いから、英語で率先して協力する。

・部室の衣装を寒がっている人に貸してあげる

・力に自信があるので重い荷物を運ぶ

・マイク、スピーカー、モニターがあるので情報共有のお手伝い。

受講した学生の声

・2時間の講習だったと考えられないほど学びのある会だった。今まで自分が防災という言葉は知っていて防災訓練に参加したことがあっても、防災について全く考えたことがなかったことを痛感した。訓練だけでなく、講習の方にも参加できて良かったと感じた。

・他の団体とディスカッションを行うことで、それぞれ全く違う環境で活動していることや、だからこそひらめく防災のアイディアがあり、新鮮さを感じとてもためになった。

・実際に避難経路を通ってみて想像以上に危険がたくさんあることに気づいた。パニック時は大混乱が起きそうなので、少なくとも所属団体のメンバーには落ち着いて行動するように声掛けする必要があると思った。

・自分の団体の特徴を踏まえながら、大学全体の減災にどのように貢献できるかを検討できたことが特に有意義だった。

防災を「知っている」から「自分ごととして考える」へと意識が大きく変化しており、講習参加の価値をしっかり捉えられていますね。

担当者メモ

今回の2時間にわたる防災訓練が、災害時に自分が取るべき行動について具体的に考える機会になっていれば幸いです。

災害はいつ、どこで起こるのかわかりません。もしもの時に備え、日ごろから防災を意識していただければと思います。

万が一、緊急事態が発生した際には、皆さん一人ひとりが率先して行動し、自分たちの身は自分たちで守るとともに、周囲と声を掛け合いながら支えあう「共助」に取り組んでいただけることを期待しています。防災訓練でもお伝えした、「安否確認システム」に関する記事もぜひご覧ください。