ケアのスペシャリストを目指す
2023.01.27
こんにちは! Sophia Topicsです。
3月ももう終盤、秋学期の成績も出て、いよいよまた1つ学年を重ねようかという時期ですね。
そんな今回のソトピですが、ある方々にインタビューをしてきたので、その模様をお届けします。
その方々は…
上智大学お笑いサークルSCSの「オデッセイ」さんです!
既にご存知の方もいるかとは思いますが、オデッセイさんは3月5日に行われた全国お笑いサークル団体戦 “NOROSHI 2018”決勝で、SCS史上初の優勝を果たしました。
“NOROSHI”とは、各大学のお笑いサークルを代表する芸人がチームを組み、漫才・コント・ピンの3種目で芸を競う団体戦。そこに今回SCSから出場したのがオデッセイでした。
左:さーや(外国語学部イスパニア語学科4年)
右:ニシダ(外国語学部イスパニア語学科4年)
左:田中亜輝人(総合人間科学部社会学科3年)
右:さーや(外国語学部イスパニア語学科4年)
マザーハッカー金澤(経済学部経営学科3年)
この3組で、オデッセイは天下を取りました。
何せ大会公式ホームページ(http://noroshi.circleapp.jp/about/)の言葉を借りれば、「全国イチ面白いサークルを決めるお笑い団体戦」というのが、この”NOROSHI”であるわけです。
つまり今や、皆さんの周りにもいるであろうSCSの人たちは、「全国イチ面白いサークルの構成員」となっているんですね。畏れ多いとはまさにこのこと。
そんな面白い人たちが身近にいるのなら、これはぜひ話を聞いてみたい!
ということで、いろいろと聞いてきましたよ。
―まず、優勝おめでとうございました。これまでにも数々のタイトルを獲得してきたという中で、今回の大会はどういう位置付けでしたか?
ニシダ(以下、ニ) 「大会の規模としては一番大きかったですね。自分たちラランドは1年生から出てて、毎年敗者復活戦くらいで。で4年生でやっと準決勝、決勝と行けたので、思い入れもあるし個人的に勝ちたかった大会ですね。最後に優勝できてよかったです」
―「優勝できる」という思いは?
さーや(以下、さ) 「私は基本勝負事とかはあまり好きじゃないんですけど、今回はいろんな人から仕上がりを聞かれた時に『あ、優勝するよ!』って1ヶ月前くらいから言ってたんですよ。で実際に優勝できたので、よくわからないけどエンジンはかかってたかもしれないです。『イケるな』と」
―MCのジャルジャルさんも「終わった瞬間から(オデッセイが)勝ったな」とおっしゃっていたそうで…
さ 「言ってくれましたね。幕閉じてから囲み取材までの間にも、『いやぁうまいなー』みたいに言ってくれてて。漫才は体感でも気持ちいいくらいウケてたよね」
田中(以下、田) 「幕の外で見てたんですけど、めちゃくちゃウケてました。順番が漫才、ピン、コントなんで僕らは舞台袖で見てたら、漫才は出てった瞬間にちょっとウケてるんですよ(一同笑)これはもう勝ったなと。全部ウケてたから、めちゃくちゃ(雰囲気を)暖めてくれて、ピンもコントもちゃんとウケて」
さ 「団体戦は順番も大事なので、その構成も結構考えました」
―今回がこのチームで出るのは最後ですが、3年生の2人から見て4年生の2人はどんな感じでした?
マザーハッカー金澤(以下、金) 「ネタを作る時から案とかを出してくれるのはさーやさんでしたし、『すげぇなー』とは思ってました」
さ 「ピンのネタとかもみんなで考えるんですよ」
田 「ニシダさんは?」
金 「だいたい週に5,6回くらいは集まって練習するんですけど、ニシダさんが来るのは週に2回とか(一同笑)」
さ 「一番暇なはずなのに…。でも集まるのは確かに難しかったよね」
田 「全員遅刻が凄くて。後半とかはみんな遅刻して、1時集合なのに4時になったりとか」
さ 「途中から遅刻の理由で大喜利しだすんですよ。『ごめんなさい、今おばあさんが落としたリンゴを拾ってて…』とかみんな嘘をつきだして」
田 「僕から見ると、4年生は最後だから相当気合入ってんなと思いました。正直3年としては、準決勝に行けただけでも大分嬉しいんですよ。予選はお客さんが150人くらいで、準決勝になると250人くらいになるので、自分が緊張しちゃって。結構いっぱいいっぱいでやって、結果決勝進出が決まって舞台で泣いちゃったんですよ。今だから言うやつだけど(一同笑)。その瞬間に後ろ下がって、『こいつ泣いてる!』って思われる前にスーッと(笑)でもその時4年生見たらそっちもちょっとウルっと来てて、3年の僕でさえこんな嬉しいのに、最後だったらもっと嬉しいんだろうなと。まあ決勝まで連れてきてもらいました(笑)」
―じゃあ来年は自分が下級生を…
田 「いやもう、終わりです!(一同笑)」
ニ 「がんばれよ(笑)」
田 「まあ自分たちが引っ張っていくくらいの気持
ちでね」
金 「できる限り頑張りたいと思います」
―オデッセイという名前は引き継ぐ?
田 「オデッセイとして出ちゃうと、前回大会優勝ってことでかなりハードルが上がるんですよね。そのハードルは越えられんよ!(笑)」
―特に4年生の2人はこの1年間就活もあったでしょうし、大学生活の中でいろいろなこととお笑い活動を両立させてきたと思いますが
ニ 「俺はまあちょっと違うから…(一同笑)」
さ 「いろいろ複雑なんで、実質(就活を)経験したのは私だけなんです(笑)。なので私の話をすると、ずっと4年間ひっきりなしにお笑いをやってきて、授業もイスパっていう厳しいところだったんですけど、逆にそれによってリズムができて。変に時間を持て余すより、『ここは勉強して、ここはサークルで』っていうのを細かく決めてたのでやりやすかったです。それに就活でもお笑いの活動って凄く話のタネになるんですね。それで2ヶ月くらいで就活を終わらせて、すぐにお笑いの活動を再開しました」
ニ 「就活中もちょっとライブとか出てたしね。普通に漫才やってた」
―卒業後の活動については
さ 「私は広告系の会社に就職が決まってて、そこに勤めながらお笑いも続けたいです。もちろん激務だと思うんですけど、表舞台に立って人の心を動かす芸人と、裏側から動かす広告の両方を知っておけば、無双できるんじゃないかなと思って。そのどっちの力も付けたいと思ってます」
田 「神になるんじゃないですか(一同笑)」
さ 「前代未聞のことがしたい、最強になりたいです(笑)ただ仕事ではなく趣味でお笑いを続けるにしても、高いレベルを維持していないといけないと思うので。(事務所に)ちょっと声をかけていただいたりもしているので、両立できるような形で所属できたらいいかなと。(今のコンビは)私だけ先に卒業して、いろいろと春から状況も変わってきてしまうので、そこも含めて模索中です」
―大学に入る時からそういう思いはありましたか?
さ 「私は小さい時から子役をやってたんですけど、母親に『義務教育の間はちゃんと勉強しないと』って言われてやめさせられたんです。それで勉強を頑張って上智に来たんですけど、やりたかった子役を『やめさせられた』っていう不満が爆発してお笑いサークルに入ったので、大学に入る前からですね」
―他の皆さんも将来のことについては…
金 「僕は多分続けないですね。現時点では考えてないです」
田 「え、お前どうなりたいの?」
金 「いや、金持ちになりたい」
田 「バカなんですよね(一同笑)」
金 「まあもちろん面接でもお笑いのことは話すだろうし、今後も好きではあり続けるとは思うんですけど、実際にやりはしないかなと。M-1にはもう卒業したもともとの相方と毎年出るとは思いますけどね」
田 「いやぁ…僕は考えたことないですね。でもお笑いが初めて自分で『やりたいな』って思ったことで。中高の時、親の仕事の関係でずっと海外にいて、行きたくもないところでやりたくもない言語をやらされて。そう言われたからやらされてたんですよね。それで大学も適当に受けたら上智受かって…」
さ 「生意気だなぁ、高校生が読んだらイライラするよ(笑)」
田 「もちろんちゃんと勉強はしましたけど(笑)でもお笑いサークルももともと入ろうと思ってたわけじゃなくて、フラッと入ったら面白くて続けてきたぐらいな感じで。そしたら優勝しちゃってぇ(一同笑)」
金 「順風満帆(笑)」
田 「とにかく自分の意思で何かをしてきたことがあまりなくて。でも就活ってそうじゃないですか、自分の力量次第ですし。だから就活は今凄く楽しくて…。お笑いは…死ぬまでやります(笑)」
ニ 「自分は…そうですね。お笑いは楽しいんですけど、4年間やった上で考えたのは、やっぱり才能がないなっていう(一同爆笑)楽しいからやっているけど、将来職業にするとなると自分じゃわからないので。やりたい、楽しいって気持ちと、自分の才能のなさを天秤にかけた時に、どっちが勝つのかまだわからないので…。そうですね。わからないですね(一同笑)」
田 「優勝特典で、NSC(吉本興業の養成所)の入学金が半額になるっていう権利を全員貰ったんですよ。ニシダさんは行くべきですよ絶対。これが人生の転機ですよ!」
長くなってしまったので、今日はここまで。
この続きは明日配信します!
ライブ情報
「SCS11期 卒業ライブ」
3月23日(金) 会場:新宿バティオス (入場無料!)
○1部(1年生+2年生によるライブ!)
open 15:30 / start 16:00
○2部(11期の最後のSCSライブ)
open 18:00 / start 18:30
「さーや卒業ライブ『HIT GIRL』」
3月27日(火) 会場:方南会館 (charge 500円)
open 18:30 / start 19:00
ライター 新聞太郎
写 真 峠
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