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上智学生記者クラブ通信

#148 お仕事でも「春から上智」 「新入」職員のお二人にインタビュー

2021.08.30

こんにちは! れいれいです。4月も、もう終わりですね。この1ヶ月は、私たち学生にとってだけでなく、職員の皆さんにとっても新たな1年の始まりでした。今日は、この春上智大学でのお仕事をスタートされた「新入」職員のお二人へのインタビューの様子をお伝えします!

インタビューに応じてくださったのは、坂倉康平さん(写真左)と吉田シャローナさん(同右)。お二人とも、4月から学生センターで研修をされています。坂倉さんは、システムコンサルタントからこの春大学職員に転身されました。吉田さんは、3月に上智大学の文学部新聞学科を卒業され、この春から社会人生活をスタートされました。インタビューは、2021年4月9日に行いました。

新たな環境でお仕事をスタートされた今の気持ちは?

(吉田さん)私はつい先日(3月26日)上智大学を卒業したばかりなので、これまで学んでいた上智で働いているのが不思議な感じです。あまり変わらないような気がする一方、今まで外から見ていた大学の運営を中から見るようになって、新鮮な感触もあります。最初の業務は入学式だったので、卒業式から1週間も経たないうちに同じ場所(東京国際フォーラム)で今度は自分が新入生に向かって「おめでとうございます」と言っていたことになりますね。

(坂倉さん)中途採用とはいえ、前職と全く違う環境に来たので、新鮮な気持ちです。私自身も新入生のようなフレッシュな気持ちをもちつつ、学生の皆さんをサポートできればと思って働いています。

大学職員を志した経緯を教えてください。

(坂倉さん)私は学生時代、大学でアルバイトをしており「学生職員」という立場で大学にかかわる仕事をしていました。その一環で学生対応や大学の情報発信などをしていて、大学での学生生活を支える仕事の面白さを感じていました。当時から、もっと多くの学生が大学での様々な機会を活用して、大学生活に満足して卒業していけば良いのに、と思っていました。大学にある学びのチャンスを学生が知らないこともあると思うので、そうした場をもっと作って伝えていきたいと考えて大学職員になりました。

(吉田さん)上智で学んでいた頃から「他者のために、他者とともに」の理念に共感していて、入試やオープンキャンパスで学生スタッフをしていました。そこで職員の方々と近く関わる機会があり、大学職員の仕事に興味をもち始めました。また、ピア・カフェプロジェクトのメンバーとしてイフタールパーティなどの運営に関わり、学生がしたいことを職員の方々が全力でサポートしてくださることを実感しました。次第に、もっと経営面・運営面から大学に関わりたいと思うようになりましたね。

↑2019年度イフタールパーティ(ラマダンの時期に皆でハラル料理を囲む国際交流イベント)の様子

入職されて1週間は、どのようなお仕事をなさっているのですか?

(坂倉さん)最初は入学式のお手伝いをしました。私たち新入職員にとっても入学式のような感じでしたね。その後は各部署に仮配属されて、現場の仕事を3ヶ月経験します。OJT(On-the-Job Training)といって、実際に仕事をしながら学びます。私は学生センターに仮配属されていて、現在は留学生向けの奨学金の仕事をしています。主に、学外奨学金への申請受付等を担当しています。

(吉田さん)入学式に続いて、労務関係の説明や事務システムの研修、新卒職員向けのビジネスマナー研修などに参加しました。私は課外活動担当のチームで、電話や窓口での対応、SOD(Sophia Orientation Day)では会場誘導などを行いました。

コロナ禍で就職やお仕事に変化はありましたか?

(吉田さん)採用スケジュールが後ろ倒しになったり、面接がZoomになったりと、就活は大きく影響を受けました。昨年度の授業は全てオンラインでしたし、移動時間がなかったので、時間を有効に使うことができました。

(坂倉さん)私もZoom面接を経験し、新しい就活スタイルを実感しました。「アフターコロナの大学ってどんな姿?」と面接で問われたのが印象的ですね。こうした状況下で、大学が学生にどのような価値を提供してくべきかをしっかり考えていく必要性を感じます。大学に変化を求める考え方は以前からありましたが、コロナ禍で一気に加速した感じがします。仕事の変化でいうと、大学に限らず、民間企業も含め、オンライン会議やテレワークの普及によって、必ずしも出社して対面で仕事をする必要がなくなっています。ビジネススタイルも変わっていくため、変化に適用していく力が求められていると思います。

(吉田さん)そうですね。「コロナの時代に社会人としてどうあるべきか」を問われていると感じました。単に「頑張ります」ではなく「もっとこうしていきます」という、変化に対応した姿勢が求められている気がします。

最後に、学生へのメッセージをお願いします。

(吉田さん)私も社会人1年生です。新入生の皆さん、一緒に頑張りましょう。就活を控えている3年生や、就活真っ只中の4年生の皆さん、応援しています。今までと違うことを要求されて大変な世の中ですが、自分を信じて頑張ってほしいです。

(坂倉さん)私も新入生のようなものなので、上智での環境に慣れながら頑張っていきたいです。今年度も新型コロナウイルスの影響はありますが、対面授業が再開して、大学に来る機会も増えます。先生や友だちに接する場面も多くなるため、授業だけでなくサークル活動やイベントを通じて、新しい人や物事へ出会う機会も増えると思います。(*インタビュー時点(4/9)の内容です。緊急事態宣言中の授業については上智大学公式ウェブサイトで確認してください)新たな出会いは興味や見識を広げるチャンスだと思いますので、新しいことに自分からどんどんチャレンジしていってください。職員も、ただイベントを中止にするのではなく、「どうすれば開催できるか」を考えながら仕事をしています。イベントに参加してみたり、悩みがあれば相談したりして、ぜひ大学を使い倒してください。

(吉田さん)そうですね。どこに将来に繋がるチャンスがあるか分かりません。私の場合も、学生時代に関わってきたいろいろなイベントに、仕事に繋がるきっかけがありました。どんどんチャレンジして、アンテナを張っておくことはとても大事だと思います。学生センターにも、ぜひ相談に来てくださいね。

いかがでしたか? 坂倉さん・吉田さんのお話を聞いて、改めて大学でのいろいろな経験の場を最大限活用していこうと思いました! お二人とも、大学生活での「チャレンジ」の大切さを強調されていました。5月に入って疲れが溜まってきたら、この言葉を思い出して自分を励ましたいですね!

れいれい
名前
れいれい
所属
国際教養学部 国際教養学科
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