こんにちは!新人記者のみりんです。
さて大学生と言えばサークル! というイメージがありますが、皆さんは何か課外活動団体に所属していますか? ちなみに私はこの記者クラブ以外に2つのサークルに所属しています(いずれも幽霊部員ではありませんよ)。また、新入生の方もサークルやクラブに入ることは大学生活の楽しみの1つではないかなと思います。
……ですが、現在は新型コロナウイルスの影響で自粛やオンラインでの活動などに切り替わっています。通称“フレマン”と言われる新入生歓迎イベントも中止になるなど影響は大きいですね。
そこで今回は、「サークルは現在どのように活動しているのか?」という実態調査です!
既に所属している方にも、これから入ろうと考えている方にも、活動のヒントになればと思います。
以下今回の記事に協力していただいた方々の所属する団体です
文化系団体
・アリオーゾ(フリーペーパー制作)
・学生団体GEIL(政策立案)
・上智大学ハンドベルクワイア
・ソフィアボランティアネットワーク(以下、SVN)
・探検部
・「めぐこ」-アジアの子どもたちの自立を支える会-(ボランティア。以下、めぐこ)
・わかたけサークル(ボランティア)
体育系団体
・上智大学応援団チアリーディング部EAGLES(以下、EAGLES)
・上智大学フラサークルHau’oli(以下、Hau’oli)
・女子野球部
・男子ラクロス部
(ご協力いただきありがとうございました)
では以下の5つのテーマに沿って見ていきましょう!
①テレワークではどんな活動をしているのか
②どれくらいのペースで活動しているか
③テレワークのメリット・デメリット
④本格的な課外活動がないゆえの変化
⑤新入生勧誘について
➀テレワークではどんな活動をしているのか
文化系団体
・Zoomを使用したミーティング
・テレワークならではの新しい活動(SNS等)
・オンライン飲み会
・通常時と同じ活動
一方、体育系団体は各々で異なるようです。
・EAGLES
毎日、基礎トレーニングを行い、ペアの人に行った内容を報告。週に1度Zoomで繋がりながら柔軟や筋トレを行う。2週間に1度、モーション(チアリーディングの平場の技の1つ)の動画を各自撮影し、コーチの先生に送信し、フィードバックをもらう。その他、数人のグループに分かれZoomでオンラインミーティングを実施。
・Hau’oli
先生の教室とみんなの自宅を繋げてオンラインレッスン
・女子野球部
今後の活動について話し合い
・男子ラクロス部
Zoomを利用したミーティング・トレーニング
全体的にZoom率が高いですね!
いやーしかし体育系の団体はオンラインでも怠けずにトレーニングを重ねていてすごいですね~。これは見習わないと!
②どれくらいのペースで活動しているか
・アリオーゾ
会議月2回、企画班随時
・学生団体GEIL
週2回程度の会議。だがコロナの状況を見据えて引退時期やコンテストの延期など決めなおさなくてはならないことは増えている
・上智大学ハンドベルクワイア
元々週2回→不定期(できる時にやる)
・SVN
実質的な活動はなし。
Zoomで行う週1昼のミーティング
・探検部
不定期
・めぐこ
電話ミーティングを2週間に1回
・わかたけサークル
不定期
・EAGLES
基礎トレーニングは毎日、Zoomを利用したミーティングやトレーニングは数回
・女子野球部
不定期
多くのサークルやクラブの活動頻度は減っているようです。そんな中、「毎日」や「週5」で活動するEAGLESや男子ラクロス部には驚きですね! 恐れ入ります。
➂テレワークのメリット・デメリット
メリット
・上智大学ハンドベルクワイア
「公式SNSがかなり充実」
・めぐこ
「めぐこ総会をZoomで実施し、OGOBの方々(45年前めぐこ設立に関わった方など)、インドとフィリピンの支援先の方など、同時に多くの方と国を超えた交流ができた。」
・EAGLES
「トレーニングを毎日行う習慣がついた」
・共通
「交通費等費用がかからない」
「移動がなく時間帯の調整ができるため、部員の会議への出席率が高い」
デメリット
・上智大学ハンドベルクワイア
「各自が楽器を持っているようなものではないので、演奏が全くできない……」
・めぐこ
「募金やバザーなどができず支援金を集める機会が減ること」
・EAGLES
「団体競技のため大人数で行う技の練習をすることができない、そういった技を長期間やっていないため、体が鈍る」
・Hau’oli
「Zoomは左右逆になり、画角によって振り付けの見え方が変わるため、実際に会わないと合わせられないところが多い」
・共通
「みんなに会えないのが寂しい」
「たわいない会話など繋がりのある交流があまりできない」
「話し合いは進むが実行に移せない」
「活動が限られてしまうためモチベーションの維持が難しい」
「みんなの予定が合う夜の時間帯は、寮などのWi-Fiを使う人の接続が不安定になる」
あれあれ意外とメリット多い? と思いきや直接の交流がないのはやはり不便ですね。
特にチアや演奏のように集まって合わせてなんぼ! の団体は難しいようです……。
➃本格的な課外活動がないゆえの変化
・アリオーゾ
「会議が20時など遅くからでも開始できるためわりと快適」
・上智大学ハンドベルクワイア
「曜日感覚がなくなりつつある(笑)」
・SVN
「これを機にSNSなどを用いた防災意識拡散やネットでの広報が進化しそうな予感! (笑)」
・探検部
「人とコミュニケーションを取る機会が減った」
・めぐこ
「クラウドファンディング、YouTube、グッズ販売など、いろいろな企画が出てきた」
・わかたけサークル、男子ラクロス部
「自由時間が増えた」
・EAGLES
「早寝早起きや定期的な運動習慣がなくなり、生活リズムが乱れた」
「家族と過ごす時間が増え、食事も一緒に取ることができている」
・女子野球部
「勉強する時間は増えたと思う(笑)」
なるほど! 睡眠や運動など生活面の変化が多いですね~。いかに多くの方が課外活動中心の生活を送っていたのかを実感します。今回のテレワーク期間をきっかけに活動方法の選択肢が広がった分、どういう取り組み方や活動の頻度が自分たちの団体にとってベストなのかを考えるいい機会かもしれません!
⑤新入生の勧誘について
・アリオーゾ
仮入部期間を設置して、1年生にも冊子制作に携わってもらっている。SNSやホームページを充実させるいい機会になった。
『大学一年生』(アリオーゾの発行する新入生向けフリー冊子)で知名度があがっていることを期待したい。
・学生団体GEIL
新入生勧誘はかなりうまくいき、70人以上入った。例年より少し多いくらい! オンラインで説明を聞くことでハードルが下がったのではないか。Twitter・Facebookでの広報に力を入れている。
・上智大学ハンドベルクワイア
ハンドベルの魅力、サークルの魅力をお伝えできるよう、Twitter、Instagram、YouTube、ホームページなどのSNSを充実させている。 LINEで入部を検討してくれている方とテレビ電話をしたこともある。
・SVN
活動できない現状を鑑みて受け入れをストップしている状況で、春は在籍部員の部費も回収なしにしている。
・探検部
過去のサークル紹介で使ったパワーポイントをZoomの画面共有で見せている。
・めぐこ
フレマン担当の人が頑張っているが、新入生の加入人数は例年に比べて大幅に減った。Zoomで面接などをしている。
・わかたけサークル
ツイッターで宣伝をしているが、実際の活動がないため難しい状況にある。
・女子野球部
新歓をZoomで1回行った。Twitterやインスタ、公式LINEで情報を流している。
・EAGLES
SNSをメインに勧誘を試みている。例年よりも部内のグッズや演技の紹介を増やしている。また、例年には無い取り組みとしてインスタライブやZoom新歓、オンライン体験などで新入生の質問に答えるなど、団体の魅力を感じてもらえるように工夫している。
・男子ラクロス部
SNS(主にTwitter、Instagram)を通しての勧誘を行っている。
うーむ「SNS新入生争奪戦」といった感じでしょうか。各団体の個性と工夫が伺えますね!
まとめ
どの団体もテレワークという新しい試みの中で模索しながらも前向きに活動を継続している様子が伝わりました~。
「この状況下だからできないではなく、この状況下だからできる」ことを見つけていきたいですね!
気になる課外活動団体があったら各団体を検索もしくは上智大学公式サイトから調べてみてくださいね。
上智大学公式ウェブサイト
課外活動団体一覧(クラブ・サークル)
ではまた今度!!
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