FIND SOPHIA

カテゴリーで探す

コンテンツ名で探す

Find Sophia

上智のいまを発見

いざという時、上智大学生として何ができる?
2024年度ホフマン・ホール防災訓練

2025.02.13

大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。
例年、ホフマン・ホール小会議室を利用している課外活動団体向けに開催される「ホフマン・ホール防災訓練」の様子についてお伝えします。

課外活動団体向けの防災訓練は、避難経路を確認する訓練に留まらず、過去の災害の状況等も振り返りながら、参加者全員で「上智での防災と減災について」考えるパートが設けられていることが特徴的です!

避難経路の確認

「地震により火災発生。東側の非常口から避難してください!」

放送が鳴り、勢いよく廊下に飛びだしてきたものの、「避難経路」がどこかわからず、数秒ほど立ちすくむ姿がありました。

参加者からは、

「ホフマンの構造を全然知らなかったので避難経路を知ることができてよかったです。」

「いままで部室をずっと使っていたが、避難経路など何も知らなかったので災害に遭う前に知れてよかった。また、ホフマン・ホール以外の場所も知っておくべきだと感じた。」

という感想もあり、
普段何気なく活動しているホフマン・ホールで、災害が起こったとき、どのように避難すればよいのか、どこに非常口や階段があるのかを知ることでき、とても貴重な訓練となりました。

グループディスカッション

避難経路を歩いた後、10号館講堂に移動しディスカッションを行いました。
最初に学生センター職員から、「防災」と「減災」、「自助」と「共助」と「公助」の考え方についての説明があり、その後、それぞれの団体が4人1組のグループになって、付箋で意見を出し合いながら理解を深めました。

身の回りの危険を回避するために、防災訓練に参加した部員から、参加できなかった部員へどんなことを伝えることができるかを考えるパートでは、「部室の掃除をする」「部室の使い方を注意喚起する」「部室の外の荷物の整理」など、今すぐにでも取り組める対策が多く挙がりました。

学生センターでも日頃から、荷物の片づけについては注意喚起をしていますので、ぜひ取り組んでほしいと思います。

部として減災のためにできることを考えるパートでは、沢山のアイディアがでましたので、一部を紹介します!
「デマを流さない」
「緊急連絡先の確保」
「部員各自が避難経路を把握し、率先して避難かつ誘導できるようにする」
「防具の面をヘルメットとして貸し出す」
「力仕事以外の誘導や、配布物のお手伝いなどをする」
「留学生のために英語で情報を流す」


会場では、Mentimeterを使用しディスカッションで出たアイディアを共有しました。部の特性や上智生の強みを生かしたアイディアが沢山ありました。ぜひ皆さんも身近なところから減災について考えてみましょう。

参加者の声

「自分で考えるだけではなく周りの人とディスカッションすることでより考えの幅が広がった。身の回りに意外と多くの火災の原因、改善点があることに気づくことができたので、忘れないうちに改善するようにしたい」

「防災について考えることは重要だとは思いつつも、日頃から考えることはなかなかしないから良い機会になった。自分で考えるだけでは思いつかないことを、グループディスカッションをすることで新しいアイディアを知ることができた。」

「防災訓練を受けたことで、自分やサークルのメンバーの命を守るだけでなく、他の人も守ることにつながる事がわかった。自分たちでできる自助や公助が想像より沢山あると感じた。」

普段、自分ひとりでは考える機会少ないテーマかもしれませんが、グループディスカッションを通して意見を交わすことで、沢山の気づきがあったようです。

担当者memo

約2時間の防災訓練を通じて、より具体的に、より自分事として考えるきっかけになったのではないかと思います。「この防災訓練に参加できなかった他のメンバーにも、しっかり今日の内容を伝えたい」というコメントも多くあり、防災意識の高まりを感じました。この防災訓練に参加できなかった仲間にも学んだことを伝え、ぜひ、上智大学の学生として、日々できることを考えてもらえると嬉しいですね。防災訓練でもお伝えした、「安否確認システム」に関する記事もチェックしてみてください。

それでは次回の発見もお楽しみに。