2024.04.29
2024.04.29
大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。
今回は、第10回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト(主催:神田外語グループ、読売新聞社)にて、インプレッシブ賞(審査員特別賞)および特別協力団体であるイオン環境財団からの副賞を受賞した宮園佳耶さん(国際教養学科2年)、近森由衣さん(経営学科2年)、福島慶悦さん(総合グローバル学科2年)にお話を伺いました。
本大会はグローバル化が進むビジネスの現場で必要とされるコミュニケーションスキルの向上と、学生同士の英語を用いた真剣勝負の場の提供を目的としています。3人は、3つの課題テーマの中から「SDGs達成のために私たちが継続して出来ることを提案!」を選択し、1次予選、2次予選を経て本選を戦いました。 大学の直営寮であるアルペ国際学生寮に住んでいる3人。春学期の寮生向け「利他的リーダーシップ育成プログラム」への参加をきっかけに、SDGsの問題解決に向けて寮内でプラスチック削減プロジェクトに取り組んでいて、現在は、四谷キャンパスのキャンパスライフ環境向上プロジェクトのエコ班で「マイボトル製作」にも携わっています。こうした一連の取り組みを発表し、今回の受賞につながりました。
宮園 実は、インスタグラムの広告で偶然見つけて、2人に「一緒に出てみない?」と誘ったんです。
近森 寮の「利他的リーダーシップ育成プログラム」の一環でプレゼンテーションの方法なども学んできたので、アウトプットするちょうど良い機会かなぁと。
福島 応募締切まで3週間程度しかなかったので、とにかく集中してがんばりました!
福島 プレゼンテーションでは「環境問題に興味のない人をどう巻き込んでいくか」に焦点を当てました。
近森 たとえば、アルペ寮内で実施しているペットボトルキャップ回収箱は、「あなたはきのこ派?たけのこ派?」などのクイズ形式の「究極2択ボックス」となっていて、ペットボトルキャップを一票として回答してもらうシステムです。
宮園 正面から訴えかけるだけではなく、思わず参加してみたくなる要素を取り入れることが大事だと。環境問題を「難しい」と身構えずに、楽しい体験にしてもらいたいというのが私たちの出した結論です。
宮園 伝えたいことがたくさんある中、10分間という限られた時間内にどれだけ盛り込めるか、まとめるのが大変でした。
近森 寮内の1階共有スペースで、毎晩のように練習していました。英語ネイティブの寮生が通りかかるとつかまえて(笑)、英語の言い回しなど細かい部分を直してもらいました。
福島 寮には大学院生もいるので、鋭い指摘をもらい、内容をさらに練り上げることができました。付きっきりで指導してくれたので、とてもありがたかったです!
福島 そうなんです。パワーポイントのリモコンとして各発表者のスマホを使用するのですが、私のスマホが急につながらなくなってしまい……
宮園 そこで時間をロスしてしまったのですが、200%の力を出して何とか乗り切りました。
近森 本当に焦りましたが、「もうやるしかない」と(笑) プレゼンテーション終了後の審査員との質疑応答では挽回することができたのではないかと思います。
宮園 3人とも考えることが好きなのは共通してますが、性格や得意なものはいい意味でばらばらなんです(笑)。
福島 それぞれの得意な学問領域に基づいて知識や意見を述べられるので、多様な視点から問題を捉えることができて面白いです。
近森 皆で集まるといろんなアイディアが出てきて、いいバランスが取れているのではないかと思います!
寮という環境を生かして、他の寮生の協力も得ながら3人で力を合わせて取り組んだ成果だったのですね! 各自の強みや持ち味を活かして、次々と新しいことに挑戦している3人。今後どのような活動に広がるか楽しみにしています!
「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。
それでは次回の発見もお楽しみに。
2024.04.29
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