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上智のいまを発見

人•自然•産業〜魅力溢れる八雲町〜

2023.11.10

大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。9月13日から15日にかけての3日間で行われた「上智大学×北海道八雲町交流事業」に参加した学生が体験レポートを寄稿してくれました。

今回は9月13日から15日にかけての3日間で行われた「上智大学×北海道八雲町交流事業」の前編をお届けします。
今回の事業は日本だけではなく、韓国、タイ、モンゴル、中国、台湾など様々な国籍を持つ上智生が集まり、計12人のメンバーで、産業視察や中高生に向けての交流授業を行いました。

▲パノラマロードにて

1日目:八雲町の産業視察

▲水産加工場見学の様子

1日目は、八雲町各地の産業視察を行いました。まず訪れたのは、イチヤママル長谷川水産という水産加工会社でした。そこでは実際に工場の中に入り、たらこの加工現場を見学しました。
そこでは、倉庫いっぱいに積み重なった、中国へ輸出するはずの海産物を目の当たりにし、苦しい気持ちになることもありました。原発処理水を海に放流している影響で、中国が日本の海産物の輸入を全面的に禁止している中、水産加工会社が危機的な状況に立たされていることを痛感した、そんな貴重な経験でした。

その他にも、チーズ作り体験をはじめ、2030年開業のために建設が進められている新幹線トンネルの見学や、八雲町郷土資料館見学ツアーを行い、八雲町の産業や文化の素晴らしさと課題を発見することが出来た、そんな1日目でした。

▲チーズ作り体験の様子

2日目:八雲町の中高生との交流授業

2日目は、中高生との交流授業を行いました。午前中は、八雲中学校で中学2年生向けの授業と中学3年生向けの授業を行いました。

中学2年生向けの授業では、「大学生活の楽しさ」というテーマでプレゼンテーションを行いました。上智生の授業風景やサークルの写真を用いて、新たな環境や人の中で自分のやりたい勉強をする事がいかに楽しいかを発表しました。

中学3年生向けの授業では、「大学生の1日を体験する」というテーマで、実際に大学生の1日のスケジュールを作るグループワークを行いました。それぞれのグループに特徴がみられ、発表を聞いていると新鮮でとても面白かったです。生徒の皆さんが大学生活について少しでも考えるきっかけになれば良いと思うばかりです。

昼食の時間には、八雲中学校の生徒と一緒に給食を頂きました。上智生もすっかり中学生と打ち解け、中には「いかないで!」と引き留められるメンバーも。
後ろ髪引かれながらも、午後の授業の為に八雲高校に移動しました。

高校2年生向けの授業では、上智生によるプレゼンの後、「キャリアプランを描く」というテーマで、仮想のキャラクターを作り、その人物のライフプランを考えるグループワークを行いました。ワークはすべて英語で行われ、最初こそ生徒が恥ずかしがりあまり議論が進みませんでしたが、時間が経つにつれ緊張がほぐれていき、最後にはどのグループも英語を用いながら素晴らしい発表をすることが出来ました。発表後には、生徒から「私も英語をもっとしゃべれるようになりたい!」「上智大学に行ってみたい!」といったような言葉をもらい、私達参加メンバーも達成感を味わうことが出来ました。

担当者memo

初日から八雲町の大自然と様々な産業の現状を見ることができました。また、中高生へのプレゼンテーションは事業が始まる前から綿密な計画を立て準備をし、八雲町の中高生に上智大学を知ってもらう良いきっかけになりました。参加学生の素晴らしい姿に、憧れを抱いてくれたと思います。
次回は、交流事業後編、2日目後半と3日目の体験レポートをお届けします。

「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。

それでは次回の発見もお楽しみに。