2021.09.21
2021.09.21
大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。毎年恒例の上智大学アフリカWeeks、今年も学生企画メンバーによる寄稿特集をお届けします。第1弾は、アフリカに渡航経験のある学生へのインタビュー記事です!
アフリカWeeksで学生広報を担当している総合グローバル学科2年のMisaです。今回は、総合グローバル学科2年のMeiさんに、貴重なアフリカ渡航体験談を共有していただきました。皆さんはアフリカと聞いてどのようなものをイメージしますか? もしかするとあまりよく知らない、という方もいらっしゃるかと思います。魅力たっぷりなアフリカについて詳しく教えていただきましたので、ぜひお楽しみください!
Mei:今年(2024年)の2月11日から3月4日までの3週間ほど、タンザニアに行ってきました! 「Asante Project (アサンテ プロジェクト、以下Asante)」というタンザニアの教育支援を行う課外活動団体の活動で渡航し、首都ダルエスサラームの郊外に滞在していました。宿泊先は、Asanteでお世話になっているファミリーがいて、そちらに9人くらいで一緒に泊まりました。
Mei:Asanteの活動内容は教育関係をより良いものにしていく、というものです。現地のニーズを優先するために、毎朝幼稚園を訪ね、先生とのミーティングでは設備を整えるために必要なものを聞いたり、予算を練ったりしました。
支援先の幼稚園は主に私立幼稚園です。私立幼稚園は英語に力を入れているため、子どもに英語を学ばせたいという親が多いと需要は高くなります。私立幼稚園は、政府から認可がおりると国からの資金援助があるため、Asanteでは認可をもらうために設備を整えるお手伝いをしました。
はじめてアフリカに滞在しましたが、とにかく暑い!! (笑)
日本の真夏日がずっと続いているという感じでした。ただ、アフリカの気温は一年中暑いわけではなく、9月に同じくAsanteで渡航したメンバーによると、9月の方が過ごしやすかったようです!
あとは、現地の人の印象が強く残っています! 日本では人と人が通りすがっても挨拶することは少ないですが、タンザニアでは通りすがりににこっと笑ってくれて人がやさしいなという印象を受けました。
Mei:ありました。滞在していた地域ではアジア系の人を見かける機会が少ないようで、アジア人にはじめて会うという人もいました。珍しがられていたこともありますが、とにかくフレンドリーに接してくださった印象です!
Mei:幼稚園ごとに雰囲気や規模が異なり、大きいところもあれば先生の家の敷地内にある場合もあり、差が大きいという印象を受けました。それぞれの幼稚園に合わせた活動の必要性を感じました。幼稚園では、先生たちの負担が大きく、借金をしてお金を調達していた先生もいるようです。
あとは、子どもがすごくかわいかったです!! 目がキラキラしていて懐いてきてくれて、元気いっぱいでかわいかったです! ダンスや歌などがカリキュラムに組み込まれていることもあり、楽しそうでした!
Mei:人の温かさのイメージの変化は大きかったです! もう少しドライな人が多いかと思っていて特に期待をしていたわけではなかったため、凄く良くしていただいて嬉しかったです。
生活面では、日本で一般的に見受けられる、「アフリカは貧しい」といったステレオタイプの様子は少なくとも私が訪れた地域にはありませんでした。都会はビルもありますし、発展している普通の都市という印象です。人が住んでいる地域は日本の住宅街のような雰囲気で、自然もあります。私が訪れた地域に住む人たちは、みんなスマホを持っていました。
Mei:それほどでもないです。アフリカに渡航する前も、大学の授業などを通して偏見は捨てていたため、一般的な偏見は持っていなかったと思っています。そのためあまり大きな変化はなかったです。
自然がすぐ近くにあったところです! 宿泊していた場所から車で少し行ったところにビーチがあり、週末にはファミリーに連れて行っていただきました。海はもちろん、建物が少なく星空もとてもきれいに見られました!
アジア人が少なく、好奇な目で見られることもあるかもしれませんが、人が温かいところです! また、街中ではよく音楽が流れていましたが、日本とは違う文化で楽しめると思います。常にどこかしらから音楽が聞こえてくるんです!
ご飯がおいしいところです。お世話になったファミリーがマンゴージュースを作ってくれたのですが、おいしすぎました! お昼になるとマンゴージュースを出してくださったのですが、そのために午前中の活動を頑張っていました。
食事も、日本人に寄せてくれていたかもしれませんが、日本人に馴染みある味が多かった気がします。おいしかったです!
Mei:布(キテンゲ)です! 市場に行くとたくさんの種類の布が販売されていて、お店の人たちに「買ってー!!」と言われました。仕立て屋さんが近所にあり、市場で買った布を持っていくと、採寸などをして希望の形の服を作っていただくことができました。ネットで検索した型を見せると、手書きで型を作ってくれて感動しました。
キテンゲは伝統的な衣装なので、日常的に着ている人は少ないかと思っていましたが、女性はみんな着ていて、カラフルでとても素敵でした!
いかがでしたでしょうか? 実際に渡航した人にしか分からないアフリカの様子が見えてきましたが、掘れば掘るほど深い魅力があることにも気が付きました。
上智大学では、以下のスケジュールでアフリカWeeksを開催いたします! どの回も内容がぎっしりと詰まった素敵なイベントとなると思いますので、是非ご参加ください!
実際に現地で経験したこと、感じたことは説得力がありますね。タンザニアを訪れたくなるとともに、アフリカについてもっと知りたくなりました! ぜひ読者の皆さんも興味のある企画に参加してアフリカの魅力に触れてみてくださいね!
「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。 それでは次回の発見もお楽しみに。