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上智学生記者クラブ通信

#038 上南戦速報<7月7日競技結果> 第59回上南戦 土曜日は雨中の接戦に

2021.08.30

こんにちは!
こちらは尾張名古屋、第59回上南戦が行われている南山大学です。

西日本が未曾有の豪雨に見舞われる中、ここ名古屋も不安定な空模様が続いた1日。しかし競技の進行に支障が出るほどではなく、今日予定されていた競技は硬式テニス以外、無事行うことができました。

初日を終えた段階では、成績は2勝2敗と全くの五分。

勝負の行方を占う2日目、天邪鬼なお天道様が見守る中で、数々の好勝負が繰り広げられました。

それでは7日の結果を振り返っていきましょう!

【7/7 競技結果】
女子ラクロス
Pick up!
朝一番のグラウンドで試合がスタートしました。
開始早々、上南戦パンフレットに注目選手として取り上げられている上智大4年生 山本楓璃さんが先制点をあげました!
良いスタートを切った上智大学!

何度もシュートで攻め、南山大学のゴールに襲いかかりますが、南山大学の切れ味の良いプレイで、得点をどんどんと重ねられていきます。
前半は6-3で南山大学がリードします。

後半も容赦なく上智大学のシュートを狙う南山大学。
上智大学のゴールキーパー大西さんがファインセーブをするも、結果は5-9で惜しくも南山大学に敗れてしまいました。
×上智大学 5-10 南山大学〇

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女子バレーボール
Pick up! 

昨年、上智側、南山側共に多くの観衆が集まった土曜朝の一戦。試合開始前から大きな声援が送られる中、いきなりのアクシデントが上智を襲います。

第1セット、ワンプレー目の直後、12番の3年生石塚選手が一旦コートを出ます。後から聞けば、これは右足首の捻挫だったということですが、そこは中心選手の意地。シューズの紐をきつく締め、コールドスプレーをかけ、戦列に復帰しました。

しかしながら、上智にとって大きなディスアドバンテージとなったのは、部員数の差でした。こちら側の7人に対し、南山大学のメンバーは総勢18人。選手交代を多用して多彩な攻撃を見せる相手に対し、セットを経るごとに上智側には疲労の色が見え始めました。  

それでも、2セット目は中盤以降1点を争う展開からアタック、サーブ共に決め切って25-20で勝利。2階からの応援団による応援や、コートサイドからの『桃太郎』や『君が代』の合唱(一節で終了)などの大歓声にも後押しされ、アウェイ感を全く感じない雰囲気の中、戦いを進めます。

そして圧巻だったのが4セット目でした。終盤に突き放されながらも、セットポイントとなってから驚異の粘り。1点を返し、次のプレーでも息の詰まるようなラリーを展開しましたが、結果的には相手のアタックがオンラインで入り万事休す。しかし、十分に見る者の心を熱くさせるような戦いを見せてくれました。

この大会で引退となった主将の井上さんは、いつも見られないような後輩の頑張りが見られたことが嬉しかったと話されていました。
井上さん、そして女子バレー部の皆さん、お疲れ様でした!

×上智大学 1-3 南山大学〇
第1セット 19-25
第2セット 25-20
第3セット 10-25
第4セット 22-25

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男子軟式テニス
×上智大学 3-5 南山大学〇

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女子軟式テニス
〇上智大学 3-2 南山大学×

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陸上競技
〇上智大学 135-101 南山大学×

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バドミントン
Pick up!
バドミントンの試合は、メインアリーナに貼られた8コートで男女の試合が並行して進んでいきました!

バドミントンの掛け声コールは他の部活にはないものでした!見ているとふふっと顔が緩んでしまうようなものであったり、相手を明らかに煽っていくようなものであったり。上智勢は上南戦うちわを両手に持ち音を立てながらの応援をしていました。

しかし、サーブを打つ時になるとシンと人の息遣いさえも聞こえそうなほど静寂になります。この音の緩急がより試合を盛り上げる秘訣なのではないかなって思います!

結果は女子が2-3で惜しくも破れる形となってしまいましたが、例年0-5で負けてしまっていた結果を見ると「頑張ったね!お疲れ様!」と言ってあげたくなる、そんな試合でした!

男子は3-2で見事勝ち抜きました!
主将の加藤さんにお話を伺うと、今年は余裕を持って勝利を掴み取れるかと思ったそうですが、ギリギリ掴み取った勝利となったため、秋に備えて練習を積み重ねたい、と話していました。

男子
〇上智大学 3-2 南山大学×

女子
×上智大学 2-3 南山大学〇

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柔道
Pick up!
試合が始まると、チームメイトの声はもちろん、観客からも指摘の声や、励ましの声が聞こえ、言葉に出来ないほどの一体感でした。

昨年度、南山にも女子部が発足したため、今年の上南戦は女子部員が参戦するという記念すべき大会でした。そんな中たった一人の女子部員であり、キャプテンである田上さんの試合が2戦目に行われました。早い段階で技ありをとった田上さん。試合は上智優位な状況で進んでいきます。後半で追加点を取り、そのまま勝ち越しました。

キャプテンの勢いに続きたい男子部員も、残り0秒で一本勝ちするなど最後まで見ているこちらも手に汗握る展開が続きました。 しかし南山の勢いを止めることができず、結果は2-3と惜しくも勝利を逃してしまいました。

×上智大学 2-3 南山大学〇

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女子洋弓
〇上智大学 2423-2285 南山大学×

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男子洋弓
〇上智大学 3633-3489 南山大学×

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剣道
Pick up!
剣道部の試合はとにかく熱気がすごかった!

武道といえばやはり厳かな雰囲気の中、観客も静まってじっと試合の行方を見守るのではないか、と考えていました。

しかし、実際観戦してみると、竹刀が当たったようにみえたら(実際当たり判定に入っていなくっても)観客がおーっと湧くように盛り上がり、試合途中でもアドバイスや行けーっといった言葉が飛び交います。

しかし、やはり武道といえます。一度相手から離れてから次の攻撃に行くまでの姿勢を正す時間、会場は静寂に包まれ厳かな雰囲気になります。

静寂と熱気の繰り返すその試合は観客全員の目を釘付けにしていました!

結果は女子が3勝2分、男子が3勝1敗3分と男女ともに上智が勝利を収めました!

女子
〇上智大学 3勝2分0敗 南山大学×

男子
〇上智大学 3勝3分1敗 南山大学×

サッカー
Pick up!

試合開始前、雨は降ったり止んだりという感じ。しばらくは何とか小康状態という感じで推移していましたが、ハーフタイムに入ったあたりで一気に雨足が強くなり、後半は風と大雨というやる側にも見る側にも厳しいコンディションとなりました。

前半、中迫光一監督が「理想通りの展開」と振り返ったように、双方がディフェンスラインの裏を狙い合う中ですぐに1点を先制した上智大学。29番の古宮が前線で2人のDFを引き付けると、11番の市川にフリック。フリーの市川が飛び出してきたキーパーを嘲笑うかのようなループシュートを沈めます。

その後も南山大学に攻撃の形を作らせず、逆に前半終了間際にはずっと狙っていた右サイドの裏を突く形で、69番の清水が追加点を奪います。ここまでは順調そのものでした。

しかし後半、強まった雨と共に、上智の優位も揺らぎ始めます。一部には水も浮き始めたグラウンドの上で、前半にやや上智が上回っていたテクニック面での差が意味を成さなくなり、51分に右サイドからの突破を許し失点。ハーフタイムには「もっとグラウンドをワイドに使うように」という指示を受けていた選手たちでしたが、この失点で浮足立ち、後半は攻め込まれる時間が続きます。

自陣で足元を取られ、相手に掻っ攫われて打たれたミドルシュートがバーを叩く場面もありましたが、懸命の守備でなんとか凌ぎきり、試合はそのまま終了。勝つことには勝ったものの、中迫監督は「後半、悪い時間を自分たちで修正できなかった。長年抱えているコーチングの問題で、チームをまとめる中心人物がおらず、また声も出ていない」と勝利の中にも課題点を見つけた様子でした。

また試合を観戦していた保健体育研究室の原仲碧講師は、「いい時間に点を取り、90分間通してハードワークができていたが、最後は何とか凌げたという感じ。2-1でリードの終盤に守りに入らず、最後まで点を狙いに行く姿勢を見せたのは、ここまで劣勢だった上南戦全体に勢いをつけるような戦いぶりだったのではないか」と称賛する一方で、「後半、そして3点目を取れなかったことは課題で、それがもっと良ければ『好ゲーム』ではなく『完勝』になっていた」と話していました。

雨の中、合羽を羽織りながら声援を続けた応援団・チア部の面々と、スタンドに陣取った現役生及びサッカー部OBの方々。外野からの愛のある声援もまた、悪天候の南山大学グラウンドにおいて唯一無二の輝きを放っていたことは、言うまでもありません。

〇上智大学 2-1 南山大学×

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女子弓道
×上智大学 33-40 南山大学〇

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男子バレーボール
Pick up!
両校の応援団が声援をあげ盛り上がっていた男子バレーボールの試合。
試合が1番盛り上がったのは、1-1の状態で始まった第3セット目でした。

序盤から上智と南山はどちらも点が取っては取り返す、と繰り返し、デュースに持ち込みます。

しかしそのデュースでも取っては取り返すことを繰り返し、ついに30-30まで持ち越しました。

ここで流れを変えたのは上智。私は興奮しすぎてどのように点を入れたのか覚えていません。点が決まったことに周りは奇声を上げ、喜び合いました!

試合終了後、南山チームの主将は涙を流しながら、上智チームの主将としっかりと握手を交わしていたことがとても印象的でした!

〇上智大学 3-1 南山大学×
第1セット 20-25
第2セット 30-28
第3セット 25-15
第4セット 32-30

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女子硬式テニス
※雨のため競技途中で明日に順延となりました。

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男子硬式テニス
※雨のため明日に順延となりました。

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男子弓道
×上智大学 70-88 南山大学〇

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ラグビー
Pick up!

上南戦における上智大学のドミナントフォースのひとつ、ラグビー部。当然上智側からは圧勝、南山側からは大番狂わせが期待される中で、今日最後の競技ということもあり、グラウンドには両大学から大勢の観衆が集まりました。

しかし、その雰囲気に水を差したのが、前半の途中あたりから堰を切ったように降り出した豪雨。次第にグラウンドの上にも水が浮きだし、屋根のない席にいた人が続々と避難を始めるほど(それでも最後まで残って応援している人もいましたが!)のコンディションとなります。

試合は上智側の期待通り、序盤から点差が開く展開。しかしそれ以上に、その劣悪な環境の中で、全力を尽くす両大学の選手の姿がとにかく印象的でした。そしてずぶ濡れになりながらもグラウンド脇に立ち続けた両応援団、マネージャー、そして観客の皆さんも、とにかく素晴らしかった。

視界がぼやけるほどの雨、その瞬間に響いたこの日最大の歓声、一挙手一投足に付随する水しぶき、プロジェクションマッピングのように見えた水の流れ。そして、ラストプレー、上智の69点目となったハーフコート独走。その全てが今年の上南戦を象徴する名シーンとなり、歴史に名を残しました。

感動的な、伝説的な、ノーサイドの瞬間。降りしきる大粒の雨が、全員を輝かせていました。

〇上智大学 71-0 南山大学×

上南戦は残すところあと1日。

残り9競技を残す中で、現在の星取りは上智12勝、南山9勝と、我らが上智大学がリードを奪っています!

実行委員長の牧野沙保さんは、「2勝2敗で迎えた今日、午前中に連続で南山に取られても、決して諦めずに必死で戦う姿は目を見張るものがありました。また球技の試合でも、追いつかれてデュースになってからも諦めずに戦う姿が印象的でしたし、点差がある中でも断固として手を抜かずに本気でぶつかって勝ちに行くという、強い気持ちが伝わってきました」と今日の戦いを振り返っています。

その上で、「雨の中など厳しい状況下に置かれても、全ての試合で本気に南山にぶつかっていったことが、今日終了時点で逆転して12勝9敗という結果に繋がりました。しかし明日が天王山で、全ての試合が上智全体の勝敗に直結する、落としてはいけない試合だといっても過言ではないと思います」と勝って兜の緒を締めよと言わんばかりに、意気込みを語りました。

今日順延となった男女硬式テニスは、明日の8時ごろから行われる会議で、開催の有無が決定されます。

またそれ以外の屋外競技も、現時点では開催予定ですが、天候次第では中止の可能性があります。最新情報は上南戦実行委員会の公式Twitter(@JonanSophia) をご覧ください。

ライター:上智学生記者クラブ