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上智学生記者クラブ通信

#083 北部タイ・サービスラーニング・プログラムに参加して ~実践型プログラム~

2021.08.30

皆さんこんにちは。こんちゃんです!私事ですが、この度初めて記事を書かせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いします!
早いことに夏休みも終わり、秋学期がスタートしました。毎朝ゆっくりと起きていた私はまだ夏休みモードから抜け出せません。汗

さて、今回の記事は前々回、前回に続き上智大学の海外研修についてです。私が参加したのはタイトルにもありますが、北部タイ・サービスラーニング・プログラム!このプログラムは9月4日〜14日に行われた約10日間のツアーで、前々回に取り上げられたミクロネシア・エクスポージャーツアーと同じく実践型プログラムです。普段の旅行とはひと味違ったディープな体験が沢山できて、素敵な仲間に出会える上に、参加した暁にはもれなく2単位取れます。一石何鳥でしょうか(笑)。
では早速、北部タイ・サービスラーニング・プログラムの紹介に移りたいと思います。

●北部タイとは?

皆さんがタイと聞いて思い浮かべる都市はどこですか。首都のバンコク、リゾート地プーケットなどではないでしょうか。実はそれらの中心都市はタイの南部にあります。タイの北部は経済急成長中の南部と違い、現在様々な社会問題を抱えています。北部タイの国境付近には無国籍の民族がいたり、その影響で十分な教育が受けられないなど、南部とは大きな経済格差があります。
このツアーは初日はバンコクから始まり、次に北部の都市チェンライへと移動します。そのため、南部と北部の都市の雰囲気の違いを自分の目で感じることが出来ました。

バンコク(南部)のショッピングモールの写真です。ほんと日本でいうと六本木みたいな雰囲気です。タイでもタピオカが流行っているみたいで、私も飲みました!他にも日本でも見たことがあるお店がいくつもあって面白かったです。女性ならわかるかもしれませんがコスメのキャンメイク、さらにはセブン-イレブンがあちこちにあったりもしました!
まさに経済発展を遂げている東南アジアの都市という感じですね。北部の様子は写真も含めこれからたっぷりと紹介していきます。

●ザビエル・ラーニング・コミュニティ(XLC)滞在

さて、北部タイに到着後はXLCという施設に滞在しました。この施設はイエズス会が設置した教育機関で、主に少数民族出身の学生を対象に人材育成を行う機関です。
私たちと同年代の学生が沢山いました。授業は英語で行われ、パソコンを使い、スキルを高めているようです。

綺麗な装飾でおもてなししてくれました。キリスト教の教育機関なので、ほぼ毎朝ミサがありました!

滞在中は現地の小学校や孤児院を訪問したり、XLCの先生から北部タイの現状についての講義を受けたり、アカ族という少数民族の村に訪問したり、現地の生徒と北部タイについてグループプレゼンテーションを行ったり……。この滞在中はたくさんのプログラムが用意されていて、毎日が本当に充実していました。もちろん周りにはいつも現地学生がいるので沢山お友達が出来るのです!私のたどたどしい英語にも優しく耳を傾けてくれたみんなには本当に感謝しています。

エクスカーションも用意されていて、ゴールデン・トライアングルという、タイ、ミャンマー、ラオスの国境が川で分けられている地に行きました!

下の写真のタイトルは「タイパンツを履くみんな」。この旅行中、この象の柄をした東南アジアっぽいズボン、通称タイパンツを履くのがプチ流行していました!このズボンは現地のナイトマーケットなどで買えるのですが、タイは物価が安いのでズボン一本で100バーツ(1バーツは約3.5円)。
安くて、履き心地もとてもいい上に、タイパンツを履いて写真を撮るととても映える!!
ということで2本3本買って、ツアー中に履いたり、お土産にしたりしている人が多かったです。
私も3本買いました!ゴールデントライアングルに行く日は、ほとんどの生徒がタイパンツを履いている、なんていう現象が起きていました。

毎日の食事はタイ料理!!パクチーが苦手な私は食べられるか少し心配していましたが、そんな心配全然いりませんでした!本当にどの料理も美味しい!後から聞いた話によると、私たち日本人のために辛さは控えめにしてくださっていたみたいです。なんて親切なのでしょう(泣)。日本に帰ってきてからもタイ料理が恋しい毎日です。

この料理は現地学生と日本人学生共同で作ったものです。
右から順番に青い色のご飯、太麺の醤油焼きそばみたいな料理、トムヤムクンです!
青いご飯、気になりますよね。このご飯は日本でいうお赤飯のようなもの。バタフライピーというお花で染まったご飯で、おもてなしや歓迎といった意味が込められているそうです。

●ドキドキワクワク少数民族の村でのホームステイ

さて私がこのプログラムで密かに一番の楽しみにしていた少数民族ホームステイについて取り上げたいと思います!私たちはアカ族という北部タイの山岳民族の村に1泊ステイしました。
「ホームステイするのはいいものの、言葉が分からない中、どうやって意思疎通するのだろうか、どんなお家なんだろう、ご飯は美味しいかなぁ。」そんな期待と不安を胸に村へと向かいました。
実はアカ族は独自の言語を持つため、タイ語は通じないのです。ありがとうを意味する「グラフマデ」だけを覚えていくことに。
村に着いて、みんなで食事を食べた後は、いよいよそれぞれのお家へ向かいました。学生4人で1家庭でした。ホストファミリーと会ってからは、お家の中をいろいろ見せてくださったり、おやつにピーナッツを出して頂いたり……。
意思疎通はほとんど「グラフマデ」とボディーランゲージで行いました。伝えたいことが通じた時の嬉しさはすごかったです(笑)。
村はとてものどかで自然がいっぱいです。朝起きるときは鶏のコケコッコーで起きるんですよ!シャワーが水しか出なかったり、山岳民族というだけあって朝起きた時の寒さは衝撃だったりもしましたが、総じてとても貴重な体験だったと思います。

村の様子。あちこちに犬や鶏がいます。家は高床式のお家がほとんど。
食事。バナナの皮のテーブルクロスがおしゃれですね!

びっくりするほど日本人好みの味でした。特に手前に写っている卵焼き?的なのは我が家でも再現したいくらい美味しかったです。お皿をからにすると次々と新しい料理が運ばれます。

ステイ先のお家。副村長さんの家でした。

●最後に

このツアーに参加して本当に良かったと思います!とても良かった!もっと早く上智のプログラムのよさに気づいていれば良かったと思うほどです。
まだまだ書きたいことが沢山あったのですが、全てを書いていると何十ページにもなってしまいそうだったので、この辺で終わりにします。
私はこのプログラムに誰一人知り合いがいない中での参加でした。でも、参加してみるとほとんど全員がそんな感じでした。
ですので、これから何か海外研修に参加しようかと迷っている方がいれば、私から一言。
「絶対参加したほうがいいです!!!」何か不安があっても大丈夫です。皆さんが参加しようと思って、申し込みさえすれば後はなるようになるし、きっと素晴らしい体験が待っています。
初めにも書きましたが、普通の旅行とは全然違った視点からタイを知ることができました。だって少数民族のホームステイなんて個人旅行だったらまずできないと思います。
あー、もう一度XLCのみんなに会いたいなぁ、タイにまた行きタイ!なんてことばっかり考えています。
重要なことなのでもう一度。
「参加しようかなと思われた方は、ぜひ参加して欲しいです。」
単位も取得できますしね!!(しつこい)。

こんちゃん
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こんちゃん
所属
文学部 史学科
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