2021.08.30
こんにちは! あみこです。
とうとう年明け、秋学期もあと少しですね。風邪などひかぬよう、頑張って参りましょう!
さてさて、今回のテーマは
留学生
上智と言えば、感があるのではないでしょうか。
留学生というと、上智から海外に行く人と、海外から上智に来ている人の2タイプがあるかと思います。今回は後者、海外から上智に来て、勉強している学生のお二人にインタビューをしてみました!(2人の日本語が上手いので、それに甘えて日本語でお話を聞かせていただきました☆)
今回協力してくださったのは、
ブルガリア出身、博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻国際経営開発学コース所属の
ARABADZHIEVA POLINA DIMITROVA
(アラバジエバ・ポリーナ・ディミトロバさん、以下ポリーナさん)
アメリカ出身の国際教養学部国際教養学科国際経営・経済学コース 4年生、
BAKER STEPHEN FRANCIS
(ベーカー・スティーブン・フランシスさん、以下スティーブンさん)
のお二人!
今回はお二人別々にお話を聞いたので、2パートに分けて書きます。
それでは、さっそく行ってみましょう!
ポリーナさんにインタビュー!
留学前の話
――日本に留学しようと決めた理由を知りたいです!
実は、日本に留学するのは初めてではなくて。私はブルガリア出身なんですけど……明治ブルガリアヨーグルトってわかります? あの明治がブルガリアの高校生に奨学金を出していて、それで日本に来て2ヶ月くらい勉強しました。
その時に日本すごいなー! と思って、もう1回行きたいな、と思ったんです。
人がすごく優しくて、ブルガリアにとても興味を持ってくれた人とかもいて。
あと、自然もブルガリアと結構似てるんです。だから良いなあと。
――そうなのですね!ちなみに、留学先に上智を選んだ理由は、何だったのですか?
卒業後の仕事とかに良いから(笑)。
あとは、今の私の専攻、すごく興味があった国際経営学を専攻できるのが上智だけだったんです。
それから、留学生が多くて色々な国から来ているので、日本以外のことも知れて面白いかなと思ったんです。
最後に、日本語の授業がすごく好きです。高校卒業後、オランダに5年ほど留学していたのですが、その頃に1度上智に来て、受けてみてすごく良かったので。本当に進歩できたと思います。
――留学前に不安だったことなどはありましたか?
今回は日本に留学するのが初めてじゃないので、不安は特になくて、ただ楽しみだったんです(笑)。
ただ、さっき言ったように1度高校生の時に日本に来たんですが、それが2011年の5月からだったんです。
――というと、東日本大震災の2ヶ月後ですね。
はい。両親はかなり心配していました。実際は行き先が福岡だったので留学もできましたし、私自身には特に大きな影響もなかったんですが……。
留学してみて
――さて、今回はただ楽しみだった、とのことですが、日本に留学して、驚いたことはありますか?
家電が全部喋ること……!炊飯器とか、お風呂とか、みんな何か喋るからびっくりしました(笑)。
――確かに喋りますね家電(笑)。それ以外で、カルチャーショックみたいなものはありましたか?
始めは何もわからなかったけど……日本とブルガリアの文化って、結構近いんです。
――似てるんですか!? 日本とブルガリア。
はい。例えば、「先輩」っていうのはブルガリアにもあって、すごく大事にします。丁寧な表現も使うんです。
――せっかくですので勉強の話もお聞きしたいです!今の専攻は国際経営学だと伺いました。日本に来る前から、この分野について勉強していたのですか?
そうです。オランダの大学で勉強していました。ちなみにその時の第2専攻として、日本語を選択していました。
――オランダで学んでいらしたのですね!日本とオランダで、学び方の違いは感じましたか?
たくさんあります! オランダでは実践的な学びが多くて。いつもプロジェクトをやっていて、インターンも4年間のうちに3回あったんです。逆に日本では授業が多くて、知識とか、情報がもらえるんです。
あと、オランダは先生との距離がすごく近くて、友達みたいだったのも日本と違うところかもしれないですね。
――知識と実践、どちらも経験されたのですね!そういえば……オランダでは日本語も専攻されていたとのことですが、ポリーナさんは日本語スピーチコンテスト(「第3回上智大学留学生日本語スピーチコンテスト」2019年6月29日開催)の優勝者なのですよね!出場のきっかけなど教えていただけたらうれしいです。
私のスピーチのテーマは2人のお年寄りについてだったんです。2人目は自分の、ブルガリアのおばあちゃんで、もう1人はいま英語を教えている日本人のおじいさん。そのおじいさんには、毎週会えるんですけど、歴史とか文化とか、日本についての話を聞かせてもらえたりして、すごく面白くて。それでぜひこの2人を比べて話したいなと思ったんです。
おわりに2つほど
――留学生から見て、上智の良いところは何でしょうか?
図書館!いろいろな本があって、それが読めるのがすごくうれしいです。アクセスも良いですよね。あと、学校で水筒に水入れられますよね、冷水機で。あれも良いなと思います(笑)。
――留学してよかったと思うことはなんですか?
日本の文化を知ることができることと、日本語の練習ができることですかね。
オランダで日本語を勉強してたんですけど、ちゃんと使う機会がなくて。日本だと毎日使いますから(笑)。たくさん練習できました。
スティーブンさんにインタビュー!
留学前の話
――日本への留学を決めたのはなぜですか?
もともとYouTubeで日本語について知って。高校生の時、ニューヨークの文化センターで日本語の授業をやっているとわかって3つくらい取ったんですよ。その時の先生が上智大学の卒業生で。
日本語上手くなりたいなと思っていたら、4年も日本で勉強できるってわかって上智に来ました。
――留学前の日本へのイメージはどのようなものでしたか?
1度も来たことがなかったから、日本について知れるのが、アニメとか、TVの観光番組とかで、良いことしか伝わってこなくて。欠点のない国みたいな感じだったんですけど、ほんとに存在するのか?みたいな。
でも、日本に来てみて、そんなにアメリカと変わらないかなというか、リアルなイメージを持ててます。
留学してからの話
――スティーブンさんは就活中だと伺いましたが、就活のお話も聞いてみたいです……!
アメリカと全然違ってびっくりしました。
日本では就職にあまり専攻が関係なくて。3年生になって気づいたんですよね……それ。アメリカは大学での勉強と就職が直結するんです。新卒なんて制度もないし。アメリカだとその会社にいる人とのつながりがないとアウトなんですけど、日本はそうでもないんだなとも思いました。
――留学して得られたものは?
色々ありますけど、日本語が上手くなったことと、友達が1番ですかね。
日本の色々なところに行けるから、文化も学べたし。
本当にいろいろな経験ができたので、留学はした方がいいと思います(笑)。
――上智の魅力は何だと思いますか?
日本人ももちろんなんですけど、アメリカ人の留学生がたくさんいて、どっちとも仲良くなれること。
色々な国の人と英語で話して、自分の国の文化がわかることもあります。
今後の話
――最後に、これからの目標を教えてください!
もっと日本語が上手くなりたいということと、あとは日本とアメリカどっちも関係がある仕事がしたいです。
日本だけとか、アメリカだけでもダメというわけではないけど、どっちとも繋がっていて、いろんな人と関われる仕事をしたいなと思っています。
まとめ
留学生へのインタビュー、いかがでしたか?
ほとんど未知の国ながら、日本を、そして上智を選んで勉強なさっている姿に、私も頑張らねばと思わされました。
お2人ともとても気さくに、いろいろなことについて話していただいて、私自身とても楽しかったです!
最後になりましたが、取材に協力してくださったポリーナさん、スティーブンさん、ありがとうございました。
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