こんにちは! 7月に入り、だいぶ蒸し暑くなってきましたね。
7月と言えば、上智では学内行事で盛り上がりを見せる時期でもあります。今年は新型コロナウイルス流行のため、こういった学内行事も中止に追い込まれてしまっています。自分が1年生の時を思い返すと、授業とは別に「上智大学に入ったんだなあ」と改めて実感する場だったと感じます。
そういった意味では、特に今年度の新入生にとっては残念な状況であることは間違いありません。そこで、本来なら開かれるはずであった学内行事を「プレイバック! 学内行事 夏編」と称して、この記事で紹介したいと思います!
特に、緊張の初体験のはずだった新入生の皆さんにはしっかり読んでいただいて、新入生同士の話題にしてもらえれば幸いです。今回紹介する行事は、例年7月7日前後に開催される「上智浴衣デー」「上南戦」の二つです!
1. 上智浴衣デー
はじめに紹介する行事は、「上智浴衣デー」です。もしかしたら御存知の方も多いかもしれません。
「上智浴衣デー(以下:浴衣デー)」は毎年、七夕の時期に開催されているイベントです。
この画像のように、当日のキャンパスは浴衣を着た学生で一杯になります。特に天気が良い年の浴衣デーでは、メインストリートがすんなり通れないレベルの人口密度となります。
また、教室も浴衣を着た学生で一杯になります。
もちろん授業は普段と全く変わらず行われます。しかし、この日は教室の雰囲気が明らかに異なるためちょっとした特別感を感じながらノートをとることになるでしょう。
もともと「上智浴衣デー」は2013年の上智大学創立100周年の際に学生有志団体「上智大学100周年学生委員会」が立ち上げた企画でした。それが好評を博したため、公認課外活動団体「nexnect(ネクスネクト)」が後継として2014年以降も企画運営をしています。
現在では、他大学でも同様のイベントが展開されており、まさに上智大学の名物イベントと言える存在になっています。
浴衣デーでは、日本文化に触れる企画も行われています。これは、一昨年に行われたうちわ絵付け体験の様子です。それ以外にも昨年はプロ美容師によるヘアアレンジコンテストや、ホラー映画上映など、さまざまな企画が行われました。
今年は残念ながらキャンパスでの開催が叶わなかった(※)浴衣デーですが、来年開催された暁には2年分の盛り上がりを見せてくれるでしょう!
※今年の浴衣デーではInstagram上でのフォトコンテストが行われました。結果はこちら。
2. 上南戦
上南の「上」は上智だけど、「南」とはなんぞや。初めてこれを知った方はそう思われたかもしれません。上南戦の正式名称は「上智大学・南山大学総合対抗運動競技大会」です。その名の通り、体育会の各団体が愛知県にある南山大学と毎年定期戦を行っているのです。
また、「運動競技大会」という名がついていますが、文化団体同士での交流も行われています。勝負ももちろん大事ですが、勝負だけではない交流・つながりが両校の間で深まっている証ではないでしょうか。
1960年に第1回大会が開催された歴史あるこの上南戦、昨年は第60回記念大会が上智大学で行われました。ここでは、昨年の大会の様子をご紹介します!
上智大学と南山大学の全参加団体が一堂に会して開会式が行われました。東京と愛知にある両校でなぜ定期戦を行うのかと思われる方もいるかもしれませんが、両校には「カトリック系総合大学」という大きな共通点があります。
大会の開催は上智周辺と南山周辺で交互に行われているため、次回の開催は愛知・南山大学となります。
開会式後のセレモニーでは、上智大学の競技ダンス部の演技で盛り上げます。
その後行われたオープニングゲームでは、ハンドボールの試合が行われました。両校の応援団が応援をリードし、白熱した雰囲気の中で試合が行われます。この試合では1部リーグに所属する強豪・南山大学に敗れはしてしまったものの、翌日以降の各団体に勝負のバトンは渡されました。
各団体の結果を合算して決める総合優勝は、上智大学が3連覇という形で飾りました!
1960年から正式に続いてきた上南戦ですが、今年度は大会史上初の中止となってしまいました。今年度の実行委員長、植田さん (陸上競技部・物生3)は「今年の1年生は上南戦を知らないからこそ、私たち実行委員会は上南戦の意義を伝えて、次代の62代に引き継ぎます。南山で開催する予定となっている来年の第62回上南戦のために、第61回上南戦実行委員会は最後まで職務を全うします!」と語ってくれました。
そして、次の上智開催は少し先となってしまいましたが、こちらも見逃せないですね!
ここまで、7月に行われる上智の学内行事を紹介してきましたが、筆者は今年で卒業のため、来年に参加できる後輩の皆さんが羨ましいです。授業も大事ですが、友人と共に語れる思い出となるようなイベントも学生生活の醍醐味だと思います。来年には通常のキャンパスライフが送れることを期待しましょう!
写真・取材協力
課外活動団体「nexnect(ネクスネクト)」
第61回上南戦実行委員会
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