皆さんこんにちは! れいれいです。早いもので、もう2020年も半ばを過ぎました。
さて、4月8日にキャンパスへの入構制限が発表されてから、もう3ヶ月以上となりましたね。「入構制限」と聞くと、まるでキャンパスが「お休み中」のような印象をもってしまいますが、実はそうではありません。むしろ、入構できないことで不便も多いこの期間だからこそ、利用できるサービスがあるのをご存知ですか? 今日は、その中から図書館とキャリアセンターをご紹介します。あなたに役立つ情報もあるかも?!
図書館
それでは、まずは図書館から見てみましょう。主な閉館中サービスはこちらです(7月1日現在)。詳細はLoyola「大学掲示板」やウェブサイトからチェックして下さいね!
- 予約入館
- 図書の郵送貸出
- 図書の購入依頼
- レファレンス
- データベースのID・パスワード発行
- 文献複写
今回はこの中から、予約入館と郵送貸出にフォーカスします。職員の江尻さんとのインタビューを交えてご紹介します。
予約入館
予約入館は、ウェブ事前予約(こちらから※対象は本学学生のみ。館友会員等学外者の方はご利用できません)をした上で入館できるサービスです。月曜日から土曜日、10時から16時の間で希望の2時間を指定できます。6月1日から開始され、6月27日までにのべ597人が予約しました(実際の入館人数とは異なる場合があります)。
Q. 597人という人数について、どう感じますか?
A. もっと申し込みがあると予想していたので、少なく感じます。来館時間が10時から16時と昼間なので、授業を自宅で受けている学生にとっては訪れにくいのではないかと考えています。平日の予約人数が平均で1日20名程度なのに対して、土曜日には1日平均で35人程度の予約が入っているようです。土曜日の予約数がやや多いのは、このためかも知れませんね。
図書館に足を運んで本を選ぶことの利点は、色々な本を手に取って、どれを借りるかを決められる、ということだと思います。でも、大学から離れた場所に住んでいる、などの理由で予約入館が難しいこともありますよね。そんな時利用できるのが、郵送貸出サービスです。
図書の郵送貸出
指定の申込書類に氏名・住所や借りたい図書を記入してメールで申し込むと、図書を無料で自宅に郵送してもらうことができます。このサービスは、入構制限が始まってから1ヶ月後の5月8日から始まりました。学部生は当初4年生限定でしたが、6月1日からは全学年に拡大されました。6月27日までに、郵送貸出の申し込みは685件、貸出数は1634冊だったとのことです。
Q. 郵送貸出は、どのような経緯で始まったサービスなのでしょうか?
A. 5月に入り、「学生が図書を借りられない」という問題に郵送貸出で対応しよう、という計画が持ち上がりました。ただし、密を避けるために職員は交代で出勤していたので人手が少なく、申し込みにどの程度対応できるのか、不安がありました。
Q. 作業量の点では、郵送貸出は普段の貸出と比べどう違うのでしょうか?
A. 普段、貸出は機械で行っているので、職員は貸出にほとんど関わりません。一方郵送貸出では、申込書類が本当にその学生からのものか、書かれた住所が正しいか、などを確認する作業から始めます。その後、本を書架から取ってきて、梱包し、発送します。このように作業量がとても多いので、最初から全学生からの申し込みに対応するのは難しいと考えました。そこで、まずはニーズと図書館の対応力を見極めるために、切実に資料を必要としている学部4年生、大学院生、短期大学部2年生を対象にしました。5月の申し込み状況を見て「全学年に広げても対応できそうだ」という判断をし、6月から対象を広げることになりました。
Q. なるほど。2年生の私は当初「なぜ4年生だけなの?」という不満も感じましたが、そのような背景があったのですね。685件というこれまでの申し込み件数については、どう感じますか?
A. 個人的には、予想より少ないと感じました。閉館中サービスの情報は図書館のウェブサイトやLoyola掲示板で公開していますが、郵送貸出について知らない学生もいるのではないでしょうか。現在の申込数の倍くらいまでは対応できると思うので、図書を必要としている学生にはぜひ利用してほしいです。
Q. そうですね。この記事を読んで借りたい! と思う読者もいると思います。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
A. 学生の皆さんにとって不便な日々が続いていると思います。1日もはやく通常通り開館したいと思っており、徐々に利用の範囲を広げています。情報収集をして、安全を確保するための対策の参考にしています。早く多くの学生に利用してもらえることを願っています。
因みに私も、先日郵送貸出を利用しました。申し込みのメールを送ったところ、翌日に宅配便で本が届きました! 課題の資料として、とても重宝しています!
学生の臨時休館中の貸出日数は30日間ですが、7月4日以降は夏の長期貸出に入るので10月2日まで借りることができます。資料の返却は1号館入口にある返却BOXを利用するか、図書館に郵送します(返却時の郵送費は自己負担)。図書館に入館したい場合は事前予約が必要ですが、返却BOXのみの利用であれば予約は不要です。
キャリアセンター
入構制限中サービスをしているのは、図書館だけではありません。続いては、キャリアセンターについて見てみましょう。「キャリアセンターってそもそも何?」という方も(私もその1人でした)ご安心下さい。普段のキャリアセンターの活用法については、こちらの記事を参考にしてみて下さいね。
キャリアセンターの入構制限中サービスは、主にこちらです(7月1日現在)。詳細はLoyola→「就職・キャリア支援」→「Webキャリアセンター」から確認できます。
- オンライン個別相談
- オンラインガイダンス・セミナー
- OBOG名簿閲覧(事前予約をして来室)
- WEB面接Boxの利用
キャリアセンターの重要なサービスの1つが、個別相談です。普段はセンター内のブースで受けられますが、閉室中はZoomで相談することができます。平日午後に相談枠が用意されていて、1対1で40分間の相談を受けることができます。事前予約制で、相談希望日の2日前からWebで予約できます。職員の飯塚さんに詳しく聞いてみました!
Q. 個別相談では、どのような方に相談できるのでしょうか? また、どんな内容を相談できますか?
A. キャリアセンター職員の他、キャリアセンターと契約している学外アドバイザーに相談できます。学外アドバイザーは、キャリアコンサルタントの国家資格を持つ相談のスペシャリストです。相談内容は進路にかかわることなら何でもOKです。時期にもよりますが、3年生からは「何からはじめて良いかわからない」といった相談も多いです。就職活動真っただ中の学生からは、「エントリーシートを見て欲しい」「面接練習がしたい」といった具体的な相談も多いですが、「自分の考えを整理したいので、ただ話を聞いて欲しい」という方もいます。基本的にできない相談というのはありませんので安心してください。ただし、皆さん一人ひとりの進路に「正解」はありませんので、個別相談で正しい答えがもらえるわけではありません。自分で考えるためのヒントや気づきを得るための一つの方法と考えてくださいね。
個別相談に加えて重要なサービスが、情報提供です。オンラインガイダンスやセミナーが頻繁に開催されているので、Webキャリアセンターで探してみて下さいね。また、様々な情報の中でも、キャリアセンターに来室しなければ得られないのがOBOG情報です。閉室中は、メールで事前申し込みして来室し、閲覧することができます。
Q. 改めて、OBOG情報の収集がなぜ大切なのか教えて下さい。
A. 会社案内や説明会だけではわからないことはたくさんあります。様々な気になることを知るためには、その企業に勤めている上智大学のOB・OGに会って、直接話を聞くことが効果的です。OB・OG訪問のメリットは、①会社の雰囲気がわかる ②具体的な仕事内容がわかる ③社会人にとっての常識(マナー)がわかる ④社会人と話すことが面接練習になる、などたくさんあります。活用しない手はありません。
この他、キャリアセンターに新たに設置されたのがWEB面接BOX(テレキューブ)です。中に照明、電源、スマホフォルダ、Wi-Fiが完備されていて、WEB面接や面接用動画の撮影に使用できるとのこと。閉室中も、電話での予約で利用することができます。WEB面接を受ける場所に困ったら、ぜひ活用してみてください。
Q. 最後に、読者へのメッセージをお願いします。
A. コロナ禍で学生がキャンパスに入れないので、学生同士の交流が難しく、就職活動を進めるうえでも孤独を感じている学生が多い印象です。キャリアセンターではそのような皆さんの不安を少しでも解消するため、オンラインキャリアカフェなどのイベントを随時開催しています。ぜひ覗いてみてください。
最後に
いかがでしたか? 入構制限中の「不便なところ」ではなく、「活用できるところ」に目を向けると、案外知らない情報がたくさんあるな、ということが分かりました。これから、新たな入構制限中サービスも増えてくるかもしれませんので、Loyolaなどのチェックは必須ですね! 最後に、取材に応じてくださった江尻さんと飯塚さん、ありがとうございました。
それではまた!
Twitterからの情報はこちらから→
図書館:@sophia_lib
キャリアセンター:@Sophia_Career
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