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上智学生記者クラブ通信

#222 就活生の味方! WEB面接BOX(テレキューブ)とは?
コロナ禍のオンライン面接を乗り越えよう

2022.12.16

こんにちは! そろそろ2022年が終わろうとしている事実に時の早さを感じ、尋常ではない恐怖を感じているまおなです。

突然ですが、皆さん上智大学のキャリアセンターを利用したことはありますか? 今の大学3・4年生以外の方はなかなか利用しないかもしれません。
キャリアセンターでは、就職活動中の上智生を色んな面からサポートしてくれます。

今回は、そんなキャリアセンターの中にある「WEB面接BOX(テレキューブ)」について、キャリアセンターのセンター長でいらっしゃる秋場さんへのインタビューをもとにご紹介してきます!

そもそも「WEB面接BOX(テレキューブ)」とは?

現在キャリアセンター内には、3台のテレキューブがあり、これは就職活動などで上智生が静かな環境でWeb面接やWeb面談を行えるように設置されているもので、2020年の6月2日よりサービスが開始されました。

キャリアセンター内のどこにあるかというと、入り口から見て右手にあります! 皆さんは見たことありますか?

建物の中に更に箱があるって不思議ですよね(笑)。

テレキューブの中はこんな感じです!

白い背景や充電ケーブル、スマホホルダー、ライトなどWeb面接をする際に必要なものが一通り揃っており、パソコンや携帯などの自分の媒体を持ち込めば、すぐにWeb面接を受けられる環境が整っています!

ちなみに、私が利用する中で個人的感動ポイントは、色んな端子のケーブルがあることです。使用していて、とっても便利でした!

なぜテレキューブが設置された?

まおな:では次に、どういう経緯でテレキューブが設置されるに至ったのでしょうか。

秋場さん:実は、新型コロナウイルスが蔓延する前から既にテレキューブの導入を検討していました。上智には海外からの帰国生や留学帰りの学生がとても多く在籍していますが、そういったバイリンガル学生を対象とした「ボストンキャリアフォーラム」という就活イベントがあります。ここでは、コロナ前からWeb面接やWeb面談を行っており、参加を希望する国際教養学部の学生などから「学内でもWeb面接が静かに受けられる施設はないか」との要望が上がっていました。

その導入の検討中にコロナ禍となり、オンラインでの就職活動を余儀なくされたため、2020年4月末に1台、そして2021年6月に2台を追加で設置しました。設置に関わる経費は、上智大学後援会のご支援をいただいています。

上智大学としてコロナ禍の就職活動の状況にいち早く対応出来たのは、こんな経緯があったからなんですね!

ちなみに、設置にあたって大変だったことをお聞きすると、学生の使い勝手を想像しながらスマホホルダーやサーキュレーターなど内部の装備を検討したり、室内すべてに抗菌コートを施すなど、便利に安心して使ってもらえる準備をすることだったそうです。各ブースにはスプリンクラーが設置され、耐火性、耐震性についても消防署のお墨付きをもらっているそうですよ。

どれくらいの上智生が利用しているの?

今までご紹介してきたように、就職活動にあたってとても便利なテレキューブですが、実際にどれくらいの上智生が利用しており、いつが一番よく利用されているのかについてのデータもいただきました!

<2022年度 テレキューブ利用者数(延べ人数)>

4月5月6月7月8月9月10月11月
1871591691242133112118923

上の表は2022年度の月毎のテレキューブの利用者数ですが、合計1,000人弱の上智生がテレキューブを利用して、Web面接や動画撮影等を行っていることがうかがえます。

また、年度初めの4月から6月は、大学3年生は夏のインターンシップの選考、大学4年生は本選考の面接が多くなる時期なので、その時期は1年の中でも特に頻繁に利用がされているそうです。

加えて、2022年度の学年別利用者数を見てみましょう。

やはり大学3年生と4年生が全体の大判を占めているようですね! しかし、大学1年生と2年生もほんの少数ですがテレキューブを利用していることが見て取れます。

まおな:大学1年生と2年生もテレキューブを使用しているんですね……!

秋場さん:そうですね、1年生や2年生でも、低学年用のセミナーやイベントなどに参加する学生もいるので、そうした際に使われるみたいです。

なんと、大学1・2年生で就職活動を意識する学生がいるとは驚きです……。

今後の就職活動の行方は……?!

まおな:最近ではコロナ対策が緩和されつつあり、日本を含めた世界各国でも社会活動が活発化するようになってきました。そんな中で、今後の就職活動はどのように変化する可能性があり、テレキューブはその中でどんな役割を持つようになるのでしょうか。

秋場さん:難しいですね……。近年では、毎年就職活動のスケジュールや学生の考え方・行動が変化しており、キャリアセンター側も企業側も「毎年同じやり方で」という考えがなかなか通用しづらくなってきています。

やはり、依然としてコロナ禍が続いていることや学生のニーズが変化し続けていることなどから、予測することは難しいのですね……。

しかし、これだけで終わると色んな方面から批判が飛んでくる気がするので、そんな中でも今後も考えられる傾向を2つ教えていただきました。

秋場さん:1つ目は、就職活動の早期化です。今後も優秀な学生を早くに囲い込もうという企業が多く、インターンシップを通じて就職活動が早期化すると共に、予定の採用数を満たせなかった企業が採用活動を継続することにより、長期化することが考えられます。

2つ目は、採用活動におけるオンライン活用の継続です。
今年は対面形式での面接や面談を復活させた企業が増えてきました。しかし、だからといって、オンラインでの選考が完全になくなるということはないと思います。

それは、オンラインで選考を実施することで地方の学生も容易に選考に参加しやすくなり、企業として優秀な学生を採用できる可能性がより広がるからです。また、動画選考も徐々に増えていますが、これは手間のかかる動画選考を挟むことで、その会社への志望の高さを測るという意味合いもあります。
今後も説明会や1次面接など選考の初期の段階ではオンラインの活用はまだまだ続きそうです。

なるほど! お聞きした2つの傾向からみると、大学低学年の人でも授業の合間にも手軽に説明会や就活への準備を行ったり、就活生はよりオンライン面接等に適した環境を確保したりする必要が今後もありそうです。そんな中で、今回ご紹介したテレキューブひいてはキャリアセンターの様々なサービスを利用して、有利に就職活動を進めていきたいですね……!

どうやってテレキューブを予約するの?

では最後に、テレキューブの予約方法について少しだけご紹介します。
予約方法また利用方法の詳しくはWEBキャリアセンターをご覧ください!

まず、予約方法としては①直接キャリアセンターの窓口に行く、②電話する(03-3238-3581)の2つの方法があります。

ネット予約も検討中とのことですが、現在ではこの2つの方法でのみ予約を受け付けています。

利用上限は1週間に2回までで、1回90分までです。しかし、最近では約2時間のグループディスカッション等の長時間の選考形態もあることから、2回分を1回にして、1週間に1回180分の枠も取ることが可能になっているみたいです! 

最後に

いかがでしたでしょうか。
就職活動中の学生にとっては有意義な情報でしたか? また、それ以外の学生にとっても就職活動が始まったときにあわあわしなくて良いような情報が得られましたでしょうか?
もしそうであれば嬉しい限りです!

私は就職活動を既に終えた身ですが、就職活動中はキャリアセンターの方々にたくさんお世話になりましたし、テレキューブもたっくさん利用させてもらいました!

キャリアセンターには他にもキャリアアドバイザーに個別に相談が出来る制度など、就職活動をサポートする様々なサービスがあります。
今就職活動中の学生も、そうではない上智生も是非一度キャリアセンターに足を運べば、新たな発見があるかもしれません……!

それでは残り少ない2022年も健康で有意義に過ごしましょう! ではまた!

まおな
名前
まおな
所属
法学部 国際環境法学科
〇〇がすき!
風景の写真を撮ることが好き!!
上智のいいところ
2号館から富士山が見えるところ