社会人プログラムをのぞいてみました
2022.07.29
こんにちは!
今回は上智学生記者クラブ(以下、記者クラブ)1年生による座談会を開催しました! 話題は「高校生・受験生時代」。現在の学部学科はもちろん、高校時代の部活も、受験方法も本当にさまざま。
そんな記者たちに去年の夏休みの過ごし方から、今だからこそ思うやっておいて良かったこと&やっておけば良かったこと、受験に一番使ったorイチ押しの参考書、最後に記事を読む高校生・受験生に伝えたいことまで、フレッシュな記憶だからこそのお話を語ってもらいました!
MEMBER
とっくー記者(外国語学部英語学科)
なが記者(総合人間科学部社会学科)
ゆう記者(理工学部物質生命理工学科)
ルーク記者(外国語学部英語学科)
(ゆう)高校からは新しいものに挑戦したいと思って、硬式テニス部に入りました!
(ルーク)陸上部でした。陸上は高校から始めて、種目は短距離とやり投げ。思ったよりきつかったけど……(笑)。
(なが)私は新聞部でした! 3年生の夏になってようやくコロナも落ち着いてきて、ダンス部やソフトボール部の大会を取材できたのが、思い出です……!
(とっくー)私は家庭科部でした! コロナで調理はなかなかできませんでしたが、中高一貫だったので6年間、続けてました!
(ゆう)みんなそうかと思うけど、とにかく毎日受験勉強でした。(みんな賛同)
一般受験に向けて頑張る中で工夫したのは、友達と一緒に勉強したり、学校の先生に聞きに行ったり、ひとりで抱え込まないようにしたこと。あとは、夏休み期間のうちほんとに1日だけチートデーを作って、自分にご褒美をあげて頑張りました(笑)。
(ルーク)自分は毎日朝から地元の図書館に行って勉強していました。一般受験の勉強と、公募推薦のエッセイのための勉強をしてて。受験資格に必要な英語試験の勉強もしてたので3つ同時進行で。
あと学校調べはしてましたね。HPとか、FIND SOPHIAとか。そのときこの記者クラブも見つけたんです。あ、オープンキャンパスも行ったな……。
ここで調査をはさむと、4人中2人がオープンキャンパスに参加。
(ゆう)オープンキャンパス行きたかったんだけど、参加申し込みが始まったその日の夜、もう全部枠が埋まってて。
(ルーク)それ、当日になるとキャンセル出て空きが出るんだよ。
一同衝撃。なんと、キャンセルが出るとリアルタイムで反映されるそう。当日のチェックは、ぜひ知っておいてほしい裏技……!
(なが)私は塾に行っていなかったので、学校や駅の自習室に行って勉強してました。国立志望だったので、いろんな教科をやってて。欲張って計画立てすぎて忙しかった……(笑)。私立の一般受験(特に共通テスト)と、国立の対策を同時にしてました。
(とっくー)私は塾に行っていて、公募推薦のために、毎日自己推薦書を書いては添削してもらって……を繰り返していました。それと、面接、英語(作文・和訳・リスニング)対策と。
オープンキャンパスにも参加したので、そのときちょうどここ(2号館)の地下の紀伊国屋書店で復刻版ソフィアノートを買って。そこに英語の和訳を書き込んで、モチベーションアップしてました!
MEMBER
さき記者(経済学部経営学科)
茉記者(外国語学部ロシア語学科)
(茉)ハンドメイド部と、女子バレーボール部のマネージャーやってました! ハンドメイドの方は、コロナでなかなか調理ができなかったけど、マネージャーの方は引退まで続けました。
(さき)私はワンダーフォーゲル部でした! 中高一貫だったので、中学から6年間。コロナで高校では合宿に行けなかったけど、ハイキングしたり山に登ったりしてました。
(茉)出身が九州で、これは九州の高校にだけ残る制度かなと思うのですが……(笑)。課外というのがあって、夏休みは朝から夕方まで、学校でみっちり勉強してました。国英数の3教科+自分で選択した授業を受けて、空き時間には自習室に行ったり先生に質問したり。
あと夏の三者面談のときに公募推薦に決めたので、そこから面接、小論文、自己推薦書の対策も始めました。自分の長所や短所を書き出すノートづくりも。
(さき)私は一般受験の対策をしてました。その中で思ったのは、夏休みは最初からしっかり頑張るのが大事だな、ということです。
ちなみに、オープンキャンパスは参加した?
(茉&さき)してないです。ですが学校調べはしてました!
(茉)私は九州だったこともあり、秋に大学の方が高校へ説明に来てくれました。そのとき個別質問の機会もあって。あといろんな大学がWebオープンキャンパスを開催していたので、それには参加しました!
「高校1、2年生のうちから評定を意識して定期テストを頑張っておくのが大事だったなって。受験資格に「評定〇〇以上」というのが多いので、どこの大学に行きたい、何がしたい、という目標はまだはっきり決まっていなくても、後で「ここに行きたかったのに評定が足りない……」という思いをしなくて済むので! 絶対無駄にはならないなと」(茉)
「高校の英語を頑張っておいたこと。そこで学んだことが、受験だけじゃなく、今のAC(ACADEMIC COMMUNICATIONという1年次必修の英語の授業)で英文を読んだり、アメリカ人の先生の話を聞きとったりするのにすごく役立っています!」(なが)
「自分は理系で、高校のときから物理とか化学とかを学ぶ中でも、特に興味持ったことについていろいろ調べていたこと。それが大学生になっても力になったなと思う」(ゆう)
「陸上部を3年間続けたこと。やめたくなることもたくさんありましたが、最後には県大会にも行けて。続けていれば成長できるし、頑張れば報われるんだってことを実感できた!」(ルーク)
「受験方法をよく調べておくのがとっても大事だと実感。共通テスト併用、英語試験併用など本当にいろんな種類があるので、自分の志望する学部学科がどの形式なのか、自分の得意なものはどれで活かせるか、リサーチが大切だなと思います!」(さき)
「公募推薦を考えている人は特に、早めに対策を始めてほしい、と実体験から思います。今のこの6月くらいから、自分のことを振り返ったり、大学のアドミッションズ・ポリシーと自分のやりたいことがどのように合致するのかをまとめたりし始めていれば、直前にバタバタせずにいられたなと。これはぜひ伝えたいことです!」(茉)
「英検やTOEFLなど、英語の試験を受けておいたこと。受験にも役立ったので良かった!」(とっくー)
「オーストラリア現地に行くはずが、コロナの影響でオンラインに変更に。ですが、英語力UPにも繋がり、参加して本当に良かったと思います!」(とっくー)
「受験生になったら忙しくなってしまうので……1、2年生のときは、友達や家族と過ごす時間をもっと大事にできれば良かった!」(みんな)
理系の方は一般受験でほとんどが数Ⅲも扱うと思います。こちらは基礎から発展まで、一問一答形式で載っていて非常に取り組みやすく、授業の先取りでよく活用していました。良問揃いなので受験生にはおすすめです! (ゆう)
私が受験の時にお世話になった参考書は『スコアに直結! IELTS徹底対策単語集3900』です。受験のためにIELTSを受けたのですが、その勉強だけでなく、英語力全般の向上に役立ちました。(ルーク)
私は『システム英単語』(略して「シス単」)を、よく使っていました。英単語帳ですが、ちょっとしたフレーズも載っていて覚えやすかったです! 通学中や歯磨き中など、暇さえあれば読んでいました! (なが)
私のおすすめは『英文解釈の技術100』です。主に公募推薦の和訳問題対策に使っていました! 問題数が豊富で、内容が難しい分やりがいがあります! (とっくー)
ロシア語学科の公募推薦を受験する際に、事前レポートとロシア史筆記試験のために読んでいた本です。世界史の教科書では網羅しきれないロシア史を学ぶことができました! (茉)
私のおすすめは『鉄壁』という単語帳です。テーマ別になっていて、関連する単語が一度に出てくるので覚えやすいです! 豊富なイラストも暗記を助けてくれます! (さき)
(ゆう)自分たちは高校に入って最初の1、2カ月、コロナで学校に行けず。不安で、この先どうなっちゃうんだろうって思ってました。今後もコロナで今の日常がいつ崩れてしまうか分からない。だから、まずは日常を大切に、全力で高校生活を楽しんでほしいです。そして時間を無駄にしないためにも、これからに向けて目標を頭の片隅においておいたら良いのかなって。受験生は、ときどき自分なりの息抜きをしながら、走り抜けてもらえたらと思います!
(ルーク)つらいときは逃げ道を探したくなるし、きつくなると目標を見失いがちになると思います。けれど、目標を見失わないで最後まで頑張ることは自分にとって一番力がつくと思うし、学力とか競技面だけじゃなくて人として成長できる気がする。だから、妥協しないこと、これを大事に頑張ってほしいです!
(なが)受験時代、私は勉強法がよくわからないまま「今じゃなきゃいつ勉強するんだ」という思いで頑張っていました。今思い返すと、もっと学校の先生を頼ったり、塾に通ってみたりと、まわりの人を頼って良かったんだ、と。これからの皆さんには、ちょっとした悩みであっても抱え込まずに誰かに相談して、乗り越えていってほしいと感じます。そして大学生になるまであっという間だったので……友達や家族との今も大切にしながら、頑張ってください!
(とっくー)私は入学前からずっと上智が憧れでした。だから今は課題に追われながらも、すごく充実しています。受験のときは、息抜きとしてこのFIND SOPHIAを調べて、読んで、学生生活を楽しみに頑張ることができました。今高校生、受験生の皆さんにもこれを読んで大学生活のイメージを膨らませてもらえたらと思いますし、期待や楽しみをモチベーションにしながら、頑張ってほしいです!
(茉)私が外国語を学ぼうと思ったのも、今の学科を目指そうと決めたのも、高3の夏でした。受験生の皆さんの中にも、今は目標がはっきりなく、でも一生懸命受験勉強している人もきっといるんじゃないかと思います。学びたいことは、遅かれ早かれきっと見つかるときが来るはず。自分が興味あることを大事にしてほしいです。ぐっと我慢して乗り越えたら、4月からは楽しいキャンパスライフが待っています!
(さき)実は、私は直前に志望学部を理系から今の経営学科へ変更しました。そのとき、最初は無理かなと思ったのですが、それでもと受験形式をリサーチし直したことが今に繋がっています。自分から探そうと思えば、受けられるんだと。最後まで、頑張ってください!
記者の高校時代に迫るこの企画、いかがでしたか?
どうしたら高校生・受験生の読者の皆さんに、「知りたい」「ほしい」情報が届くだろう……大学院生の私はそう考えながら座談会を開きましたが、みんなの話が始まってみれば、そこから記事は自然と創り上がっていきました。
今回話してくれた6人それぞれの声がまっすぐ響いてくるのは、きっと私だけではなく、今まさに高校生・受験生の皆さんも、また高校生を経たすべての皆さんも、そうなのではないでしょうか?
2022.07.29
2024.06.21