2021.10.08
皆さん、先日のソフィア祭はお疲れ様でした!! 各サークルや団体でお互いに協力して、準備を重ねたと思います。先々週は記者クラブがソフィア祭に初参戦した様子をNico記者がお届けしましたが、今週はひな記者とくるみ記者が11月3日(金)に実施された「ソフィアンズコンテスト2023」についてお届けします!
今回は、グランプリを受賞されたドイツ語学科4年大塚健人さん、準グランプリの国際教養学科3年ブリンクマン恵美さん、昨年のグランプリの社会福祉学科3年藤原美羽さんにお話を聞かせていただきました!
ソフィアンズコンテストに応募したきっかけを教えてください
(大塚さん)地方創生の事業を行う会社をやっていて、その事業内容の認知を広げること、そして地方の難しい現状を知ってほしいと思いました。また、ソフィアンズコンテスト自体を盛り上げたいと思いました。元々コンテストに出場する前からインフルエンサーとしてSNSを使って活動していたので、それを上手く使えたらコンテスト自体も盛り上がると思い、出場を決めました。
(ブリンクマンさん)世界の国々ではヴィーガンをはじめ、多様な食選択が受け入れられている中、日本ではまだそのライフスタイルへの偏見が残っており、飲食店での配慮や周りからの理解があまり無いと肌で感じています。まずはヴィーガンとは何かということを知ってもらうために今回出場させていただきました。
コンテストにエントリーしてファイナリストになるまでの流れを教えてください
(大塚さん)まず1次審査では、コンテスト出場の理由やなぜそのテーマを発言したいのかをGoogleのエントリーフォームに記入しました。その次に1次面接がありました。エントリーフォームに記入したことや自己PR、コンテストの志望理由、上智の魅力などについて話しました。それを通過した後、2次面接がありました。自分が行なっている社会活動についてのプレゼンテーションを行いました。
(ブリンクマンさん)1次面接とは違って、2次面接のプレゼンテーションは30名のコンテスト局員の皆さんの前で1人で行わなければならなかったからちょっと緊張したな。大塚くんは緊張した?
(大塚さん)いやしなかった(笑)。
今回発信した内容を簡単に教えていただけますか?
(大塚さん)私は地方創生をテーマにしました。人手不足・認知度不足などの課題を解決するために、私たちに何ができるのかといった小さなことから始めることを発信しました。実際に地方に行ってみたり、観光してみたりすることが地方創生に繋がると思うので、まずは知ってもらう、興味を持ってもらうことが大事かなと思います。
(ブリンクマンさん)私はヴィーガンをテーマにしました。肉や乳製品が入っていないので、温室効果ガス抑制や土壌・水質汚染などの環境問題の解決に貢献しています。また、日本に比べて海外ではヴィーガンが受け入れられているので、環境問題だけでなく、その概念を広めたい気持ちもありました。私が日本では珍しいヴィーガンサークルの立ち上げをし、マイノリティの立場にいる人がマジョリティでいられる場所を作ることができた点もアピールしました。
今回のプレゼンでこだわったポイントはありますか?
(大塚さん)どれぐらい笑いを取れるか、どれだけ観客を楽しませられるかということを意識してプレゼンを作りました。今日のパフォーマンスの自己評価は100点満点です!
(ブリンクマンさん)私は、ヴィーガンにポジティブなイメージを持ってもらえるように、重たい話し口調にしないことを意識したり、クイズを使って楽しんでもらえるように工夫したりしました。私も自己評価は100点満点です(笑)。
藤原さんは、「ソフィアンズコンテストのように、「社会課題」と聞くと、一般的なミスコン・ミスターコンに比べてお堅いイメージや取っ付きにくさがあると思います。そうした真面目な印象から、いかにハードルを下げられるか、ワクワク感を作れるか、といった点が重要だと思うので、今年の出場者は楽しさ、見やすさを意識したSNSの発信やプレゼンを行っていて、とても素敵だと思いました。」と言っていました。
ファイナリストとしての活動の中で最も楽しかったことと大変だったことを教えてください
(大塚さん)普段関わらない人たちと新しく出会えたことです。ファイナリストの皆さん、局員の皆さんと1つのコンテストを作り上げていく過程が楽しかったです。大変だったのは時間の使い方ですね。会社の業務と並行しながら移動時間などの隙間時間をフル活用してプレゼンテーションの準備やSNS投稿の作成をするのが大変でした。
(ブリンクマンさん)コンテストを通して新たな学びを得られたこと、そして自分の新たな一面を発見することができたのが嬉しかったです。プレゼンテーションに関しては、局員の皆さんからのフィードバックを通して自分の強みを活かした話し方、伝え方を学ぶことができました。また、私は当初SNS投稿のやり方がよく分からず、最初は少し億劫に感じていたのですが(笑)、実際にやってみるとだんだんやり方が分かってきました。コンテストの衣装のデザインを考えることもそうですが、ファイナリストにならなければやってなかったであろうことを沢山体験できたことが本当に嬉しかったです。大変だったのはプレゼンテーションの原稿作りですね。最初はヴィーガンというコンセプトを伝える上で何をコンセプトとしたら良いのか分からず、1人で悩んだり、人に相談しても自分の個性が活かしきれなかったり……。そんな時に母が「あなたはピンクでしょ! あなたはもっとポジティブにやる人でしょ!」と言ってくれて。それによって最終的にピンクのスライドを使い、自分らしさを存分に活かしたプレゼンテーションを作ることができました。
藤原さんは、昨年ファイナリストとして活動していた期間に約1か月間アメリカでボランティア活動をされていたそうで、「慣れない環境での疲れもある中、日本との時差に合わせて毎朝5時に起きSNSの投稿を上げるのが大変でした。また、活動期間中にロスフラワーを学生の皆さんにプレゼントするという企画をした際、自ら企画書を書き、様々な企業に協賛を依頼しなければならなかったのも苦戦しましたが良い経験になりました」とおっしゃっていました。
藤原さん、グランプリ・準グランプリのお二人にメッセージをお願いします
大塚さんは元々サークルの先輩で一緒にフットサルをしていた思い出があるので、出場を知りとても楽しみにしていました。当日は持ち前のキャラクターも活かし、会場を盛り上げてくれました。今後の活動も期待しています!
ブリンクマンさんもSNSでの活動やヴィーガンの発信を頑張っていて、当日の発表もすごく素敵でした。これから社会にどんな影響を与えてくれるだろうと楽しみにしています!
最後に、今後コンテストへ出場される方にメッセージをお願いします
(大塚さん)少しでも社会課題に興味があったり、伝えたいことや思いがあったりする人は、それを自分の内に秘めるだけでなく、恐れずに伝えてみてほしいです。
(ブリンクマンさん)何か伝えたいことがある人にとって、このコンテストはぴったりな場所なので、自分が伝えられるチャンスを使って、思い切って伝えてみてください。
(藤原さん)出場を迷っている人は、「1、2年生の私が出ていいのかな……」「自分なんかが……」と思わず、とにかく一歩を踏み出してほしいです。出場をきっかけに自分の世界が広がったり、発信したいことがはっきりしたりするので、ぜひ挑戦してください!
ちなみに、大塚さんは活動を重ねるごとに上智への愛が深まり、ブリンクマンさんもSNSで活動を発信することの大切さを学んだそうです。
また、藤原さんは1年時にもコンテストに応募したものの、ファイナリストになれず非常に悔しい思いをしたそうです。しかし、その経験から得た反省を生かして1年後に再びチャレンジしたのだとか。そして、去年グランプリを取ったことで、今後コンテストの出場を希望している学生や、他の大学のミスコンに出たい人、また上智大学に入りたいと考えている高校生からもメッセージをもらったそうです。
おわりに
今回は、コンテストの観覧だけでは知り得ないファイナリストの生の声をお届けしてきました。グランプリ・準グランプリの知られざる一面が窺えたのではないでしょうか。
(ひな記者)今回3人の受賞者のお話を聞いて強く感じたことは、皆さんは限りある時間を最大限に有効活用しながら非常に血のにじむような努力をされてコンテスト本番のステージに立っていらっしゃるということ。SNSやコンテストの本番を見るだけではなかなか見えない、ファイナリストとしての活動の楽しさと大変さを教えていただき、「私も頑張ろう」と自分を奮い立たせることができました。大塚さん、ブリンクマンさん、藤原さん、貴重なお話を本当にありがとうございました!
(くるみ記者)今後ソフィアンズコンテストへ出場したいと考えている方は、ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください! この記事が今後コンテストの出場を考えている方、そして新たなチャレンジへの一歩を踏み出そうとしている皆さんの背中を少しでも押してくれるものとなりますように!
では、また次回の記事でお会いしましょう!
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