学生時代を振り返って
2023.06.28
学生時代を振り返って
2023.06.28
こんにちは! 法学部地球環境法学科のもっちーです。
この記事を書いているのは8月14日、上智大学は夏休み真っ只中です。ここ数年、もしかしたら小学校に入学してからの夏休みは、部活に課題、受験などに追われている記憶しかなかったので、久しぶりの何にも追われない夏休みに自由を噛み締めています。
ただ、この自由な夏休みに入るためには期末試験という大きな壁を乗り越えなければなりませんでした……。1年生の私にとって人生初めての大学の期末試験を経験した感想は一言でいうと「地獄だあ!」です。そんな期末試験の様子を紹介していきます!
1. 期末試験っていつから始まるの?
今年の期末試験期間は7/24~7/31でした。毎年、学期末の1週間に試験がある科目は基本的にこの期間に試験が行われ、試験期間が始まる前に授業が終わります。私が受講している法学科目で試験がある授業は全て定期試験期間に試験が行われましたが、授業によっては期末試験期間ではなく、授業の最終回などで試験を行う授業内テストを取り入れている授業もあります。試験が全て授業内テストだった他学部の友達は私よりも1週間早く夏休みが始まっていました。羨ましい……。
2. 定期試験にはいろいろなタイプがある!
これまで定期試験といえば、教室に集まって時間内に紙に答案を書く筆記試験だったと思いますが、大学では筆記試験だけではなく、オーラル試験やテストの代わりにレポートで評価をつける授業もあります。
過去に定期試験のパターンを説明してくださっている記事があるので詳しくはこちらをご覧ください。
3. 期末試験の前に忍び寄るレポートの影……
高校までの私は、定期試験の2週間くらい、いや1週間くらい前から課題をやりつつ定期試験に向けて勉強すればいいかと思っていました。
しかし、大学ではそうはいきません! 定期試験の1か月前くらい前から怒涛のレポートラッシュが待ち受けています。このレポートラッシュこそが冒頭で言った「地獄だあ!」の理由です。
7月に入るとほぼ毎週何かしらのレポートの締め切りがあり、大学では課題の提出期限を過ぎると絶対に受け取らないと明言している先生が多いため、日々「今日はレポートの締め切りないかな」と怯え、カレンダーを1日3回くらい見直すほどレポートに追われていました。
また、レポートを書くこと自体にも時間がかかるのですが、レポートを書くためには参考文献にする論文や資料を調べて読む時間も要します。レポートにも時間を割かれ、授業内テストの授業もあったため、試験期間内にある試験の勉強をする時間なんてほとんど無いにも関わらず、刻々と試験期間が迫ってくるという精神的な圧がとても大きく、「こんなん試験勉強させる気ないだろー!!」と叫んでいました。私は今学期出されたレポートの中で一番多かった字数が2,000字で、それだけでも四苦八苦していたのですが、学生記者クラブに所属している他学部の記者達の中には、A4用紙3枚以上や3,000字以上というレポートが出されている人もいて震えました。
そんなレポートラッシュの間、友達と「7月だけ意識無くして気づいたら夏休みなんてことないかなあ」とよく分からないことをずっと話していました。
あの頃の私、もう夏休み入ったよ……。自由だよ……。
4. いざ定期試験!
定期試験は授業が普段行われている時限に基本的に60分で行われます。教室は普段の授業の場所と違う場合が多いので、Loyolaでしっかり確認しましょう。
定期試験を実際に受けてみて、授業の内容をしっかり聞くことの大事さを感じました。大学の試験というと、授業で取り上げなかったような先生が好きなマニアックな事や重箱の隅をつつくような事が聞かれそうというイメージがあったのですが、実際はちゃんと授業で扱った内容から出題されていました。そのため、授業をしっかり聞いて、しっかり復習することが一番の試験対策かもしれません。
また、法学部の試験では、事前に何問か論述問題が提示され、その中から1問が試験で出題されるという形式が多かったです。「問題が事前に分かっているとか楽勝じゃん! 満点じゃん!」と思ったあなた! 私も前まではそう思っていました。しかしそうは問屋が卸しません。答案用紙に書く内容を事前に考えたとしても、ただでさえ勉強時間がない中で全てを完璧に覚えることは難しく、試験というのはよりによって一番自信がない問題が出題されるものなのです……。嘘だと思うかもしれませんが、60分は本当にあっという間です。全然書ききれません。時間って大切……。
5. 試験を実際に受けてみて、来年の1年生へのアドバイス
~持ち物について~
定期試験には学生証が必須です! 忘れた場合は臨時の学生証を発行してもらえますが、有料ですし、テスト前にバタバタすると本調子が出ない可能性もあるので忘れず持って行きましょう。また、教室には時計が置いていないことがほとんどなので、時計も絶対に持って行ったほうが良いです! 私が第二外国語で選択しているイスパニア語の試験の時に時計を忘れた友達が「心の中で、uno(1), dos(2), tres(3),……って数えればいける」と言っていましたが、結局いけなかったようなので、やはり時計を持ってくることをおすすめします(笑)。あと、氏名の記入はボールペンで書くように指示されることが多いため、ボールペンも意外と必要になります。
~テスト対策について~
これは前にも述べましたが、授業をちゃんと聞くに限ると思います。レジュメに全部書かれているように見えても、授業でしか話していないことがあったりするので、授業を聞いてちゃんとメモを残しておくと試験期間の自分が助かると思います。また、授業中に先生があまり触れなかったところや飛ばしたところは試験に出る可能性も低いと思うので、その点をメモしておくと、時間がない中で効率よく試験勉強ができると思いました。
6. 2年生の先輩からのアドバイス
学生記者クラブに所属している2年生のまうい記者とつかさ記者からアドバイスをいただいたので参考にしてみてください!
まうい記者(心理学科) 「やる気が出なくても、授業資料の見直しやレポートに役立ちそうな本など、情報収集から早めに取り掛かるとあとが楽になります!」
つかさ記者(経済学科) 「レポートの場合は、友だちと進捗を報告し合ったりするのがおすすめです!テストは自分が難しいと感じる講義内容なら、授業後の復習を欠かさずするのをおすすめします!教科書があるなら、教科書を読んで理解するのをおすすめします!」
さらにつかさ記者から経済学科1年生に向けてのアドバイスをいただいたので経済学科1年生は参考にしてみてください!
「『ミクロ経済学A』は一番大事で一番時間かけるべき。毎週勉強できればベストかも……。友達とまとまって勉強すると理解度がより深まる。
『INTRODUCTION TO ECONOMICS』は期末勉強期間にスライドを見て復習すること、ちゃんとグループの会話に参加することが大事。なお、2つの科目は経済学科1年生の必修科目です!」
以前、定期試験の対策やレポートを書くコツを書いてくださっている記事があったのでこちらもぜひご参照ください!
6. 最後に
ここまで、試験期間に溜まっていた心の叫びを色々と書いてきましたが、これが毎年2回あると思うと今から気が重いです……(笑)。
私は、試験期間中は夏休みに入ってすぐ行く予定だった青森旅行の事を考えることで現実逃避をし、旅行を楽しみに頑張ろうと奮い立たせていました。他の記者達も夏休みのことを友達と話したり、旅行のしおりを作ったりしてリフレッシュをしていたそうです。
この記事を読んでくださっている方の中には受験生の方も多いかと思いますが、受験生の皆さんも勉強に行き詰まったら、受験が終わった後の楽しみについて考えてみるのはいかがでしょうか。
2023.06.28
2023.06.28