#345 アトレ四谷35周年プロジェクトの裏側
運営メンバーに参加してみて

みなさん、こんにちは‼
12月に入り、冬の寒さが深まってきていますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は卒業論文提出前のラストスパートの期間ということで、推敲を重ねる日々です。
今回のSophia Topicsでは、私が今年参加していたとあるプロジェクトのお話しします。

私は、4月から10月にかけて、今年で開業35周年を迎えたアトレ四谷をお祝いするプロジェクトに参加しました。
アトレ四谷はJR四ツ谷駅に直結している商業施設で、上智大生もよく利用しています。
アトレは上野や恵比寿など都内で目にすることが多いですが、アトレ創業の地が実は四谷なんです……‼
1990年9月28日に開業し、それから35年にわたって四谷の街で愛され続けてきました。
アトレ四谷35周年をお祝いする企画「atré YOTSUYA 35th Anniversary はじまりは、四谷から。」は9月27日（土）～10月31日（金）の期間、開催されていました。
クリスピー・クリーム・ドーナツでは、「アトレ四谷　35周年記念ボックス」が販売されたり、カフェアントニオでは「35周年記念　シェアランチ」が期間限定で登場したりして、アトレ四谷全体で、記念の年をお祝いするキャンペーンが実施されていました。

プロジェクトに参加した経緯

春学期が始まってすぐの頃に、私はMy Sophiaでこのプロジェクトのメンバー募集のお知らせを目にしました。イベントの企画・運営が好きなため、迷うことなく、参加の申し込みをしました。
総勢20名弱の学生有志が集まり、4月から毎週月曜日のお昼休みにミーティングを行い、アトレ四谷のお祝いの年をさらに盛り上げられる企画を考えるべく、議論を重ねました。
四谷小学校や麹町中学校などと連携しながら行った「よつやの街の音楽会」というコンサート企画や、四谷の街の素敵な場所をたくさん知ることができる「四谷の街あるきデジタルスタンプラリー」など様々な企画がミーティングの中で生まれました。
本プロジェクトでは、コンサート班、スタンプラリー班というように、班ごとに企画を行っていたのですが、私は広報班に所属していました。
そのため、記事では広報班で行った事柄を中心にお話しします。

フリーペーパー制作

広報班にはSNS担当とフリーペーパー担当がおり、私はフリーペーパーの制作に携わっていました。
フリーペーパーはデジタル版と紙面版の2パターンを用意し、デジタルスタンプラリーの地図や上智大生の考えるアトレの魅力、今回のイベントの公式キャラクター「レヨン」の解説などを掲載しました。
アトレ四谷35周年イベントの開催期間中には、制作したフリーペーパーを店頭のチラシ置き場に置いていただきました。
紙面を作り、印刷をしていただき、自分たちで折り目をつけて仕上げたフリーペーパーにはどこか愛着を覚え、店頭に置かれた姿を見たときは、とても嬉しかったです。

デジタルフリーペーパーはこちらからご覧いただけます。
https://sophiatre35th09.wordpress.com/wp-content/uploads/2025/10/e382a2e38388e383ace59b9be8b0b735e591a8e5b9b4e382a4e38399e383b3e38388e38395e383aae383bce3839ae383bce38391e383bc1010.pdf

レヨン誕生秘話

次に、アトレ四谷35周年イベントのキャラクター「レヨン」の誕生の裏側について書いていきたいと思います。
このキャラクターは、主にフリーペーパーや本プロジェクトのSNSなど、私たちの広報活動の場面で活躍していました。
はじまりは、5月ごろ、これからイベントの宣伝を行っていくうえでアイコニックなキャラクターがいると良いよね、という声が上がったことでした。
キャラクターを作るにあたり、キャッチーでかわいらしいモチーフ何かないかなぁと考えていた時、以前上智学生記者クラブの記事で「上智ねこ」が紹介されていたことを思い出しました。
「上智ねこ」をイメージしたキャラクターにするのはどうでしょうか、とミーティングの際に提案してみたところ、賛同を得られたので、まず猫のキャラクターにすることが定まりました。
次に、キャラクターを作るにあたり、大切にしなければならなかった点は「上智らしさが前面に出ないようにすること」でした。
あくまでも、アトレ四谷35周年をお祝いする企画の広報担当のキャラクターだったため、上智っぽさよりもアトレ四谷や四谷の街の特色が伝わるようなデザインにする必要がありました。
四谷には迎賓館があるため、異国情緒あふれる出で立ちにしたいと考え、侯爵のようなシルクハットを身に着けた猫にしようと思いました。また、アトレ四谷のお洒落で都会的な雰囲気を演出するために、茶色とアトレのロゴの色であるえんじ色を基調に、上品なカラーリングをするなど、拘りを詰め込んでいきました。
えんじ色に関しては、上智大学のスクールカラーと似ていたので結果的に上智らしさも併せ持ったキャラクターになりました。

次にキャラクターの名前が決まった背景をお話しします。
キャラクターをデザインした後、My Sophiaにて名前の募集をしました。
その結果、50名ほどから名前をご応募いただきました。
名前の覚えやすさや呼びやすさ、キャラクターとの親和性などを考慮しながら、プロジェクトメンバーで名前を選定しました。
応募者の中には、名前を考えた理由をとても丁寧に書いてくださる方もいらっしゃいました。応募者の方々のお名前の由来を見るたびに、こんなにも時間を割いて名前を考えてくださったんだな、と心温まる気持ちになっていました。
「レヨン」に決定した理由としては、名前の由来に四谷の素敵な要素が詰まっているところが特に魅力的だったため、選ばせていいただくことになりました。

プロジェクトを終えて

約半年にわたり、アトレ四谷35周年をお祝いするプロジェクトに参加させていただきましたが、あっという間に終わりの日を迎えてしまいました。
「たくさんの方にイベントにお越しいただき、楽しんでもらいたい」
「アトレ四谷の魅力が最大限に伝わるにはどうすればいいだろう」
と、皆で同じ想いを抱きながら企画を練り上げていく過程はとても楽しかったです。
私は大学の入学式の前日にアトレ四谷に訪れていたので、新生活に胸が高鳴っていた頃の自分を思い出す初心に返れる場所でもあります。
そんな大切な場所のお祝いのプロジェクトに携わることができ、良い経験になりました。
アトレ四谷の益々のご発展をお祈り申し上げます。